自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【熱中症と夏バテを未然に防ぐ!】暑い夏の水分の取り方

令和5年8月2日

熱中症対策によく言われる「こまめな水分補給」。皆さん、どんな風に飲み込んでいますか?実は一番大切なのは、『飲み込み方』なんです!その方法とポイントをお伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒のセラピストの岡田 凰里(おかだ おうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

さて、今月のブログのテーマは

『ぷらっと伊豆大島

 

です。

 

ただ、今週だけテーマからは外れますが

熱中症と夏バテ予防」

 

について伝えさせてください。

 

 

全国各地で猛暑日が続いています。

 

連日熱中症になってしまった方のニュースを拝見して、今この時に熱中症と夏バテ予防についてお伝えしておかないと…、と感じた次第です。

 

先月の26日には8回目の猛暑日を観測し、7月の猛暑日最多記録を更新しています。

 

そして本当に残念なことですが、先日13歳の女子中学生が熱中症の疑いで亡くなりました。

 

熱中症の対策は、命の危険から身を守るためのものと言えます。

 

 

そこで今回のブログでは、熱中症の予防のために必ず言われる

「こまめな水分補給」

 

その水分補給のポイントをお伝えします。

 

陸自で最も過酷と言われるレンジャー訓練を修了し、自衛隊の上級体育指導官だからこと、伝えられることがあります。

 

上手に水分補給をして、熱中症はもちろん夏バテも予防して、暑い夏を乗り切っていきましょう。

 

今週のブログ内容は以下の通りです。

1 水分は『飲み込み方』が重要!

2 スポドリよりも"麦茶"

3 糖分よりも”塩分”を補給する

4 飲む点滴「甘酒」のススメ

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 水分は『飲み込み方』が重要!

結論からお伝えします。

 

猛暑の際に水分補給する時には、水分をガブガブゴクゴク飲んではいけません。

 

水分をおちょこ一杯分くらい口に入れて、すぐに飲み込まないで口に含みます。

 

歯や歯茎を水分で湿らせるように、舌で口の中に全体に水分を移動させてた後に、ゆっくりと飲み込んでください。

 

このように飲み込むことで、「のどの渇き」を潤すことができます。

 

 

水分補給は、飲み込み方が重要なんです。

 

 

熱中症の危険性は、この時期になると何度もメディアで流れますよね。

『こまめな水分補給をしましょう』

 

なんて、きっと口酸っぱく言われていると思います。

 

ただ、

「どのように飲み込むか」

 

これについて言及されることは、ほぼないと言っていいでしょう。

 

冒頭にお伝えした飲み込み方は、陸自で最も過酷と言われるレンジャー訓練の際に、わたしが使っていた方法です。

 

 

わたしがレンジャー訓練で山地行進したのは夏・・・。

 

 

訓練では厳正な管理のもと必要最小限の水分補給に統制されているので、自由に水分をとることはできません。

 

こんなときってどうしても効率よく、喉の渇きを潤したいものなんです。

 

自由に水分が取れないというのは、とてもツラいことです。

 

私も含め仲間たちは、喉の渇きにとても苦しみました・・・。

 

うーん、思い出すだけでも結構きついですね(笑)

 

ですから、この渇きをどこで感じているかというのを、身をもって経験ました。

 

暑くてのどが渇くのは、当たり前です。

 

ただ、乾いているのは『”口”と"喉"』なんです。

 

暑くてのどが渇くからと言って、ガブ飲みしてしまうと、あっという間に水分は口と喉を通り過ぎてしまいます。

 

そして冷たい飲み物をゴクゴク飲むと、内臓が冷やされ過ぎて夏バテになってしまいます。

 

そうならないためにも、水分は一度口に含ませて、その冷たさを口で感じてから飲み込むようにしてください。

 

こうすると必要以上に水分を取る必要が無くなり、しっかりと水分補給できると共に、のどの渇きも潤います。

 

ちなみに夏バテって、過剰に水分を取ってしまったときに起きやすいんですよね。

 

もしゴクゴク飲みたい方は、帰宅後のリラックスタイムがおススメですよ♪

 

暑いところでガブ飲みしてしまうと、勢いで必要以上に飲んでしまいますから(^^;

 

 

2 スポドリよりも"麦茶"

そして水分補給には、麦茶などのノンカフェインのお茶がおススメです。

 

なぜなら、ミネラルを含んだ水分がとれるからです。

 

わたしは夏は、麦茶とルイボスティーの両方を常備しています。

 

そして水分補給の際は、前項の通りおちょこくらいの量を口に含んで、口全体を湿らせてから飲み込むようにしています。

 

 

この時期になるとよく
「学校に、スポーツドリンクを持って行ってはダメなのか」

 

なんてニュースをよく拝見します。

 

いろいろな事情があるようですが、わたしはスポドリはおススメしません

 

糖分の含まれている飲み物は、飲めば飲むほど飲みたくなってしまうんですよね。

 

こうなると必要以上の水分と共に、血糖値が上がり過ぎて、夏バテはもちろん、糖尿病の原因にもなってしまいます。

 

 

 

子供はまだそういった欲求を、自分ではコントロールしにくいものです。

 

 

 

この猛暑の中では、大人ですら難しいと思います。

 

 

 

身体に負担をかけないためにも、そして病気にならないためにも、日中はノンカフェインのお茶にしておいた方がいいでしょう。

 

 

 

清涼飲料水はあくまで嗜好品

 

 

 

大人で言えば、帰ってきてビールを一杯!という風に、ご褒美的に飲むものと考えておいた方がいいかもしれません。

 

家に帰ればご褒美が待ってると思えば、日中に飲む甘い飲み物も、案外我慢できますよ(^^)

 

 

3 糖分よりも”塩分”を補給する

糖分は普段の食事などで、十分補給できます。

 

ただ塩分やミネラルは、汗でどうしても流れ出てしまいます。

 

ですので猛暑の際には、糖分よりも塩分を補給するようにしましょう。

 

 

実は陸上自衛隊では、夏の訓練用に「乾燥梅」のタブレットが支給されます(^^;

 

これが、ものすごく酸っぱいんです(^.^;

 

ただ猛暑の中、屋外で長時間活動する時には効果テキメン!!

 

いつも助けられていました(^^)

 

屋外で作業している時には、否が応でも体内の塩分やミネラルが、汗で出てしまいますからね。

 

 

この乾燥梅タブレットは、効率よく塩分を補給することができます。

 

塩飴や塩分チャージのタブレットもあるんですが、糖分が含まれているので、どうしても何個も食べたくなっちゃうんですよね(^^;

 

乾燥梅タブレットは、そんなことはありません。

 

一粒で、十分です。

 

っていうか、酸っぱすぎて何粒も食べられないんです(^n^;

 

あ、噛んじゃダメですからね!

 

ゆっくり舐めてくださいね(^ⅿ^;

 

自衛隊で支給されていたものは販売されていないんですが、似たようなものはあります。

 

こちらです。

 

 

この乾燥梅のタブレットは、主に屋外で長時間作業する方用です。

 

屋内で作業する方には、おススメしません。

 

塩分取り過ぎになっちゃいますからね(^^;

 

屋内作業の方は、食事の際にお味噌汁を飲むのがおススメです。

 

十分に塩分とミネラルが補給できますよ♪

 

 

4 飲む点滴「甘酒」のススメ

糖分の取り方は人それぞれだと思いますが、暑い夏に糖分を取りたい場合には、ノンアルコールの甘酒をおススメしています。

 

リラックスタイムであれば、もちろんアルコールありでもいいんですが(^^;

 

甘酒は”飲む点滴”という別名を持つほど、消化によい飲み物です。

 

冬に飲むイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、江戸時代は夏に冷やして飲むのが一般的だったそうです。

 

今はスーパーに行けば、色々な種類の甘酒が売っています。

 

わたしの近所のスーパーでは、マルコメと八海山の甘酒が売っていました。

 


 

 


 

 

まぁ、わたしは自分で甘酒を作って、自分の店でも出しているので、買わないんですけどね(^n^;

 

 

もしかすると

「甘酒特有の糀の香りが苦手」

 

という方がいらっしゃるかもしれません。

 

そんな時には、是非牛乳を混ぜて飲んでみて下さい。

 

糀特有の香りが和らいで、とっても飲みやすくなりますよ。

 

分量は好みに合わせて作ってもらえればと思いますが、「甘酒4に対して牛乳1」位がいいと思います。

 

ブログでご紹介するために、マルコメと八海山の両方を試してみたんですが、どちらも美味しくて(^^;

 

これはもう、好みの問題だと思います。

 

それとマルコメの甘酒の方が、リーズナブルですね。

 

 

 

もし夏バテ気味で食欲がない時には、甘酒牛乳を食事代わりにするなんてのもおススメですよ。

 

わたしの毎日の朝食は、自家製の甘酒に牛乳を混ぜたものですから(^^)♪

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、熱中症を防ぐための水分補給についてお伝えしました。

 

 

「水分の飲み込み方」

 

「ノンカフェインのお茶」

 

「糖分よりも塩分を補給する」

 

「飲む点滴”甘酒”」

 

 

特に重要なのは、一番初めにご紹介した「水の飲み込み方」

 

熱中症を防ぐために、こまめな水分補給をと言われますが、ガブ飲みすると夏バテになったり、「水毒」と言われる代謝不良の状態になってしまいます。

 

 

こうなってしまうと、お仕事はもちろん普段の生活に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

 

猛暑がツラい…なんて感じている方は、今回のブログでご紹介した方法で、この猛暑の夏を乗り切っていきましょう(^^)♪

 

 

 

 

 

それと、せっかくの楽しい夏なのに、こんなことをお伝えするのも申し訳ないのですが…。

 

 

今年の夏は、ちょっと注意していただきたいんです。

 

 

コロナ禍も明けて、様々なイベントが開催されていますよね。

 

今まで我慢していた分、楽しんでいただきたいんですが…。

 

この猛暑と今までの我慢があいまって、ちょっとコロナ前までの加減がわからなくなっているような気がするんです。

 

 

どうかほどほどに、夏を楽しむようにしていただければと思います。

 

 

もちろん行きたい所に行って、やりたいことをやって楽しんでいただきたいんですが、怪我や事故などには十分注意してくださいね。

 

そして楽しいことをする際は、危険に対するアンテナをしっかりと張っておいてくださいね。

 

 

それでは熱中症に注意しながら、夏本番の8月を楽しみましょう♪

 

 

次回のブログは

『【東京竹芝桟橋から夜行フェリーで行く】ぷらっと伊豆大島の旅♪』

 

です。

 

お楽しみに☆

 

※令和6年3月3日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。リラクゼーションセラピスト。公認心理師

 

在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。

 

現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。

 

『いくら寝ても疲れが取れない』

こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りと疲労回復をサポートする施術でお応えしています。

 

このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。

 

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経歴・資格など
ラクゼーションセラピスト、公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)

〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕