自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【孤独と自粛警察】~コロナと共に⑥~

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★元陸自レンジャー隊員が、Withコロナの「今を生き抜く術」をお伝えします★

お疲れ様です。

ブログを読んで頂いてありがとうございます。
 
前回のブログでは不安と偏見をお伝えしました。偏見を持ったり差別的な発言をする人は根底に不安があります。その不安に寄り添うようなコミュニケーションを心がけてくださいね。

緊急事態宣言が延長されています。順調に感染者が減少していますね。解除までの道のりが見えてきました。

ある感染症の専門家の先生が「マスクなしの生活は2、3年後」というコメントをされていました。このマスク生活は生活は長い目で見ていかなければならないようです。

このごろマスクに関連して、ウレタンマスク警察という「自粛警察」が出現しているニュースを見ました。

どうやらウレタンマスクは不織布マスクより効果が低いということだそうです。

確かに事実としてそのような側面があるようです。ただ、専門家の先生に言わせれば使い方次第だとおっしゃっていました。

マスク警察の方が正しい部分もあるのかもしれませんが、正義感がなぜかこのような形で表現されてしまうことがります。


そこで今回は「孤独と自粛警察」をお伝えしたいと思います。


なぜ専門家でもない方が、物事の一側面だけを切り取って、自粛警察として他人に注意するんでしょうか。


自粛警察というと営業している店舗に「営業をやめろ」のような張り紙をしたり、外出自粛にも関わらず公園で遊んでいる子供を注意したり、今回のようにマスクを注意したりと、色々な方がいらっしゃるようです。


ご本人は「正しいことを言っている」「社会のためになる」と思っているのかもしれません。

確かに一つの側面として、その正しさは社会のためになる場合もあります。

実はわたし、今回のウレタンマスク警察が騒ぎになるまで、ウレタンマスクと不織布マスクの性能の差を知りませんでした。

それを知れたのは自粛警察の皆様のお陰です。ありがとうございます。

ただ、ちょっとここで皆さんに1つ質問したいんです。



「この自粛警察の人たちと友達になりたいですか?」



多分なりたい人は誰もいないと思ういます。私もなりたくありません。



自粛警察をしたら場の空気をを壊すし、相手を傷つけることもあると思います。

それでも行動に出るということは、自分の考えている正しさの方が大切なんでしょう。場の空気や相手の気持ちは関係ないんだと思います。

そんな人と接するのはできればご遠慮願いたいですよね。

ということは基本的には誰もがこういう人とは、一定の距離をおいて付き合うようになると思います。

するとどうでしょう。孤立しますよね。



自粛警察の方々はとてつもない孤独感を抱えているんだと思います。



そして孤独がゆえにコミュニケーションを求めていると思うんです。



もしかしたら「自分は間違っていないから大丈夫」という正しさで、孤独感を紛らわているのかもしれません。


ただ、残念ながらその正しさをコミュニケーションの材料にしているので、どんどん孤独になっていく・・・。

そんな悪循環にはまってしまい、もう自分ではどうにもならないのかもしれません。

そう考えると、ご本人たちはとても苦しんでいるんじゃないでしょうか。

だた、いくら苦しんでいるからといって、正しさを押し付けらたらとても嫌な気分になります。これは避けたいですよね。


それではもしマスク警察にあってしまったときの対策をお伝えしますね。


もしかしたら当たり前のことかもしれませんが、言い争いは避けてください。

それじゃ悔しい!と感じる方もいるかもしれませんが、否定的な感情を使ったコミュニケーションってとっても疲れるんです。そしてどう転んでも嫌な気分になります。

ですから真正面に受けないで、かわして横に回ってかわしてください。

どんな風に横に回るかというと、相手に対して「孤独ですよね、苦しいですよね」というスタンスを取るんです。

こうやって寄り添う気持ちを持つことで横に回るスタンスになれて、正論を正面から受けなくて済みます。

そして会釈だけしてその場を去ることをお勧めします。

去った後に「孤独で苦しいんだな」とつぶやいてみてください。正論をかわせたのを実感できると思います。

もしかしたら「ご指摘ありがとうございます。どんなマスクを使われていますか?」と聞いてみると案外親切に教えてくれたりするかもしれません。

孤独でコミュニケーションを求めている人って、話しかけられるととっても喜んで色々と話してくれるんです。

現在、普段と違う特殊なストレス「惨事ストレス」のもと生活しています。いつもと違うプラスアルファのストレスがある中で、否定的な感情に基づいてコミュニケーション
をしてしまうと・・・

いつも以上に疲れます。

そして疲労が蓄積すると病気への抵抗力が下がります。これは絶対に避けたいですよね。

こんな時は相手の根底にある感情に寄り添って、否定的な感情に基づくコミュニケーションを避けるようにしてくださいね。
 
そして惨事ストレスのもとではありますが、「爽やかに、軽やかに、楽しそうに」過ごしていきましょう。 
 
陸上自衛隊在籍15年。自衛隊で学んだことを、皆様にお伝えできればと思っています。

在職時は自衛官のカウンセラー(年200件以上対応)をしながら、10年ほど様々な手技療法を学んでいました。

このブログでは身体のこと、心のこと、防災のこと、そしてちょこっとだけ自衛隊のことを綴っていこうと思います。

現在は退職して、身体も心も癒すリラクゼーションセラピストをしています。身体のことや心のことで悩んでいたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。

感染対策をしながらお仕事をされている皆様に感謝致します。

ありがとうございます。

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【経歴・資格など】
元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、公認心理師産業カウンセラー予備自衛官(衛生)