★元陸自レンジャー隊員が、Withコロナの「今を生き抜く術」をお伝えします★
お疲れ様です。自衛隊卒のセラピスト、岡田 凰里(おかだ おうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。
前回のブログでは疲労リスクをお伝えしました。
そのリスクとは
「病気への抵抗力が落ちる」
「ストレスへの忍耐力が落ちる」
「ものごとへの集中力が落ちる」
でしたね。
そしてそのリスクのマネジメント方法を紹介しました。
前回のブログも是非ご覧くださいね。
今回は疲労と不安の関係についてお伝えします。
疲労と不安って関係があるの?と感じる方もいると思うんです。
普段の生活でそんなこと意識しないと思いますし、感じることも少ないんじゃないかと思います。
ただ、ちょっとだけ待って欲しいんです。
わたくしは陸自で最も過酷と言われる訓練「レンジャー」で、極限の疲労の中で行動することを経験しました。
その中で「不安が疲労のもとになる」ことを、嫌というほど体験しました。
みなさんも怪我や病気をきっかけに、普段は気にも留めなかったことが身体の負担になっていた!なんて気づくことがあると思います。
例えば首の怪我・・・。頸椎のヘルニアの手術をした後の人に話を伺うと、
「日常生活で、こんなにも首に負担がかかっていたなんて、少しも気にしていなかった」
とおっしゃいます。
車に乗っていて、軽くブレーキをかけるだけで、首がものすごくツラいそうなんです。
普段はそんなこと気にも留めないですよね。
その他にも痔はどうでしょうか(お食事中の方、すみません)。
排泄の一番最後を担う、肛門の病気です。
手術後の方の話を伺うと、起き上がったりかがんだり、咳やくしゃみをするだけでも患部がとってもイタイそうです・・・。
想像するだけでも恐ろしいですね。
それでは不安は・・・。
ここで、レンジャー訓練の体験談をご紹介します。
レンジャー隊員は、敵に見つからないように、普通の隊員では通れないようなところを行進します。
夜間に行進をしていると、目の前は真っ暗です。
上を見上げても真っ暗です。
地面を見ても真っ暗です。
目を開けていても閉じても変わりません。
え?そんな状況あるの?と思いますが、実際あるんです。
冗談みたいですが。
一寸先は闇なんて言ったりしますが、現実にそういうところを行進します。
足元は見えませんので、足の感覚だけで地面の状況を確認します。
穴があるかもしれません。
腐った木の上を歩いているかもしれません。
どうやって進むの?ですよね。
はい、コンパスの針が指す方位だけをもとに進んでいきます。
一歩一歩に緊張が走ります。
もちろん不安です。
さらに超重量物(荷物ではなく、任務に使うエトセトラ的なグッズなので、「重量物」と表現します)を背負っていますので、立っているだけで疲労が蓄積していきます。
転んでしまったら普通に起き上がることすら困難です。
本当にこれを背負って目的地までいけるのかな・・・と思わず考えてしまうんです。
そう、先行が見えなくて不安なんです。
こんな状況では、「不安」が疲労に直結しているなと、ダイレクトに感じるんです。
不安のある時の疲労感と、不安がない時の疲労感は全く違うものなんです。
みなさんも何となく感じていませんか?
コロナウイルスの感染が拡大し、そして今、再度感染が拡大し始めてから、
「なんとなく疲れるな」
「ストレスが溜まるな」
と感じることが多くありませんか?
まさにこれ、「不安」が影響しています。
いつになったら落ち着くんだろう…
という「先行の見えない不安」は身体にも心にもとても負担がかかり、疲労が蓄積していきます。
こんな時にこの「不安」を減らすことで、疲労リスクを軽減することができます。
その不安を減らす方法とは・・・
実は「ありがとう」と言葉に出して伝えることなんです。
当たり前のことに感謝の気持ちを表すことって、あんまりないなと思いませんか?
でも、今はWithコロナの時代の始まりです。
今まで当たり前だったことが、すごくありがたいことだったと感じると思います。
こんな時に不安が募る今だからこそ、改めて「ありがとう」という感謝の言葉を口に出すようにしてみましょう。
実はこの感謝の言葉「ありがとう」、言えば言うほど不安な気持ちがどんどん消えていきます。
簡単な場面でいいんです。
買い物に行ってお会計が終わったら
「ありがとうございます」
職場で当たり前のいつもの仕事をしてもらったときに
「ありがとう」
食事を作ってくれた家族に
「ありがとう」
こうやって、当たり前のちょっとしたことに「ありがとう」と言って、不安な気持ちをどんどん減らして、疲労が溜まりにくいようマネジメントしてくださいね。
お互いに感謝の気持ちを言葉にして、この事態を乗り越えていきましょう。
もし、言葉にする気力がわかない・・・という方、そんなこともあると思うんです。
いつでもお気軽にご相談ください。
きっと疲れが溜まりきっているんです。
必ずお役に立てると思います。
次回のブログは【Withコロナ~お腹に優しい甘酒を飲もう~】をお伝えします。
米麹で作った甘酒(ノンアルコール)を飲んだことはありますか?
米麹で作った甘酒は、ノンアルコールで疲れたお腹にとっても優しいんです。実は江戸時代、夏バテ予防に幕府が作るのを奨励していたくらいなんです!是非次回もご覧くださいね♪
自衛隊在籍約15年。在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。
現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。
『なぜかよく眠れない』
こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りをサポートする施術を提供しています。
このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。
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リラクゼーションセラピスト、公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)