自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【Withコロナ~感謝できる距離感~】疲労リスクと疲労マネジメント⑫

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★元陸自レンジャー隊員が、Withコロナの「今を生き抜く術」をお伝えします★

お疲れ様です。自衛隊卒のセラピスト、岡田 凰里(おかだ おうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

前回のブログではソーシャルディスタンスを確保すると、一抹の寂しさを感じることをお伝えしました。

 

感謝の気持ちが伝わる「ありがとうのキョリ」で、笑顔で「ありがとう」と言って少しでもその寂しさをやわらげてくださいね。

 

 

今回は「感謝できる距離感」をお伝えします。

 

 

ありがとうのキョリと何が違うの?と感じると思います。

 

そうですよね。意味としては同じですから。

 

ただどうでしょう。

 

今回使った言葉ですが、何か固くるしい印象を受けませんか?

 

そして何か距離を感じませんか?

 

 

前回はソーシャルディスタンスを確保しつつも、ありがとうが伝わる距離までは近づきましょうという話でしたが、今回は感謝できる距離まで離れましょうという話なんです。

 

    

新型コロナウイルス感染症の対策に伴い、テレワークや外出自粛で人との距離をいやおうなしに取るようにりました。

 

実は「性格の合わない人の顔を見なくなってホッとしている」という方も、いらっしゃると思うんです。

 

感謝の気持ちを伝えることは大切なことですが、現実に生活をしていると相手に感謝できることだけではありません。

 

場合によっては

この人には感謝できない・・・

 

ということもあります。

 

性格の合わない人の顔を毎日見るのって、とっても苦痛ですよね。

 

そんなことをしなくてすむようになって、今の状況はありがたいという人もいると思います。

 

もちろんずっと顔を見ないわけにはいきませんが、テレワークなどで会う回数が減れば、必然的に嫌な気持ちになる回数は減ります。

 

嫌な気持ちにならないことで、余計な疲れがなくてすむので疲労リスクは下がります。

 

気持ちはだいぶ楽になりますよね。

 

 

このように「距離感」というのは、人間の気持ちにとても影響があるんです。

 

 

人間ですから、合う合わないがあると思います。

 

そしていくらお互いを尊重するといっても、相手がその気持ちを持っていないこともあります。

 

そして自分が相手に親切にして、自分がさわやかな気分になったとしても、その親切を利用して、こちらの親切心を搾取してくる人も、現実にはいます。

 

さらには親切にしてくれた相手が、その親切に対して恩着せがましく、あとから色々と注文を付けてくることもあります。

 

条件付きの親切ですね。

 

こうなってくると相手に感謝もしにくくなりますし、親切にするのも難しくなりますよね。

 

相手とどんな距離感でお付き合いするかって、結構難しいことです。

 

皆さん、相手とどんなことを基準にして距離感を図っていますか?

 

 

そこで今回お伝えしたいのが「感謝できる距離感」なんです。

 

 

これは、

感謝できる距離まで、相手から離れる」

 

という意味です。

 

性格の合わない相手と近い距離にいると、とっても苦痛です。

 

そんなときに感謝の気持ちを持とうと思っても、なかなか難しいと思います。

 

かといって相手に感謝する点が全くないかというと、そうでもないと思うんです。

 

さすがにそれは傲慢かなと思います。

 

自分自身だって、完璧な人間ではないですから。

 

でも合わない相手の近くにいると、その人の嫌な面ばかりに目が行ってしまうものです。

 

 

ですから感謝ができる「距離感」まで、離れてみてもらいたいんです。

 

 

まずは「物理的距離」をとることをお勧めします。

 

こうするとその相手を客観的に見る余裕ができますので、冷静になれます。

 

それから

「こういう人もいるんだなぁ・・・勉強させていただいてありがとう

 

と、感じるようにしてみてください。

 

どうしても物理的距離が取れない人は「心理的距離」を取るようにしてみましょう。

 

挨拶程度の会話や、社交辞令を使ってみるといいと思います。

 

その相手とは必要最低限以上の話はしないと決めると、心理的距離をとることができます。

 

そしてその相手の前では、自分を出さないようにする。

 

こうすると、さらに心理的な距離をとることができます。

 

一時的に相手に対して、否定的な感情になることもあっていいと思います。

 

「嫌な人だな」

とか

「むかつく!」

とか

「いなくなってくれ!!」

 

など、誰でもそんな気持ちになることはあります。

 

ただ、継続的に否定的な感情を持ち続けることは、自分自身を疲労させることになります。

 

 

そして自分が否定的な感情をもっていても、相手は何とも感じてないので、自分が疲れるだけなんです。

 

 

以前ブログで「否定的な感情のワナ」をテーマにしましたが、否定的な感情は自分をどんどん傷つけ、疲労リスクを上げて身心の不調の元凶になります。

 

さらに仮に喧嘩でもしようものなら・・・とっても疲れますよね。

 

疲労をマネジメントするためにも、こういう事態は避けたいものです。

 

ですからその相手のことを「嫌な人だな・・・」と一時的に思っても、物理的距離、心理的距離をとって冷静になりましょう。

 

そして疲れを溜めないためにも

「自分とは合わない人を知れて良かった」

「勉強になってありがたいな」

 

と、肯定的な気持ちを持つようにしましょう。

 

 

こうやって、「感謝できる距離感」を基準に人間関係の距離を図って、疲れる人間関係を極力遠ざけましょう。

 

こんな風にして、自分の疲労をマネジメントしてくださいね。

 

 

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自衛隊在籍約15年。在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。

 

現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。

 

『なぜかよく眠れない』

こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りをサポートする施術を提供しています。

 

このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。

 

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【経歴・資格など】
ラクゼーションセラピスト、公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)