自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【西武池袋線清瀬駅】国立ハンセン病資料館に行ってきました☘

令和4年12月28日

その昔は、原因不明の病だった「ハンセン病(らい病)」。罹患した患者の皆様は、差別と偏見にさらされました。現在は治療法が確立しているハンセン病の歴史を、資料館で学んできました。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


12月も残り4日

 

あっという間の一年でしたね。

 

日に日に寒くなって、朝は布団から出られなくなりました(^^;

 

布団から出られない症候群です。

 

もれなく毎年なります…(^n^;

 

そんなこんなの今日この頃です。


さて、今月のブログのテーマは

『コロナ禍を心理学で振り返る』

 

でした。

 

3回に分けて、心理学的な観点からコロナ禍を振り返りました。

・12/  7 コロナうつとダブルバインド理論

・12/14 医療従事者差別と傍観者効果

・12/21 CBRNE災害と惨事ストレス

 

ダブルバインド理論

傍観者効果

CBRNE災害

惨事ストレス

専門用語ではありますが、詳しく解説しています。

 

まだ続いているコロナ禍ですが、今年の締めくくりに一度ご覧になって、是非振り返ってくださいね(^^)

 

 

さて、今回のブログでは先日研修に行った

国立ハンセン病資料館

 

ついてお伝えします。

 

以前からあるのは知っていたんですが、なかなか行くきっかけがなくて…。

 

新型コロナウイルス感染症を振り返る上で、過去に未知の病として恐れられたハンセン病を学んでみようと思い、赴くことにしました。

 

 

国立ハンセン病資料館は東京都東村山市にあります。

 

最寄り駅は西武池袋線清瀬駅

 

駅から2キロ程ありますのでバスがおススメですが、わたしはジョギングで行きました(^^;

 

もちろん運動靴と運動着を着てですが…(^o^;

 

 


国立ハンセン病資料館は、

ハンセン病問題に対する正しい知識の普及

・啓発による偏見・差別の解消及び患者・元患者とその家族の名誉回復

 

これを目的に設立されました。

 

1993年当初は「高松宮記念ハンセン病資料館」として開館しました。

 

その後、2007年に「国立ハンセン病資料館」にリニューアルして開館しました。

 

2022年7月には、総来館者数50万人を突破しています。

 

 

ハンセン病は、およそ1400年前から日本にあった病気です。

 

昔は癩(らい)病と呼ばれていました。

 

癩菌によって引き起こされる、人から人へ移る感染症です。

 

現在の日本では、ハンセン病にかかることはほとんどなくなっており、この病気で亡くなることは稀です。

 

そして治療法も確立されていますので、早期発見・早期治療で治すことができます。

 

 

そんなハンセン病ですが、最も顕著な特徴は…。

 

 

 

『見た目が変わる』

 

 

 

これに尽きると思います。

 

病気の症状は末梢神経が侵され、目や手足に障害が起こります。

 

さらに皮膚が侵され、顔の皮膚が変形します。

 

 

この影響で見た目が変化していきます。

 

 

わたしが中学生か高校生の頃の教科書には、ハンセン病の患者がどのような見た目になるか、写真付きで載っていました。

 

 

今から30年近く前ですね。

 

 

その写真を、今でも覚えています。

 

 

Googleの画像検索でハンセン病を検索してみましたが、今はあの時見たような画像はありませんでした。

 

恐らくは差別を助長するため、掲載されていないんだと思います。

 

 

日本では1996年まで「らい予防法」で、ハンセン病(らい病)患者を隔離する政策がとられてきました。

 

法律に従って隔離することで、罹患者は療養所生活を余儀なくされました。

 

その療養所の生活を、ハンセン病資料館で研修することができます。

 

 

その生活は、筆舌に尽くしがたいものです。

 

 

是非一度、資料館を訪ねてみてください。

 

 

とはいえ、いきなり訪ねるのはハードルが高いかもしれませんので、館内を少しご紹介しますね。

 

許可を頂いて館内を撮影しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

展示資料を拝見すると、感染症への不安や恐怖というのは、今も昔も変わらないというのがよくわかります。

 

そしてそれに伴う差別や偏見が、必ず起こります。

 

とても難しい問題だなと思います。

 

12月14日にアップした「医療従事者差別と傍観者効果」で、病気に対する差別についてお伝えしました。

 

ハンセン病罹患者に対して、心理的な抵抗感が生まれてしまう気持ちもわかります。

 

逆に、差別を受けた罹患者の気持ちも、資料館を拝見して痛い程わかりました。

 

きっと学びを深めて、コミュニケーションを取ることで、お互いの気持ちを理解していくんだと思います。

 

そして一歩ずつ、歩み寄って行くんだと思います。

 

その歩みを止めないことが、肝心だと感じました。

 

 

少し話は変わりますが、この度のコロナ禍では、

感染症まん延を防ぐために、法律で行動を制限すべきだ」

 

なんて話も出ていました。

 

 

ただ…。

 

 

らい予防法という法律で、極端な行動制限を受けた罹患者の方々の現実を目の当たりにすると、単純には考えられなくなります。

 

 

コロナの感染者と濃厚接触者を法律で縛っていたら、と考えると…。

 

 

ちょっと、想像もしたくないですね。

 

法律で行動制限しなかったのは、もしかしたら過去の感染症対策が影響しているのかもしれません。

 

 

色々と感じる部分の多かった、資料館研修でした。

 

 

今では資料館の内部の映像や、回復者の語りをYoutubeで見ることができます。

 

ブログの最後にリンクをつけておきます。

 

また、ハンセン病の全体像を知りたいという方は、歴史系Youtuberの「いつかやる」さんの動画がおススメです。

 

こちらも最後にリンクをつけておきますね。

 

 

 

 

 

さて、今回学びだけで清瀬駅を訪れたかというと…。

 

いやいや(^^;

 

このわたしが、そんなに真面目なわけありません(^n^;

 

実は清瀬駅には、テレビドラマの"孤独のグルメ"に登場した

みゆき食堂」さん

 

があるんです。

 

そこに行ってみたくて(^m^)

 

昭和のにおいが漂う大衆食堂です♪

 

清瀬駅から徒歩2分。

 

駅のすぐ近くです。

 

お店についたのが、確か11時半。

 

それなのに店内はほぼ満席!!

 

ギリギリ1席空いていたので、すぐに座れました。

 

メニューはドラマの通り、とんでもない数が壁にはられています…。

 



と、迷っていたら店員の方がメニューを持って来てくれました♪

 

って、なんていうんでしょう。

 

とっても斬新なメニュー表です(^^;

 

 

 

五郎さん定食にしても良かったんですが、お肉が食べたかったので、焼肉定食にしました!

 

注文する際に、

「ケチャップを使っている、甘めの味付けですけど大丈夫ですか?」

 

と確認されたんですが、食べてみて理由がわかりました。

 

ちょっと好みがわかれる味ですね。

 

わたしは美味しかったですが、甘めの味付けが苦手な方は他のメニューがいいかもしれません。

 

もう少し店内を撮影しましたので、ご覧ください♪

 

 

 

食事をしながら店内の様子をうかがっていたんですが、みなさんの食事に目移りしちゃって、あれもこれも頼みたくなっちゃうんですよね(^^;

 

しかもみんな飲んでる!

 

食後もまぁまぁの距離をジョグる予定だったので、泣く泣く飲みませんでした…(TmT)

 

絶対次は飲みに行く!!!

 

そんな決心を固めた一日でした(^n^)

 

 

感染症の学びを通して感受性を深めることができて、昭和のアットホームな定食屋でおいしいご飯に癒される。

 

そんな嬉しい体験ができる清瀬に、是非一度足を運んでみて下さいね!

 

必ず充実した一日になりますよ(^o^)♪



 

 

以下、来月のブログのご案内です。

 

来月は新しい年の始まりですね。

 

新しいことを始めるのに、もってこいです。

 

そこで来月のテーマは、わたしが続けている食習慣

酵素玄米のススメ

 

をお伝えします。

 

 

ダイエットができて、

 

身体のデトックスができて、

 

家事が楽になる♪

 

 

そんないいことずくめの酵素玄米について、詳しくご紹介します。

 

是非ご覧ください。

 

※みゆき食堂の撮影・紹介はお店の許可を得た上で行っています。


国立ハンセン病資料館YOUTUBE

国立ハンセン病資料館紹介ムービー

・平沢保治さん講演/語り部活動

佐川修さん講演/語り部活動

 

歴史系Youtuber非株式会社いつかやる

・差別と偏見の歴史【ハンセン病】人を狂わせ続けた悪魔的感染症との戦いが凄い!感染症シリーズ#7


参考資料
1 国立ハンセン病資料館HP

 「はじめてのみなさんへ」 国立ハンセン病資料館編集発行 2022年9月

3 国立感染症研究所HP「ハンセン病とは
4 ウィキペディアHP 「ハンセン病

 

今週の体重

先週59.2㎏⇒今週58.6㎏

 

体重をアップする理由
【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

※令和6年3月15日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、内容を校正しました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。

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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。

 

引き続き感染対策をして、安心安全の社会を作っていきましょう。

 

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経歴・資格など
ラクゼーションセラピスト、公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)