自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【自衛隊体育学校】

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お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


東京オリンピックが終わりました!日本は過去最高数のメダルを獲得しました!


選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 

そして、オリンピックに関わった皆さん、本当にありがとうございました。


そして、自衛官アスリートのメダリストは濱田選手(柔道:金)、山田選手(フェンシング団体:金)、並木選手(ボクシング:銅)、乙黒選手(レスリング:金)です!

 

おめでとうございます!!


自衛隊はもとより、体育学校はきっと盛り上がってるだろうなと思います。

 

本当におめでとうございます。

 

そしてお疲れさまでした。

体育学校のすごいところは、オリンピックのメダリストがいる施設で、一般の自衛官も教育を受けることができるんですよね!!

前回のブログは自衛隊体育学校の設立の経緯を紹介しましたが、今回はもう少し具体的に、学校内の部署について紹介しようと思います。

私は教育入校という形で、一時期お世話になっていた体育学校ですが、もちろん私のような凡人とトップアスリートが同じ部署に所属しているわけではありません。

第1教育課(1教)と第2教育課(2教)に分かれているんです。

 

第1教育課は私が入校したところで、部隊に対して体育を指導する指導官を養成する部署です。

 

そして第2教育課がトップアスリートが所属するところになります。

 

2教の皆さんはオリンピックでメダルを目指す方々なんですよね。

きっと皆さん、2教の方に興味があると思うのですが・・・。

すみません。私は2教にいたわけではないので、わからないんです。

 

ただ、ネットで検索すれば2教のことについてはかなりの情報がありますので、そちらを参考にしていただければと思います。

今回のブログでは普通はあまり知ることができない、一般の自衛官が学ぶ1教についてお話ししようと思います。

その前に、最初にお伝えしておきたいのですが、私が入校していたのは10年以上前ですので、今とは違いがあるかもしれないです。

 

ご了承ください。

 


自衛隊というのは身体が資本の仕事ですので、身体を鍛える上でも、チームワークを育む上でも「体育」というのはとても重要です。

 

そんな体育を、部隊に対して教える「体育指導官」を育成するのが1教になります。

 

そして私が取得した上級体育指導官は、運動全般を体験しながら、それを踏まえて指導法を学ぶ課程になります。

入校中は体育についていろいろなことを学びます。

 

今思い返すと、学んだ競技はオリンピックの種目と被っている種目がほとんどでしたね。


教育は体育学校内のトラック・体育館・プールで行うんですが、2教の選手たちも同じ場所でトレーニングしています。


ボクシング班がシャドウボクシングしてたり

 

 

水泳班が泳いでいたり

 

 

レスリング班がタイヤ引っ張ってたり


目の前でトップアスリートがトレーニングをしているのを見れるのは、本当に夢のようでした。

 

身近にトップアスリートなんていませんでしたからね。


そして入校している同期も刺激になりました。

 

各部隊で「この隊員であれば部隊の体育指導官を任せていい!」と認められている隊員が来ているので、みんなすごい身体能力なんです。

 

純粋に「すごい同期たちだったな」と感じます。

 

実は私自身は特別運動神経が良いわけでもないし、突出して体力があるわけではないんです。

 

もちろん入校前や入校中は体力の向上に努めてはいましたが、努力で超えられる部分とそうでない部分には限界があるんだと思います。

 

 

持って生まれたモノの差を感じる期間でもありました。



ただ、身体の動きを読んだり、動きのしくみを説明するという点は自信があったんです。

 

ですから私はアスリートというよりはトレーナータイプですね。

レーニングについて勉強して、その計画を立てたり実践したりというのは、体育学校で学ばせてもらったと強く感じます。

 

本当に良い勉強をさせていただきました。


そんな刺激的な環境で学んでいたわけですが、所属は違っても1教・2教の隊員は同じ施設内にいるわけですから、トップアスリートの方とすれ違ったり、ばったり会うということも多々あります。


私が一番びっくりしたのは・・・


エレベーターを同期と待っていた時のことです。

 

あー、エレベーター降りてきたなと思って到着を待っていました。



扉が開いたら・・・

 

 

そこに、あの小原日登美選手(ロンドン五輪女子レスリング金メダリスト)がいたんです(^^;


そりゃあビックリしますよ!扉が開いたら世界チャンピョンですよ(笑)!!


すっごい焦りながら、気合を入れて「お疲れ様です!!!」と言ったのを覚えています(笑)。


って、こう書くと小原選手が怖い人のようになってしまうかもしれませんが、そんなことは全くありません。

 

控えめでおしとやかな女性です。

 

これが2教の選手のすごいところなんですよね。

 

皆さんとても謙虚です。

 

これが自衛官アスリートなんだなと、頭が下がるばかりです。


体育学校での思い出は語りつくせないほどあるんですが、今回のブログはこれで終わろうと思います。


次回は一般隊員の目線で体育学校の教育内容を紹介したいと思います。

 

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陸上自衛隊在籍15年。自衛隊で学んだことを、皆様にお伝えできればと思っています。

在職時は自衛官のカウンセラー(年200件以上対応)をしながら、10年ほど様々な手技療法を学んでいました。

このブログでは身体の健康、心の健康、防災、そしてちょこっとだけ自衛隊の話を綴っていこうと思います。

現在は退職して、身体も心も癒すリラクゼーションセラピストをしています。

 

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元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、公認心理師産業カウンセラー予備自衛官(心理)