お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。
ブログを読んで頂いてありがとうございます。
新型コロナウィルスの新規感染者数が3000名を切りました。
そして9月いっぱいで、緊急事態宣言の解除が検討されています。
長いトンネルですが、仮にトンネルを抜けたとしても、マスク、うがい、手洗いは継続していく生活が続きそうです。
淡々と、当たり前のこととして続けていきましょう。
今月は防災月間ということで、防災についてお伝えしています。
前回のブログでは避難生活の実際をお伝えしました。自宅避難が基本となりますので、普段の生活の延長で備蓄をしておいてくださいね。
「3日分」がポイントでしたね。なぜ3日か知りたい方は前回のブログをご覧いただければと思います。
今回は帰宅抑制についてお伝えしたいと思います。
今回のブログは特に都市部で働いている、または都市部をまたいで通勤されている方が対象となると思います。
まずは帰宅抑制について説明しますね。
帰宅抑制とは「首都直下地震など大規模災害が発生した際、救助活動に支障をきたすことを防ぐため、そして被災者が帰宅中に二次災害に遭うことを防ぐために、帰宅をせずむやみに動かず、安全な場所にとどまるように促すもの」です。
外出先で被災しても、自分自身が無事だった場合には帰宅を考えると思います。
しかし大規模災害が発生した際、公共交通機関は運行を停止します。
こんな時に一斉に各人が徒歩で帰宅しようとすると、道路が帰宅者であふれてしまい、救助活動が妨げられてしまいます。
それを防ぐために事業者が従業員に対して、帰宅を抑制する努力義務が課せられているものです。
また、外出中の各人に対しても、一時滞在施設に留まるよう促されるものです。
前回のブログ でお伝えしましたが、人命救助には72時間の壁があります。
その間は人命救助活動を最優先します。
警察、消防、自衛隊等の緊急車両の通行や、救助活動を妨げるわけにはいきません。
ですので、その活動を最優先するためにも、そして帰宅による二次災害を防ぐためにもその場所にとどまってください、というのが帰宅抑制です。
つまり大規模災害が発生した際には、帰りたくても帰れない、帰れそうでも帰れないという状況が発生するわけです。
帰りたくても帰れない、帰れそうでも帰れないというのは、とてももどかしいものです。
そして仮に、お子さんのいらっしゃる方の場合はどうでしょう。
自宅に子供だけしかいないというときに発災した場合には、そのもどかしさは頂点になるのではないでしょうか。
不安、焦り、疲労が自分自身を襲ってきます。
自分だけのことであれば「何とかするしかないか」で済むかもしれません。
しかし自分の家族のこと、特にお子さんのこととなると、とてもじゃないですがそんな風には思えませんよね。
こんな時に最低限の準備が自宅になかったら・・・。
想像するだけでゾッとしますね。
ただ、防災の準備ってどうしても億劫になってしまうと思うんです。
ですから実際にどのくらいの方が防災対策をしているか、気になりませんか?
ここで(株)クロス・マーケティング社が行った調査をご紹介したいと思います。
全国20歳~69歳の男女を対象とした「防災意識・対策に関する調査(2021年)」の結果です。
防災対策が必要と感じている方は約9割で、実際に対策を行っている方は全体の5割になります。
これを多いと感じるか少ないと感じるかは、人それぞれだと思います。
ただ、やっている人はやっているんですよね。
クロス・マーケティング社の調査をご覧になりたい方はこちらから。
防災意識・対策に関する調査(2021年) www.cross-m.co.jp
そして最後に。
毎回お伝えしてしまい大変恐縮ではありますが、自治体の防災の手引きを確認してもらいたいんです。
ブログ冒頭に、「今回紹介した帰宅抑制は、都市部で働いていらっしゃる、または都市部をまたいで通勤されている方が対象となると思います」とお伝えしました。
これは帰宅抑制が必要な地域と、そうでない地域があるということです。
都市の規模によって対策は違いますからね。
帰宅抑制は条例で定めていますので、自治体がどのような条例を定めているか確認していただきたいんです。
ちなみに私の住んでる東京都は条例を定めています。
また首都圏の九都県市(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市)は九都県市首脳会議があり、その中に防災危機管理対策委員会が設置されています。
委員会のHPに「一斉帰宅抑制の基本方針」が掲載されていますので、九都県市にお住まいの方、働いている方、跨いで通勤している方はご一読いただいてもいいかもしれません。
一斉帰宅抑制の基本的方針⇩
http://www.9tokenshi-bousai.jp/comehome/document/comehome_isseikitaku.pdf
九都県市首脳会議・防災危機管理対策委員会HP⇩
ただ、わたしがお勧めしているのは、あくまで各自治体(市町村単位)の出している防災の手引きです。それを基本にしてほかの情報も見るようにしてくださいね。
今月は防災についてお伝えしています。
逃げなければいけないときは、突然来ます。
準備がないと身体にも心にもとても負担がかかります。
さらに準備がなかった場合には、必ず後悔します。
もし、そのことに対して罪悪感を感じるような状況が発生してしまうと・・・。
その罪悪感をぬぐうことはできないんです。
自分自身、そして周りの大切な方のためにも、是非この機会に自治体の出している防災の手引きを開いてみてくださいね。
そして安心の防災をしていきましょう。
自衛隊在籍15年。在職時は自衛官のカウンセラー(年200件以上対応)をしながら、チネイザンのインストラクターを務めながら、様々な手技療法(約10年間)を学んできました。
現在は卒業して、身体も心も癒す施術をするセラピスト。
深いリラックスと疲労回復にフォーカスした施術を提供しています。
このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。
セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。
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【経歴・資格など】
リラクゼーションセラピスト、公認心理師、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(心理)