【令和4年5月4日】
赤ちゃんのトリートメントを通して子育てが楽になる、そんな新しいベビーマッサージをご提案します。まずはその第一歩の「キス」の方法や効果についてご説明します♪ 是非ご覧ください。
お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。
5月に入りました。
どのようなGWをお過ごしですか?
有給などを取って10連休の方もいらっしゃれば、お仕事の方もいらっしゃいますよね。
新型コロナウイルスは減少傾向にありますが、感染対策は継続して、それぞれの過ごし方を、満喫していただければと思います。
さて、今月のブログは『ベビーマッサージ』がテーマです。
スッキリオアシスでは、これまで乳児に接してきた経験をもとに、新しい形のベビーマッサージのご提案をしています。
"ベビーマッサージは赤ちゃんのために行うもの"
誰もがそう考えていると思います。
おっしゃる通りです。
名前の通り、赤ちゃんのケアのために行うものですからね。
もちろんそういった考え方もあるんですが、スッキリオアシスではちょっと変わった観点からベビーマッサージを捉えています。
ベビーマッサージをしながら、
●赤ちゃんとのコミュニケーションがスムーズになって、
●産後の身体のケアとダイエットができて、
●毎日のお世話が楽になる。
こんな方法をご提案しています。
その方法の名前は
「Treatment with BABY(トリートメントウィズベイビー)」
です。
実はトリートメントウィズベイビーで、「トリートメント」する対象は、"保護者の方"なんです。
赤ちゃんと一緒になって、
『保護者の方をトリートメントする』
これがTreatment with BABYです。
子育てって、とっても大変だと思うんです。
お乳やミルクを上げたり、おしめを替えたり、寝かしつけたり…。
これだけでも、十分大変だと思います。
そして、お世話も自体も大変だと思うんですが
「コミュニケーションが取れない」
これが大変さに、拍車をかけます。
赤ちゃんは喋れませんから、当然ですよね。
こうなると普段のお世話だけでも大変なのに、プラスしてベビーマッサージをやろうと思うと…
保護者の方にとっては、プラスアルファの負担になると思うんです。
普段のお世話でさえ大変なのに、赤ちゃんのためにさらに何かをするとなると、ちょっとおススメしにくくなります。
確かに赤ちゃんにプラスアルファのケアをしてあげることは、愛情の表れですので、いいことだと思います。
ただそれよりも、保護者の方が健やかな状態であることが、子育てにおいて重要だと感じることが多かったんです。
なぜなら自分自身がツラい状態でお世話をすると、どうしても赤ちゃんに否定的な感情を向けてしまうからです。
そこで今月は、
『保護者の方自身が健やかになって、赤ちゃんとのコミュニケーションがスムーズになって、日々のお世話が楽になる』
こんな方法を、ご紹介していこうと思います。
今回のブログでは、その基本中の基本である「キス」についてお伝えします。
1 赤ちゃんを迎えて
2 愛情を「感謝」で表現する
3 タッチで気持ちを伝える
4 キスの3つの役割と注意点
*キスの役割
(1) 愛情表現
(2) コミュニケーション
(3) 体調管理
*キスの注意点
「お口にはしない」
5 まとめと次回のテーマ
それでは、始めていきますね。
1 赤ちゃんを迎えて
奥様が妊娠されて、約10カ月間、ご夫婦共々どのように過ごされましたか?
喜び、不安、ワクワク、出産後の準備。
そして奥様の体調の変化など…
様々な体験をされたと思います。
出産は、無事に終えられましたか?
本当におめでとうございます。
新しい家族を迎えて、新たな生活が始まりますね。
特に奥様は、出産後の体調の変化とともに、母乳を与えるという、新たな役目もでてきますよね。
少しずつ新しい生活に慣れていただければと思います。
もちろん大変なこともあるでしょうが、それ以上に喜びもあると思います。
赤ちゃんは、愛おしくてたまらないですよね。
どれだけ見つめていても、全く飽きませんよね。
言葉は通じないのに、なんでこんな気持ちになるんでしょうね。
それではそんな赤ちゃんに、どんな方法で愛情を伝えていけばいいのでしょうか。
2 愛情を「感謝」で伝える
赤ちゃんに愛情を伝えるには、どのような方法があるか具体的に上げてみると…
抱っこしてあげる
かわいいお洋服を着せてあげる
そして母乳やミルクをあげる
こんな方法があると思います。
そしてオシメを変えたり、暑さ寒さにさらされないようにするのも、愛情表現の方法と言えるかもしれませんね。
それ以外にも、どうやって赤ちゃんに愛情を伝えようかと、いろいろと考える方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、ご自身のお子様なので、気のすむまで愛情を伝えていただければと思うのですが…。
「あれをしてあげなきゃ」
「これをしてあげなきゃ」
「あれもしてあげたい」
「これもしてあげたい」
こんな風になってしまうと、ちょっと大変だと思うんです。
そして実はその愛情を受ける側も、大変だったり…(^^;
少し想像してもらいたいんですが、付き合いたてのカップルって、イチャイチャすると思うんです。
お互いに
「愛してるよ」
なんて、言葉を交わしたりすると思います。
ただ時間が経つにつれて、そんな言葉は交わさなくなりますよね。
え?
いつも愛してるって言ってほしい?
うーん、そんなあなたは、ちょっと変わってるかもしれませんねぇ…(^.^;
常に愛してるという表現をされると、
「重いな…」
「うっとおしいな…」
場合によっては、「しんどいな…」
こんな風に感じるんじゃないでしょうか。
そしておそらく経験のある方も、いらっしゃると思うんですが…
愛情って意外とすれ違うことがありますよね(^n^;
そうすると、
「なんでわかってくれないんだ!」
こんな風になってしまいます。
もしかしたら赤ちゃんはそんなことない、と思われるかもしれません。
いやいや、赤ちゃんとコミュニケーションを取れるようになると、だんだんとわかるようになってきます。
赤ちゃんも人間ですから。
それじゃ、どうすればいいの?
そう感じるかもしれません。
そんなときには、愛情を「感謝」で伝えてることをおススメしています。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
「自分を幸せな気持ちにしてくれて、ありがとう」
「元気に母乳やミルクを飲んでくれて、ありがとう」
こんな風にして、感謝の気持ちで愛情を表現してみてはいかがでしょうか。
感謝はよっぽどのことがない限り、すれ違うことはないと思うんです。
日々の生活の中で、いろいろとお世話をしてあげると思いますが、
「自分を親にしてくれて、ありがとう」
こんな気持ちで微笑みながら、感謝で愛情を表現するといいかもしれません。
なかなか泣き止まなくても
「元気に生まれてきてくれて、ありがとう」
こんな気持ちで、笑顔であやしてあげてみてはいかがでしょうか。
それでは、この感謝の愛情表現を使いながら、具体的にどのようにしてコミュニケーションを取っていけばいいのでしょうか。
3 タッチで気持ちを伝える
その具体的な方法は「タッチ」です。
つまり赤ちゃんに触れることで、コミュニケーションを取っていきます。
具体的にどのようなことなのか、説明していきますね。
心理学には発達理論というものがあります。
子供がどのように発達(成長)していくかという理論ですね。
その中に、ピアジェの認知発達論というものがあります。
これは子供の認知や思考様式の変化に注目して、子供の発達を4段階に分けたものです。
生後すぐの0歳から2歳までは感覚運動期と言われ、言語を使えないため身体感覚と運動を用いて、世界の理解が始まるとされています。
つまり、赤ちゃんは「身体感覚」と「運動」使って、外界とコミュニケーションを取っているわけです。
そこで身体感覚を育んでいくために、「タッチ」が必要になってくるんです。
これには赤ちゃんに触れている時間が多いことが、とても重要です。
ですので可能な範囲で構いませんので、赤ちゃんと触れている時間を作るようにしてください。
ソファーの上であぐらをかいて、赤ちゃんを抱きながらテレビを見る。
こんな感じで構いません。
極力この時間を、増やすようにしてください。
何気ないことかもしれませんが、身体感覚でメッセージをやり取りする赤ちゃんにとっては、これがコミュニケーションなんです。
「保護者の方に、直接触れている」
これが、コミュニケーションになるんです。
そしてこうしていると、なぜか自然と赤ちゃんからの視線が気になってきます。
それを感じたら、赤ちゃんとのコミュニケーションが進んだ証拠です。
そして、感謝のコミュニケーションを、どのようなタッチで行っていくか…。
まずは「キス」から始めていくのを、おススメしています。
"おでこ"にキスをして、たくさん話しかけてみましょう。
4 キスの3つ役割と注意点
「タッチ」と表現すると、手を使って触れるイメージがあるかもしれません。
もちろん、手を使ってのコミュニケーション方法も、今月のブログでご紹介します。
ただそれよりも、まずは"おでこにキス"から始めて下さい。
キスをして話しかけても、初めは一方通行に感じるかもしれません。
大丈夫です。
赤ちゃんは身体感覚を通じて、外界とコミュニケーションを取っています。
その愛情たっぷりのキスは、必ず伝わっています。
「ありがとう」とつぶやきながら、おでこにキスをしてください。
実はこの、"キス"を"おでこに"というのがポイントなんです。
そこでキスの3つの役割と、注意点について説明しますね。
*キスの役割
(1) 愛情表現
(2) コミュニケーション
(3) 体調管理
*キスの注意点
「お口にはしない」
それでは、ひとつづつ説明していきますね。
まずはキスは、万国共通の愛情表現であることが第一です。
えー。
これは説明はいりませんよね(^^;
誰もが直感的にそう感じると思いますので。
ありがとうとつぶやきながら、好きなだけキスを"おでこに"してあげてくださいね♪
次にくちびるという感覚器官に、注目してもらいたいんです。
「ペンフィールドの脳地図」をご存じでしょうか。
人間の身体のさまざまな部位の機能が、大脳にどの程度対応しているかを表す脳地図になります。
このような感じですね。
各部位の大小が、大脳に対応している範囲の広さを表現しています。
イラストをみると、くちびるの大きさが大きいですよね。
実はくちびるは、大脳の広範囲に対応している、トップクラスの器官なんです。
これはくちびるが、感覚的に優れていることを示しています。
ですので、喋れない赤ちゃんと"感覚的に"コミュニケーションをとるためには、キスが最もお手軽な方法なんです。
おでこにキスをすることで、赤ちゃんは「愛されている」と直感的に感じます。
その安心感で、情緒は安定します。
情緒が安定すれば、保護者の方もお世話が楽になります。
そんなコミュニケーションを、"おでこにキス"でやってみて下さいね。
先ほど、「くちびるは感覚的に優れている」とお伝えしました。
これは赤ちゃんの体調の変化を、素早く察知する上でも役に立ちます。
赤ちゃんが、自身の体調の異常を伝えるための手段の一つに、熱があります。
体調に異常があった場合には、熱を出して保護者の方に異常を伝えます。
これを感知するのに、一番手っ取り早い方法が"おでこにキス"なんです。
くちびるは、温度感知に関しても優れた器官です
身体の内側と外側の境目であることを考えると、当前かもしれません。
そんなくちびるで、赤ちゃんのおでこにいつもキスをするようにしていると、体温の変化があった際に、必ず気づくことができます。
もちろん毎日体温計で測ってもいいと思いますが、ちょっと大変ですよね。
そんな時に、毎日おでこにキスをしていると、必ず変化に気づきます。
変化を感じた時には、体温を測ってみて下さい。
新型コロナウイルスのような感染症が流行している時期ですので、熱があるようならば、すぐにお医者さんに行ってくださいね。
ちなみに赤ちゃんの平熱は37℃前後。
37.5℃以上は発熱とされています。
そして38℃以上のときには、早めの受診が推奨されています。
ご自身で判断がつかない場合には、小児救急電話相談に電話してみて下さい。
『#8000』
に電話をすると、小児科医師や看護婦さんに相談できます。
24時間利用できて、携帯電話からもかけられますので、安心です。
そしてキスをする上で、1つだけ注意点があります。
それは「お口にはしない」ということです。
きっと、
「キスを口にしたくなる」
という方もいらっしゃると思います。
そのお気持ちは、本当によくわかります。
ただ、あまりおススメはできません。
赤ちゃんに、虫歯菌が移ってしまうそうです。
まぁそれでも、かわいくてかわいくて、したくなっちゃいますけどね(^^;
赤ちゃんの将来の歯の健康のためには、我慢した方がよさそうです。
こればっかりは、仕方ありませんね。
その分、いっぱい"おでこに"してあげてくださいね(^^)b
是非是非『おでこにキス』を、毎日の習慣にしていただければと思います。
5 まとめと次回のテーマ
今回のブログでは、赤ちゃんとのコミュニケーションの基本「キス」についてお伝えしました。
愛情表現はもちろん、コミュニケーション、そして体調管理にも最適な「おでこにキス」
是非たくさんしてあげてください。
きっと、小さいうちしかできないでしょうから(^m^;
次回のブログでは、赤ちゃんと一緒に、産後のケアとダイエットをする方法をお伝えします。
是非ご覧ください。
さて、最後になりましたが、今週の体重計です
先週58.6㎏⇒58.7㎏
えーっと…
今週は大盛こってりラーメンを食べて、さらに飲みにも行っちゃいました。
しかも飲んだ後自宅で、卵かけごはん&味噌汁&にゅう麺を…
いや、飲み屋では炭水化物は食べませんでしたよ!
軽く一杯やりたかっただけなんで!!
卵かけごはんも、酵素玄米でやりましたから!!!
・・・。
食べたくなっちゃったんで…(^.^;
食欲も満たされ、感謝しかありませんでした。
こんな日々です。
「ありがとう」とつぶやきながら、感謝の食事を続けていきましょう。
【体重をアップする理由】
【頑張らないダイエット】 今日から始める食事のマインドセット
※参考文献
1 心理臨床大事典〔改訂版〕氏原寛 共著 培風館 2013年
2 人体の構造と機能 第4版 エイレン N マリーブ 著 医学書院 2015年
3 言語と大脳 W.penfield,L.Roberts 著/上村忠雄、前田利男 訳 誠信書房 1965年
4 脳のひみつにせまる本 ①脳研究の歴史 川島隆太監修 ミネルヴァ書房 2015年
※参考資料
mamari HP(ママリ|ママの一歩を支える情報サイト)
赤ちゃんはキスが原因で虫歯になるって本当?予防法や対策法まとめ [ママリ]
※令和6年2月25日にブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。
陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。
在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。
現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。
『いくら寝ても疲れが取れない』
こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りと疲労回復をサポートする施術でお応えしています。
このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。
セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。
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