★元陸自レンジャー隊員が、Withコロナの「今を生き抜く術」をお伝えします★
お疲れ様です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。
前回のブログでは備えあれば憂いなしをお伝えしました。いざというときの準備をしておくと、不安に巻き込まれずに行動できます。東日本大震災からちょうど10年、この機会をきっかけに、災害の備えをしっかりとしておきましょう。
新型コロナウイルス感染症のワクチンの摂取が始まりました。医療従事者などから優先的に接種が開始され、逐次全国民が接種可能になるということです。
感染対策をする上でワクチンはとても重要な一打になりそうです。
ところでみなさん。普段の生活を送りながら気持ち1つでウイルスへの感染対策ができるとしたらいかがでしょうか?
そこで今回は「ポジティブ感情と感染対策」をお伝えします。
心理学の世界の中で「ポジティブ心理学」というものがあります。米国心理学会会長であったマーティン・E・P・セリグマン博士によって発議、創設されました。
ポジティブ心理学の定義はあるのですが、私なりには「幸せに生きるための心理学」と捉えています。そして、その要素の一つとしてポジティブ感情を持つことが大切だとされています。
直感的に考えるとどうでしょうか。私はポジティブ感情を持っていた方が幸せだと感じます。ネガティブ感情でいるよりは間違いなくいいと思います。
自分の感情をポジティブ寄りにしておくと心地よく普段の生活を送れそうですよね。
さらにこのポジティブ感情が、実はウイルスへの感染対策にもなるという実験結果があるんです。
これはカーネギー・メロン大学心理学部、シェルドン・コーエン教授による実験です。シェルドン教授は、ボランテイアの実験参加者たちを実際に既知量のライノウイルス(風邪を引き起こすウイルス)に感染さる実験を行いました。
念のため付け加えておきますが、この実験は大学の治験審査委員会の承認をしっかりと得て行った実験だそうです。
この実験から、ポジティブ感情度の高い人の方が風邪にかかりにくかったという結果を得ています。
さらに同じ実験をインフルエンザウイルスでも行っています。結果はライノウイルスと同様、ポジティブ感情度の高い人の方がインフルエンザにかかりにくかったという結果を得ています。
ところでそもそもの話になるのですが、この実験をやる以前に、ポジテイブ感情度の高い人は、風邪にかかりにくかったそうです。
こういった実験を実際にやるのは倫理上の問題もあるので、新型コロナウイルス感染症で同じ実験をするのは難しいと思います。
ただ、この実験結果からポジティブ感情を持つことは新型コロナウイルス感染のリスクを下げる効果が期待できそうです。
そして少なくともポジティブ感情を持っていることはライノウイルス(風邪)やインフルエンザウイルスにかかりにくいということだけでも、健康管理上は有意義ではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の流行は今日明日で収まるものではありません。感染リスクのある日常を過ごす中ではどうしても不安が募ってしまいます。
ただそんなときに自分の感情が「不安」というネガティブ感情に偏ってしまうと、気分が落ち込みます。そしてそんな不安の中で日常を送るのはとても疲れますよね。
そして不安というのは人から人へとうつりますので、周りの人も不安に陥れてしまいます。こうなると自分も周りも精神的にどんどん疲れていきます。これは悪循環ですよね。
人間ですから一時的にネガティブ感情に傾くことはあるかもしれません。ネガティブな感情を持たない人なんていません。
もしネガティブな感情を持ったとしても、それに引きずられてはいけません。良いことに目を向けて、気持ちを切り替えてポジティブな感情を持つようにしましょう。
こうやって疲労リスクも感染リスクも下げて、気持ちよく日常を送っていきましょうね。
陸上自衛隊在籍15年。自衛隊で学んだことを、皆様にお伝えできればと思っています。
在職時は自衛官のカウンセラー(年200件以上対応)をしながら、10年ほど様々な手技療法を学んでいました。
このブログでは身体のこと、心のこと、防災のこと、そしてちょこっとだけ自衛隊のことを綴っていこうと思います。
現在は退職して、身体も心も癒すリラクゼーションセラピストをしています。身体のことや心のことで悩んでいたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。
感染対策をしながらお仕事をされている皆様に感謝致します。
ありがとうございます。
※参考文献 ポジティブ心理学の挑戦”幸福から持続的幸福”へ マーティン・セリグマン著 発行日 2014年10月30日 第1刷
【前回のブログはコチラ】
sukkirioasis.hatenablog.com
【ホームページ】
https://www.sukkirioasis.com/
【経歴・資格など】
元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、公認心理師、産業カウンセラー、予備自衛官(衛生)