★元陸自レンジャー隊員が、Withコロナの「今を生き抜く術」をお伝えします★
新年あけましておめでとうございます。ブログを読んで頂いてありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、新年が始まりました。皆さんは新年をどんな風に迎えられましたか?
東京では年末年始は行政から「外出自粛」の要請が出されました。身近な人と、落ち着いた時間を過ごされた方も多かったのではないでしょうか。
そしてさらに東京では再度、緊急事態宣言が出される見通しとなっています。
現在の状況を鑑みると、先行が見えなくて、いつになったら状況が好転するんだろう・・・という何とも言えないストレスがあると思います。
こんなストレスがあると気分が晴れず、何となく疲れが溜まるという感じになりますよね。
これは誰もが一緒だと思います。
ところで皆さん、この何とも言えないストレスのことをなんというかご存知ですか?
この緊急事態宣言が発出されるような、自然災害の状況の下で体験するストレスのことを「惨事ストレス」といいます。
ウィキペディアでは「通常の対処行動規制がうまくいかないような問題や脅威(惨事: critical incident)に直面した人か、惨事の様子を見聞きした人に起こるストレス反応」と定義される、とあります。
現在、まさしく世界中が「通常の対処行動規制がうまくいかないような問題」に直面しています。世界中の皆さんが惨事ストレスに苦しんでいます。
実は惨事ストレスは一定の定義があるわけではありません。
本来は「Critical Incident Stress=非常事態ストレス」といい、悲惨な事態を経験したストレスということから、日本では東日本大震災以降「惨事ストレス」という名称が広く使われています。
そう。今年でちょうど東日本大震災から10年になります。
そんな10年の節目に、再度「惨事ストレス」という状況が日本のみならず、全世界で発生することになりました。これを思うと、言葉では言い表せない気持ちになります。
そしてこのストレスを経験する人は、これまではある程度は限定されていたのですが、今では全世界の人が同時に経験するとになりました。
わたくしは自衛官の頃はカウンセラーとしてストレス対処の教育を担当していました。そして、現在はその経験をもとに、惨事ストレスに対処するセミナーを行っております。
惨事ストレスを専門とする立場から、ブログで惨事ストレスについてつづっていこうと思います。
実は惨事ストレスは適切な対処が必要なんです。
私の経験が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
今回皆さんにお伝えしたいのは、惨事ストレスの状況のもとでは「心の問題」というのがとても大切になります。
感染対策は「物の面」は去年一年でかなり体制が整ってきていると思います。
しかし「心の面」ではいかがでしょうか。皆さん、有効な対策と言われてもなかなか思いつかないと思います。
そして状況が長期戦になるにしたがって、心の面の対策をしていかなくてはいけないと感じていると思います。
この心の面の対策は心のケアがメインではありません。
疲労をケアすることなんです。
これはすなわち、疲労のリスクを見積もり、疲労をマネジメントすることです。
それでは具体的にどのようにすればよいかは次回以降のブログで綴っていこうと思います。
惨事ストレスの状況ではありますが、今年一年「爽やかに、軽やかに、楽しそうに」過ごしていきましょう。
陸上自衛隊在籍15年。自衛隊で学んだことを、皆様にお伝えできればと思っています。
在職時は自衛官のカウンセラー(年200件以上対応)をしながら、10年ほど様々な手技療法を学んでいました。
このブログでは身体のこと、心のこと、防災のこと、そしてちょこっとだけ自衛隊のことを綴っていこうと思います。
現在は退職して、身体も心も癒すリラクゼーションセラピストをしています。身体のことや心のことで悩んでいたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。
感染対策をしながらお仕事をされている皆様に感謝致します。
ありがとうございます。
※2月2日に文章の体裁と構成を更新しました。
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【経歴・資格など】
元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、公認心理師、産業カウンセラー、予備自衛官(衛生)