【令和6年2月28日】
令和6年能登半島地震から早2カ月が経ちました。実は先日、輪島に住んでいる親戚のお見舞いに行ってきたんです。変わり果てた生まれ故郷の印象をお伝えします。是非ご覧ください。
お疲れ様です。
自衛隊卒のセラピストの岡田 凰里(おかだ おうり)です。
ブログを読んで下さって、ありがとうございます。
2月も明日で終わり。
うるう年のお陰で、一日長く今年を過ごすことができますね。
わたしの知人に、2月29日が誕生日の方がいるので、うるう年には毎年その方を思い出します(^^;
普段の誕生日は、いつにしているんでしょうね(^n^;
さて、今月のブログテーマは『奈良やべぇ!』でした。
3週に分けて、奈良の魅力をお伝えしました。
2/7 【奈良やべぇ!】世界遺産『春日大社』をご案内します♪
2/14 【奈良時代にタイムリープ!?】山の辺の道『北道』をご紹介します!
2/21 【和歌と俳句の景色を臨む】心に沁みる山の辺の道『南道』を駆ける☆
いにしえの都、奈良。
歴史の深さが、お伝えできていれば幸いです。
是非とも足を運んでみて下さい♪
さて、能登半島地震から早2カ月が経とうとしています。
未だにそのニュースを、見ない日はありません。
わたしの生まれ故郷の輪島も、壊滅的な被害を受けました。
プライベートなことで恐縮なんですが、わたしの親戚は輪島に住んでいます。
もちろん被災しました。
すぐにでも駆けつけたかったんですが…。
わたしは元自衛官です。
そして能登の特性を知っていましたので、映像からどういう状況かは想像に難くありませんでした。
一般人のわたしが、被災直後に現地に行くわけにはいきません。
災害後の1か月ほど経ち、不急不要の来訪はできないものの、親族等はその限りではないとのことでした。
そこで、一度お見舞いに行くことを決心しました。
ここで初めに、お伝えしておこうと思います。
今回のブログでは、写真は一切ありません。
現地に行ってみたんですが、とても撮る気持ちにはなれませんでした。
職業的な使命感などがない限り、とてもできないと感じました。
それほどショッキングな光景でした。
写真や映像は、メディア関係者や被災者の方にお任せしようと思います。
とめどなく綴ることを、どうかお許しください。
なお、これから綴ることは、被災後約1か月後の状況です。
今回の旅程は、新幹線で富山まで行きレンタカーを借りました。
そこから、氷見、七尾、穴水を経由して輪島に入りました。
当日中に輪島から帰ってきて、富山に一泊。
翌日、金沢に行って新幹線で東京に帰宅。
こんな感じです。
当日は朝早く出て、8時半には富山駅に着きました。
約2時間半。
新幹線内で仕事をしていたら、あっという間に着きました(^^;
さすが新幹線!
富山でレンタカーを借りたんですが、新しくてとても綺麗でした!
輪島に行くと伝えると、自ら危険な場所に行く場合には、通常の保険は適用されないとのこと。
そりゃそうですよね(^n^;
注意して運転しなきゃと、心にもシートベルトをしました。
富山駅を出発したんですが、市内はそれ程地震の影響はないように感じました。
屋根にブルーシートがかかっている家屋は、ほとんどなかったように感じました。
ただやっぱり現地の方と話すと被害はあったそうで、この一カ月である程度はか復旧したとのことでした。
氷見あたりまで来ると、道路の傷跡が目に付きました。
とりあえず、車が通れるようにだけしてある。
そんな感じでした。
高速は七尾までしか通行できず、それ以降はすべて下道で行くことになりました。
七尾まで来ると道路は傷跡ばかりで、通常のスピードでは運航できませんでした。
渋滞は渋滞なんですが、道路状況が悪くて、みんなゆっくり走っている、という感じです。
車を止めなきゃいけない、ということは数えるほどしかありませんでした。
七尾中心街から北側の道路は、本当にひどいものでした。
一か月経った時点でも、以前復旧中という感じでした。
富山駅から輪島まで、通常であれば2時間半ほどで着きますが、3時間半以上かかりました。
輪島の中心街の河井町に入って、本当に愕然としました。
パッと見た感じでは、道路以外はほぼ手つかずだったんです。
そして、思い出の街がメチャクチャになっているのを目の当たりにして、本当にショックでした。
現実なのか夢なのか、よくわからなくなりました。
親戚は体育館で避難生活です。
このブログをアップした現在も、未だに避難生活が続いています。
会って、無事を喜んで。
お見舞いを渡して。
しばらく体育館で話して。
自宅に行って、片づけを少し手伝って。
その後一緒に、街を少し歩きました。
わたしの産土神の重蔵神社は、辛うじて建っていましたが、見るからに傾いていました。
震度7にも耐えられるようにと作った神社の鳥居は、上の笠木が落ちていました。
朝市は真っ黒の焼け野原でした。
川岸の道は、地震波をかたどった様に波打っていました。
親戚は、被災後初めて街を歩いたと言っていました。
一か月経っても、現実感がないと。
体育館に戻って、また少し話して。
レンタカーの返却時間もあるので、
「ありがとう」
と言葉を交わして、3時過ぎには輪島を出ました。
道が悪い&夕暮れだと、どうしてもスピードは出せません。
だらだらと連なる車列に混じりながら、自分自身の現実に戻りました。
同じ道で帰ったんですが、帰りは5時間近くかかりました。
生まれ故郷が被災するって、こういう気持ちになるんですね。
何度も災害派遣の現場を経験していますが、こんな気持ちになったのは初めてでした。
ただただ、肩を落として、頭を下げる。
言葉では、とても言い表せません。
帰宅して東京に帰った報告をしたら、親戚から「会って話せて本当に助かった。」と電話が来ました。
被災者同士では、どうしても話せないこともあるみたいです。
親戚とはその後も電話でよく話しているんですが、2か月経った今でも、輪島の風景はまだひどい状況の様です。
想像以上に、長い道のりになりそうです。
すみません。
感傷的になってしまいましたね(^^;
申し訳ありません。
わたし自身は被災していないわけですから、普段通りに生活しなければなりませんよね(^^)
そんな訳でちょっと気分を変えて、ここからは富山と金沢でいただいた、グルメを紹介したいと思います。
ちょっと富山駅に着いた時には、20時を回っていました。
富山の飲食店は、21時に閉店が普通です。
もちろん飲み屋は違いますが(^^;
20時まわっちゃうと、極端に食事の選択肢が狭まるんですよね。
富山ではお寿司を食べて、富山ブラックラーメンを食べました。
お寿司は駅ビルの中の、「氷見きときと寿し®」さんに行きました。
「きときと」というのは富山の方言で、「新鮮な」という意味です。
本当に最高に美味しかったです!
わたしは「寿司は富山が一番おいしい」と、感じている人間なので(^n^)
ただ、ちょっとお値段が…(^^;
もし、リーズナブルに頂きたいという方は、「番やのすし」さんがおススメです。
番やのすしさんは車じゃないといけないので、ご承知ください。
【氷見きときと寿し®富山駅前店】
【番やのすし大沢野店】
富山ブラックラーメンは、「ガッツリ!えびすこ」さんでいただきました。
こちらはガッツリ系の富山ブラックラーメンです(^^;
お寿司の後にはちょっとお腹が厳しかったんですが、どうしてもブラックラーメン食べたくて(^o^;
このお店は富山では珍しく、深夜までやっているのでありがたいです。
富山ブラックラーメンは、醤油が強くてしょっぱいなんて言われたりしているみたいですが、わたしはそんな風には感じません。
ま、わたしは醤油が好きなので、そう感じるだけなのかもしれませんが…(^^;
【ガッツリ!えびすこ】
翌日、富山から金沢まで行ったんですが、新幹線が通った影響で鉄道はJRではなく、IR(第3セクター)の「あいの風とやま鉄道」になっていました。
駅ビルで、富山の地ビールを買って、電車の中で飲んじゃいました(^n^;
電車にはトイレが付いているので、安心して飲めました(^o^;
車窓から見える風景には、やっぱりぽつぽつと屋根にビニールシートをかけている家がありました。
平日の昼間の時間帯だったんですが、電車は結構混んでましね。
金沢に着いて、荷物をコインロッカーに預けて昼食です。
昼食はエキナカのにある、山盛り海鮮丼の「魚菜屋」さんでいただきました。
てんこ盛りの海鮮丼がいただけますよ♪
そのあとおんなじエキナカの2階にある、「ORIENTAL REWING」さんで石川県のクラフトビールの飲み比べ。
ビール好きにはたまりません(^o^)
【魚菜屋&ORIENTAL REWING】
エキナカでウィンドウショッピングをしたあと、繁華街の「香林坊(こうりんぼう)」にバスで向かいました。
実はJR金沢駅から繁華街までって、ちょっと離れているんです。
ただ、バスがものすごい本数走っているので、ほとんど待つことなく乗ることができます。
【香林坊】
周辺をお散歩して。
ちょっと足を伸ばして、近江市場にも行きました。
【近江市場】
お散歩した後は、「カフェラモーダ」さんで休憩しました。
落ち着いた雰囲気で、リーズナブルに一息つけます。
【カフェラモーダ】
夕食は金沢おでんの、「金劇パシオン赤玉」さんでいただきました。
同じ屋号ですぐ近くに金沢おでんのお店がありますが、わたしのおススメは金劇パシオンの赤玉さんです。
どの具も美味しいんですが、湯豆腐と茶飯はかならず頼んで下さい!
湯豆腐の出汁が最高なのと、茶飯は出汁茶漬けにしてもらえます(^^)
これが、ため息が漏れまくる程の美味しさで(^o^)b
当日は運よくすぐに座れたんですが、開店前から行列ができる店だそうです!
予約して行った方がいいかもしれません。
【金劇パシオン赤玉】
能登半島地震が起きてしばらくしてから、金沢の観光がダメージを受けているという報道が良くありました。
「過度な自粛は…」
という内容のものです。
大変な目に合っている方がいらっしゃるのに、楽しむ気分になれないということですよね。
そのお気持ち、とてもよくわかります。
わたしも同じです。
そして金沢に行くと
「悲惨な光景を、目の当たりにしてしまうかもしれない」
そんな不安もあったのかもしれません。
大丈夫です。
富山市内、金沢市内は、普段と同じ日常が流れています。
3月16日には北陸新幹線の延伸で、東京から福井県の敦賀まで行けるようになります!
まだ北陸に行ったことがないという方は、この機会に是非是非訪ねてみて下さい♪
日本海の”きときと”な海の幸が、あなたを待っています。
――――――――――
以下、来月のブログテーマのご案内です。
来月のテーマは、
『氷上回廊へのいざない』
です。
「氷上回廊って何?」
きっとそう感じますよね。
兵庫県の加古川から京都県の由良川にかけて、瀬戸内海から日本海までを抜けるのに、なんと高低差100以内で抜けるルートがあるんです。
そのルートのことを「氷上回廊」と言います。
来月のブログでは、特徴的な地形である氷上回廊上の街並みをお届けします。
是非ご覧ください。
【参考資料】
1 氷見きときと寿し®HP (「きときと寿し®」は有限会社丸長商事の登録商標です)
2 番やのすしHP
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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師。産業カウンセラー。
在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して「災害派遣の心構え」を教育をしていました。
そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。
『どんな災害も乗り越える』
その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。
このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。
自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。
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【経歴・資格など】
公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、リラクゼーションセラピスト(2級)、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)
〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕
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