自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【西武池袋線清瀬駅】国立ハンセン病資料館に行ってきました☘

令和4年12月28日

その昔は、原因不明の病だった「ハンセン病(らい病)」。罹患した患者の皆様は、差別と偏見にさらされました。現在は治療法が確立しているハンセン病の歴史を、資料館で学んできました。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


12月も残り4日

 

あっという間の一年でしたね。

 

日に日に寒くなって、朝は布団から出られなくなりました(^^;

 

布団から出られない症候群です。

 

もれなく毎年なります…(^n^;

 

そんなこんなの今日この頃です。


さて、今月のブログのテーマは

『コロナ禍を心理学で振り返る』

 

でした。

 

3回に分けて、心理学的な観点からコロナ禍を振り返りました。

・12/  7 コロナうつとダブルバインド理論

・12/14 医療従事者差別と傍観者効果

・12/21 CBRNE災害と惨事ストレス

 

ダブルバインド理論

傍観者効果

CBRNE災害

惨事ストレス

専門用語ではありますが、詳しく解説しています。

 

まだ続いているコロナ禍ですが、今年の締めくくりに一度ご覧になって、是非振り返ってくださいね(^^)

 

 

さて、今回のブログでは先日研修に行った

国立ハンセン病資料館

 

ついてお伝えします。

 

以前からあるのは知っていたんですが、なかなか行くきっかけがなくて…。

 

新型コロナウイルス感染症を振り返る上で、過去に未知の病として恐れられたハンセン病を学んでみようと思い、赴くことにしました。

 

 

国立ハンセン病資料館は東京都東村山市にあります。

 

最寄り駅は西武池袋線清瀬駅

 

駅から2キロ程ありますのでバスがおススメですが、わたしはジョギングで行きました(^^;

 

もちろん運動靴と運動着を着てですが…(^o^;

 

 


国立ハンセン病資料館は、

ハンセン病問題に対する正しい知識の普及

・啓発による偏見・差別の解消及び患者・元患者とその家族の名誉回復

 

これを目的に設立されました。

 

1993年当初は「高松宮記念ハンセン病資料館」として開館しました。

 

その後、2007年に「国立ハンセン病資料館」にリニューアルして開館しました。

 

2022年7月には、総来館者数50万人を突破しています。

 

 

ハンセン病は、およそ1400年前から日本にあった病気です。

 

昔は癩(らい)病と呼ばれていました。

 

癩菌によって引き起こされる、人から人へ移る感染症です。

 

現在の日本では、ハンセン病にかかることはほとんどなくなっており、この病気で亡くなることは稀です。

 

そして治療法も確立されていますので、早期発見・早期治療で治すことができます。

 

 

そんなハンセン病ですが、最も顕著な特徴は…。

 

 

 

『見た目が変わる』

 

 

 

これに尽きると思います。

 

病気の症状は末梢神経が侵され、目や手足に障害が起こります。

 

さらに皮膚が侵され、顔の皮膚が変形します。

 

 

この影響で見た目が変化していきます。

 

 

わたしが中学生か高校生の頃の教科書には、ハンセン病の患者がどのような見た目になるか、写真付きで載っていました。

 

 

今から30年近く前ですね。

 

 

その写真を、今でも覚えています。

 

 

Googleの画像検索でハンセン病を検索してみましたが、今はあの時見たような画像はありませんでした。

 

恐らくは差別を助長するため、掲載されていないんだと思います。

 

 

日本では1996年まで「らい予防法」で、ハンセン病(らい病)患者を隔離する政策がとられてきました。

 

法律に従って隔離することで、罹患者は療養所生活を余儀なくされました。

 

その療養所の生活を、ハンセン病資料館で研修することができます。

 

 

その生活は、筆舌に尽くしがたいものです。

 

 

是非一度、資料館を訪ねてみてください。

 

 

とはいえ、いきなり訪ねるのはハードルが高いかもしれませんので、館内を少しご紹介しますね。

 

許可を頂いて館内を撮影しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

展示資料を拝見すると、感染症への不安や恐怖というのは、今も昔も変わらないというのがよくわかります。

 

そしてそれに伴う差別や偏見が、必ず起こります。

 

とても難しい問題だなと思います。

 

12月14日にアップした「医療従事者差別と傍観者効果」で、病気に対する差別についてお伝えしました。

 

ハンセン病罹患者に対して、心理的な抵抗感が生まれてしまう気持ちもわかります。

 

逆に、差別を受けた罹患者の気持ちも、資料館を拝見して痛い程わかりました。

 

きっと学びを深めて、コミュニケーションを取ることで、お互いの気持ちを理解していくんだと思います。

 

そして一歩ずつ、歩み寄って行くんだと思います。

 

その歩みを止めないことが、肝心だと感じました。

 

 

少し話は変わりますが、この度のコロナ禍では、

感染症まん延を防ぐために、法律で行動を制限すべきだ」

 

なんて話も出ていました。

 

 

ただ…。

 

 

らい予防法という法律で、極端な行動制限を受けた罹患者の方々の現実を目の当たりにすると、単純には考えられなくなります。

 

 

コロナの感染者と濃厚接触者を法律で縛っていたら、と考えると…。

 

 

ちょっと、想像もしたくないですね。

 

法律で行動制限しなかったのは、もしかしたら過去の感染症対策が影響しているのかもしれません。

 

 

色々と感じる部分の多かった、資料館研修でした。

 

 

今では資料館の内部の映像や、回復者の語りをYoutubeで見ることができます。

 

ブログの最後にリンクをつけておきます。

 

また、ハンセン病の全体像を知りたいという方は、歴史系Youtuberの「いつかやる」さんの動画がおススメです。

 

こちらも最後にリンクをつけておきますね。

 

 

 

 

 

さて、今回学びだけで清瀬駅を訪れたかというと…。

 

いやいや(^^;

 

このわたしが、そんなに真面目なわけありません(^n^;

 

実は清瀬駅には、テレビドラマの"孤独のグルメ"に登場した

みゆき食堂」さん

 

があるんです。

 

そこに行ってみたくて(^m^)

 

昭和のにおいが漂う大衆食堂です♪

 

清瀬駅から徒歩2分。

 

駅のすぐ近くです。

 

お店についたのが、確か11時半。

 

それなのに店内はほぼ満席!!

 

ギリギリ1席空いていたので、すぐに座れました。

 

メニューはドラマの通り、とんでもない数が壁にはられています…。

 



と、迷っていたら店員の方がメニューを持って来てくれました♪

 

って、なんていうんでしょう。

 

とっても斬新なメニュー表です(^^;

 

 

 

五郎さん定食にしても良かったんですが、お肉が食べたかったので、焼肉定食にしました!

 

注文する際に、

「ケチャップを使っている、甘めの味付けですけど大丈夫ですか?」

 

と確認されたんですが、食べてみて理由がわかりました。

 

ちょっと好みがわかれる味ですね。

 

わたしは美味しかったですが、甘めの味付けが苦手な方は他のメニューがいいかもしれません。

 

もう少し店内を撮影しましたので、ご覧ください♪

 

 

 

食事をしながら店内の様子をうかがっていたんですが、みなさんの食事に目移りしちゃって、あれもこれも頼みたくなっちゃうんですよね(^^;

 

しかもみんな飲んでる!

 

食後もまぁまぁの距離をジョグる予定だったので、泣く泣く飲みませんでした…(TmT)

 

絶対次は飲みに行く!!!

 

そんな決心を固めた一日でした(^n^)

 

 

感染症の学びを通して感受性を深めることができて、昭和のアットホームな定食屋でおいしいご飯に癒される。

 

そんな嬉しい体験ができる清瀬に、是非一度足を運んでみて下さいね!

 

必ず充実した一日になりますよ(^o^)♪



 

 

以下、来月のブログのご案内です。

 

来月は新しい年の始まりですね。

 

新しいことを始めるのに、もってこいです。

 

そこで来月のテーマは、わたしが続けている食習慣

酵素玄米のススメ

 

をお伝えします。

 

 

ダイエットができて、

 

身体のデトックスができて、

 

家事が楽になる♪

 

 

そんないいことずくめの酵素玄米について、詳しくご紹介します。

 

是非ご覧ください。

 

※みゆき食堂の撮影・紹介はお店の許可を得た上で行っています。


国立ハンセン病資料館YOUTUBE

国立ハンセン病資料館紹介ムービー

・平沢保治さん講演/語り部活動

佐川修さん講演/語り部活動

 

歴史系Youtuber非株式会社いつかやる

・差別と偏見の歴史【ハンセン病】人を狂わせ続けた悪魔的感染症との戦いが凄い!感染症シリーズ#7


参考資料
1 国立ハンセン病資料館HP

 「はじめてのみなさんへ」 国立ハンセン病資料館編集発行 2022年9月

3 国立感染症研究所HP「ハンセン病とは
4 ウィキペディアHP 「ハンセン病

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。

 

引き続き感染対策をして、安心安全の社会を作っていきましょう。

 

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【コロナ禍を心理学で振り返る③】CBRNE災害と惨事ストレス

令和4年12月21日

あまり聞きなれない単語の「CBRNE災害」。このコロナ禍は、Biological災害と考えられます。災害特有のストレス「惨事ストレス」の対処法と共に、このコロナ禍を振り返ります。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

 

今年も残すところあと10日ほどになりました。

 

買い物に行くと、お正月飾りが目に付くようになりました。

 

そろそろカウントダウンに入るころですね。

 

 

新型コロナウイルスについては、感染者がまた増加傾向にあります。

 

マスク、うがい、手洗いを継続して、健やかな年末年始を迎えましょう。

 

 

さて、今月のブログのテーマは

『コロナ禍を心理学で振り返る』

 

です。

 

前回のブログでは、医療従事者差別についてお伝えしました。

 

社会心理学的な観点から、「傍観者効果」という人間の特性をご説明しました。

 

人間があながうことが難しい、社会心理があるんでしたね。

 

そしてコロナ禍のような非常事態の時には、社会心理として「差別が必ず起きる」こともお伝えしました。

 

社会的に増幅された恐怖と不安によって、どうしてもそういうことが起こってしまいます。

 

ただそんな時には、「許して諭す」ことで恐怖と不安を和らげるメッセージを発信することが有効です。

 

そして、医療従事者の皆様に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えて、頭を下げる。

 

これで、恐怖と不安が和らいで、生き抜く勇気が湧いてくるんでしたね。

 

こんな風にして、コロナ禍を乗り越えていきましょう。

 

 

ところでコロナ禍という非常事態。

 

これって災害なの?

 

と疑問に思っている方がいらっしゃると思います。

 

結論から申し上げると、

 

災害ではない

 

と、現在は取り扱っているようです。

 

ただ、医療・公安関係機関は、特殊な災害である「CBRNE(シーバーン)災害」として認識しているようです。

 

今回のブログでは、このCBRNE災害についてご説明します。

 

そして災害時に発生する特殊なストレス『惨事ストレス』について詳しく解説していきます。

 

 

今回のブログは以下の内容になっています。

1 コロナ禍は災害?

2 惨事ストレスとは

3 否定的な感情に惑わされない

4 不安を感謝に変える

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 コロナ禍は災害?

新型コロナウイルス感染症って災害なの?」

 

こんな疑問を感じている方がいらっしゃると思います。

 

現に防衛大臣は、自衛隊に対して2020年3月28日に、水際対策強化のため、空港での検疫支援等の災害派遣を命令し、実施されています。

 

自衛隊災害派遣に出ているんだから、災害でしょ!?」

 

と感じるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れない部分があるようです。

 

災害の定義は「災害対策基本法」の、第一章第二条第一項に記載されています。

 

 

災 害
「暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、高潮、地震津波、噴火、地滑りその他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいう。」

 

 

と、定義されています。

 

具体的な災害が書かれていますが、この中には未知の感染症の流行という表記はありません。

 

ですので、基本的には災害ではないという認識になります。

 

実はわたし自身は「災害」という認識でいたので、当初の行政の動きには違和感を感じていました。

 

ただ、法律の定義にないのであれば、やむを得なかったのかもしれません。

 

政府自体もこの3年間、「災害」という定義に当てはめないで、各種施策を行っているようです。

 

 

こんな中で、医療や公安関係(警察・消防・自衛隊)の機関では、新型コロナウイルス感染症CBRNE災害と認識しているようです。

 

CBRNE(シーバーン)とは

 

・化学 (hemical)

・生物 (iological)

放射性物質 (adiological)

・核 (uclear)

・爆発物 (xplosive)

 

の頭文字をとったものです。

 

これらによって発生した災害をCBRNE災害といいます。

 

実は自衛官にとっては、「CBRNE」はなじみのある単語です。

 

災害ではなく、相手からのCBRNE攻撃を防ぐための手段である「CBRNE防護」を習いますからね。

 

こんな服や

 

こんな感じ

 

こんな感じの服を着て、防護します。

 


上のカーキ色のゴム製の防護服は自衛隊のもので、わたしも着たことがありますが、通気性が皆無で動きづらい上に、重い・・・。

 

って、通気性がないのは当たり前ですね(^^;

 

あったら大変なことになっちゃいますからね(^.^;

 

夏場は本当に堪えます…。

 

汗でびっちゃびちゃです(^n^;

 

 

こんな感じて対処するCBRNE災害。

 

東日本大震災原発事故も、CBRNE災害でした。

 

自然災害ももちろんそうですが、CBRNE災害に対処するのは、本当に骨が折れることです。

 

なぜなら、このような災害に遭遇した際には、”惨事ストレス”の影響があるからです。

 

 

2 惨事ストレスとは

惨事ストレスとは、Critical Incident Stress(非常事態ストレス)の意訳で、

「悲惨な事態を見た、聞いた、味わったときのストレス」

 

のことを言います。

 

 

東日本大震災以降、この言葉が広く用いられています。

 

 

惨事ストレスには、次の特徴があります。

 

・持続的で区切りがなく、身心に疲労が溜まり続ける。

・悲惨な状況に遭遇し、強烈なショックを受ける。

・先き行きが見えず、否定的な感情が増大する。

 

この3年間を思い返していただければ、上の3つの特徴に思い当たる節がたくさんあると思います。

 

流行当初は、先行きが見えず"不安"という、否定的な感情が増大したと思います。

 

それと共に、身体的にも精神的にも、何とも言えない疲労に襲われたと思います。

 

そしてコロナにかかり、たくさんの方が亡くなるというショッキングな状況に直面しました。

 

 

日本国民はもちろん、世界中の方々が惨事ストレスの影響を受けることになりました。

 

 

この惨事ストレスの影響により、自粛警察が発生したり、差別偏見が発生したり、デマやフェイクニュースが発生しました。

 

 

このような状況に対処していくのが、惨事ストレス対処になります。

 

 

この対処を誤ると、普段の何でもないコミュニケーションですら、円滑に進まなくなります。

 

ストレス対処やコミュニケーション要領のようなメンタルヘルス対策は、普段の生活では後回しになりがちなものです。

 

 

しかし非常事態においては、これが真逆になります。

 

惨事ストレスに対処し、心のつながりを持って円滑にコミュニケーションをとることが、安心感を生んで災害の復旧を促進します。

 

そこで惨事ストレス対処のポイントを、お伝えしていこうと思います。

 

 

3 否定的な感情に惑わされない

具体的な対処法をお伝えする前に、"災害"がどのような特徴を持っているか、ご紹介したいと思います。

 

実は自然災害とCBRNE災害では、その特徴が異なります。

 

次の表は、自然災害と原発災害の特徴を比較したものになります(※2)

 

 

表にある"原発災害"の部分は、CBRNE災害と置き換えても差し支えないと考えられます。

 

特筆すべき違いは

災害の時間的特徴

被災者へのスティグマ

心理的回復の方向性

 

です。(※スティグマ:差別や偏見などの否定的な扱い)

 

 

CBRNE災害の厄介なところは、

・反復的に被害があったり、

〔⇒コロナは第8波を迎えています〕

 

・被災者へのスティグマが発生したり、

〔⇒医療従事者や感染者への差別がありました〕

 

心理的な回復が、物理的な復興と乖離することです。

〔⇒コロナ禍では物理的被害はほとんどありませんでした〕

 

 

同じ災害でも、自然災害とCBRNE災害には違いがありますので、それにあった対処が必要になります。

 

 

このような違いがある中で、自然災害とCBRNE災害に共通した部分もあります。

 

 

それは、

『復興に時間がかかる』

 

ということです。

 

この時間がかかるという特性が、人間の心に否定的な感情を生みます。

 

 

いつになったら元の生活に…

 

 

災害のせいで人生が台無しだ…

 

 

なんで自分がこんな目に…

 

 

このような否定的な感情が、どうしても沸いてしまいます。

 

 

このような事に対処するのが、惨事ストレス対処です。

 

 

そして対処のポイントは

『否定的な感情に惑わされない』

 

ことです。

 

 

それでは、否定的な感情に惑わされないための方法をお伝えしますね。

 

 

4 不安を感謝に変える

否定的な感情に惑わされないためには、その根底にある感情の正体を、はっきりさせておく必要があります。

 

否定的な感情の根底にあるもの…。

 

 

 

それは不安です。

 

 

 

この不安のために、様々な否定的な感情が沸いてきます。

 

そして思いもよらないタイミングで、思いもよらない感情を抱いてしまうこともあります。

 

 

その具体的なシーンは、前回のブログでご紹介しました。

 

 

さらにその感情を抱いてしまったことに対する、

 

罪悪感…

 

自責感…

 

罪責感…

 

こんな感情に襲われたりします。

 

 

被災時にこれらの感情が起こるのを、回避することは不可能です。

 

不可避であるがゆえに、その対処法を知っておかなければなりません。

 

 

日本は災害大国です。

 

 

われわれ日本人がその対処法を知らないのは、日常生活を送る上で非常にリスクが高いと感じています。

 

このブログで具体的な方法をすべて説明することはできませんが、すぐにできる方法を1つお伝えします。

 

 

 

それは「感謝すること」です。

 

 

 

自身が被災した際に、

 

"手助けしてくれる方"

 

"復興活動をされている方"

 

そして、

 

"今まで何事もなく過ぎていた日常"

 

 

こんな風にすることで不安は和らいで、否定的な感情は起こりにくくなります。

 

そして、暖かい気持ちに包まれます。

 

前回のブログで、感謝のメッセージをお伝えしましたが、CBRNE災害にとどまらず自然災害の時にも、「感謝する」という方法は有効です。

 

コロナ禍は第8波。

 

まだもう少し、気の抜けない状況が続きそうです。

 

 

感染対策をしながら、お仕事をされている皆様

 

 

治療に対応して頂いている、医療従事者の皆様

 

 

そして、何事もなく過ぎていく日常

 

 

これらに感謝をしながら、この禍が収まるまで、淡々と感染対策を続けていきましょう。

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、CBRNE災害と惨事ストレスについてお伝えしました。

 

自然災害とCBRNE災害の違いと共通する特徴をご紹介し、そしてそれに伴って発生する"惨事ストレス"についてお伝えしました。

 

惨事ストレスの影響下では、様々な否定的感情に襲われますが、その根底には"不安"という感情がありました。

 

この不安に対処する1つの方法として、「感謝すること」をご紹介しました。

 

ただ災害は、この方法1つで乗り越えられるほど、甘いものではありません。

 

 

 

災害大国の日本で生活する上で、災害に対する準備は欠かせません。

 

 

 

まずは物の準備が必要です。

 

物がないと、生き抜くこと自体ができません。

 

ただ、災害後も人生は続きます。

 

その際に心の準備がないと、災害時の経験がその後の人生に大きな禍根を残します。

 

災害後も人生を心地よく送るためには、事前に「心構え」をしておく必要があります。

 

ただ「心構え」は、まだほとんど注目されていません。

 

わたしは自衛隊式で心構えをする方法を、セミナー形式で提供しています。

 

ブログの最後にHPのリンクを貼っておきますので、是非一度ご覧ください。

 

この一年の締めくくりに、災害の「心構え」について、ご承知いただければ幸いです。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症、第8波のピークはまだ見えてきません。

 

感染対策の基本のキを継続し、不安を感謝に変えて、この波も乗り越えていきましょう。

 

 

次回のブログでは、先日の見学に赴いた「国立ハンセン病資料館」についてお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 

 

災害の心構えセミナー

 

参考文献

1 心理臨床大辞典〔改訂版〕 氏原寛等共著 培風館 2013年9月
2 福島原発事故がもたらしたもの —被災地のメンタルヘルスに何が起きているのか— 前田正治編著 誠信書房 2018年6月
 コロナ禍における医療・介護従事者への心のケア 前田正治編著 誠信書房 2021年12月

 

参考資料

4 内閣府HP「災害対策基本法
5 e-GOV法令検索 「災害対策基本法
6 ウィキペディアHP 「災害対策基本法
7 「自衛隊による新型コロナウイルス感染症への対応 ― 自衛隊の災害派遣等における活動と今後の課題 ―」  水間 紘史(外交防衛委員会調査室)
8 福島県医師会報第80巻第9号(30.9) 視点「CBRNE災害

 

今週の体重

先週58.7㎏⇒今週59.2㎏

 

体重をアップする理由
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その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

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【コロナ禍を心理学で振り返る②】医療従事者差別と傍観者効果

令和4年12月14日

コロナ禍で起きている「医療従事者差別」。実はこの差別、人間であれば誰にでも起きる、心理的作用働いているんです。社会心理学的な観点から考察します。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


12月も中旬。

 

今年も残すところあと2週間です。

 

本当にあっという間ですね。

 

年内にやっておかなければならないことは、さっさと済ませておかないと、あっという間に年が明けてしまいそうです(^^;

 


新型コロナウイルスについては、新規感染者数が微増状態です。

 

感染対策の基本基礎、マスク、うがい、手洗いを継続して、楽しい年末を迎えましょう。

 

 

さて、今月は『コロナ禍を心理学で振り返る』をテーマにブログをお届けしています。

 

 

前回のブログでは、コロナうつをダブルバインド理論から読み解きました。

 

逃れられない矛盾したメッセージ、つまりダブルバインドメッセージが繰り返し発信されると、うつ症状が出やすい状況になるんでしたね。

 

まもなく3年を迎えるコロナ禍。

 

ダブルバインドメッセージが3年の間、繰り返し発信され続けてきました。

 

ワクチン、マスク、3密回避…

 

これらに関する情報が溢れに溢れ、その情報が否応なくダブルバインドメッセージになってしまいました。

 

これはやむを得ないことです。

 

ただ、このダブルバインドメッセージに揺さぶられないためには、感染予防の基本のキを淡々と続けることが有効であることをお伝えしました。

 

 

うがい、手洗い、マスクですね。

 

 

恐らくこの波が、最後の大きな波になるでしょう。

 

 

淡々と、基本のキを続けていきましょう。

 

 

さてコロナ禍が始まって、しばらくしてから感染対策以外の問題も、盛んに報道されていたことがあります。

 

 

それは、医療従事者の皆様に対する差別です。

 

 

医療従事者本人に対する差別に加えて、さらにはそのご家族まで差別される、こんなことが実際に起きていたようです。

 

実は同じようなことが、東日本大震災のときにも起きていました。

 

それは、福島で被災した方が、他県に避難した際のことです。

 

放射能がうつる」
(※放射性物質放射線等を総じて放射能と表現します)

 

こんな風に被災された方が、差別されるということが起きました。

 

とても悲しい現実ですが、なぜこのような差別が繰り返されるのか、一度しっかりと考察したいと思います。

 

今回は、人間の集団心理である傍観者効果をご紹介します。

 

そして社会心理学の観点から、医療従事者差別を読み解いていきます。

 

今回のブログは以下の内容になっています。

1 続く医療従事者の負担

2 傍観者効果とは

3 差別?それとも心理的作用?

4 抑止ではなく「許して諭す」

5 まとめと来月のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 続く医療従事者の負担

波を経るごとに増える、新型コロナウイルス感染症の患者数。

 

それと共に、医療従事者への負担は増加します。

 

防護服に身を固めての看護は、非常に大変な重労働。

 

一瞬の油断が、院内感染を引き起こします。

 

感染予防を徹底していても、怪我や他の病気で受診した無症状感染者から、院内感染が発生してしまうこともあります。

 

医療従事者は自身の感染、そして身内に感染させてしまうことへの危険と不安に葛藤しながら、この3年間お仕事をされています。

 

 

世のため、人のため、感染症の治療とまん延防止に務めて頂いて、心から感謝いたします。

 

 

ありがとうございます。

 

 

流行当初は、マスクや防護具、消毒液といった基本的な資材不足が生じました。

 

そして感染患者を受け入れた医療機関の中には、人員とスペースを確保するために、病棟の閉鎖や外来の休診、不急の手術の延期等を行いました。

 

こうした結果、収益は極端に悪化し、給与の減額、ボーナスカットを行わざるを得ない医療機関もありました。

 

この状況でも、対応する多くの医療従事者は、患者の生命と健康を守るため、専門職として使命感を持って献身的に職務を遂行してくださいました。

 

 

ただこのような中で、一部の人から、心無い誹謗中傷や差別を受けることがありました。

 

 

最悪の状況の中での差別や偏見は、医療従事者の方の士気を落とし、身心共に極端な疲労感に襲われることになります。

 

 

こうなると医療の質は、低下せざるを得ません。

 

 

この状況を予知してか、実は2020年3月26日の段階で、日本赤十字社感染症に関連した差別・偏見に対する啓発資料を作成・発表しています。

 

それにもかかわらず、医療従事者に対する差別は、全国のいたるところで報道されていました。

 

そこでこのような差別や心無い誹謗中傷が起こってしまった原因を、考察していこうと思います。

 

 

2 傍観者効果とは

傍観者効果とは、社会心理学の用語であり、集団心理のひとつです。

 

心理学者のラタネによる理論で、多くの他者の存在により、援助介入が抑制されることを示したものです。

 

 

ちょっと専門的な表現なので、具体的な例で説明しますね。

 

 

例えば大都市の駅の構内で、困っている人がいたとします。

 

恐らく多くの人は、素通りしてしまうでしょう。

 

これは、人間の集団心理として、

「周りが誰も助けていないので、この事態は助けを必要としないと思い込んでしまう」

 

という作用が働き、誰も助けなかったわけです。

 

大都市の駅では多くの他者の存在しており、援助介入が抑制されている、つまり助けないという状態になってしまったわけです。

 

これは傍観者効果の中の、集合的無知(多元的無知)という状態です。

 

その他にも、

・多くの人がいることで、個人の責任感が低下することである「責任の拡散」

・ 行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる「評価懸念」

 

が働き、援助介入を抑制する要因になってしまうという理論が、傍観者効果です。

 

 

大都市で困っていた時に、誰にも助けてもらえず、

「都会の人は冷たい」

 

なんて話題が出たりすることもありますが、実はこれは傍観者効果で読み解くと、多くの他者の存在により、援助介入が抑制されてしまった結果ということになります。

 

 

これは人間の社会心理的特性になりますので、誰にでも起こる作用です

 

 

ですので、これにあながって行動するのは、非常に難しいことです。

 

 

実は医療従事者差別も、人間があながうことが困難な、社会心理的な作用が働いているんです。

 

 

3 差別?それとも心理的作用?

今回のブログは「医療従事者差別と傍観者効果」としていますが、実は差別と傍観者効果が直接関係しているわけではありません。

 

人間があながうことが困難な"会心理的作用"があることをお伝えするために、傍観者効果をご紹介しました。

 

それでは医療従事者差別が起こってしまった原因は、どのような作用が働いているのか。

 

 

それは

『”感染症に対する恐怖""感染への不安"社会的に増幅される

 

という社会心理的作用です。

 

 

恐怖や不安は危険を回避するために、人間であれば誰もが持つ感情です。

 

 

ただこの感染症は、未知な上に命に係わる危険も感じる恐怖でした。

 

 

さらにメディアでは、感染症に関する様々な情報が溢れていました。

 

 

これらの状況が、社会心理的に恐怖と不安を増幅させてしまいました。

 

 

メディアの皆様も情報を世に伝える使命がありますので、これはやむを得ないことでした。

 

 

そして非常に心苦しい現実ですが、この社会心理的作用により、人間は思いもよらない行動をしてしまう場合があるんです。

 

 

社会的に増幅された恐怖と不安に流されてしまい、差別や偏見を態度や言葉に出してしまう…

 

 

こういうことが、必ず起こってしまうんです。

 

 

ですので、新型コロナウイルス感染症の流行という非常事態に際して、差別や偏見の発生を未然に防ぐことは至難の業です。

 

 

東日本大震災の際にも、福島から避難されてきた方に対し

放射能がうつる」

 

こんな風に、差別的な態度や言葉を発する方がいました。

 

未知のものに対する恐怖や不安を前にし、その感情が社会的に増幅されてしまうと、それをあからさまに態度や言葉にしてしまう方が、必ずいらっしゃいます。

 

反射的にそうしてしまうこともあれば、恐怖や不安が増幅されて偏見を持ってしまい、それが言動に出てしまう場合もあります。

 

 

その時におかれている状況、立場、経験によって反応は人それぞれです。

 

 

ただ、差別的な言動をしていない方が、恐怖や不安を感じていないかと言われれば、そんなことはありません。

 

 

差別的な言動をしなかった方も、恐怖や不安は必ず感じています

 

 

そして今回は差別的な言動をしなかった方でも、場合によってはそのようなことをしてしまうこともあり得ます。

 

 

わたしはいかなる時でも、差別的な言動をしない

 

 

こう言い切ることはできません。

 

 

仮に言い切ったとしたら、それは嘘です。

 

 

命の危険を感じた際の恐怖や不安は、そんなに単純にコントロールできるものではありません。

 

日本看護協会が、看護師個人に対して行った調査では、差別・偏見の有無について、次の様な結果が出ています。

 

回答された方の内、2割の方が差別・偏見があったと回答しています。

 

そして、その内容ですが

 

「家族や親族が、周囲の人から心無い言葉を言われた」
    27.6%

 

「自身が患者から、心無い言葉を言われた」
    19.8%

 

「自身が地域住民から、心無い言葉を言われた」
    19.2%

 

自身が勤務先の同僚から、心無い言葉を言われた
    16.5%

 

「家族や親族が勤務先等から、出勤を止められた」
    7.9%

 

「子供が通っている施設(保育園、学校等)から、自身の入室を断られた」
    4.4%

 

「自身が地域の店舗・施設から、入店・入室を断られた」
    4.1%

 

「子供が通っている保育園・幼稚園等で、登園を断られた」
    2.4%

 

 

特筆すべきは

自身が勤務先の同僚から、心無い言葉を言われた

 

という方が、現実にいるという結果です。

 

つまり医療従事者同士でさえも、差別・偏見が起きてしまうんです。

 

新型コロナウイルス感染症の対応の大変さがわかっているはずの同業者ですら、恐怖や不安にあながうことが困難な場合があるという事実…。

 

 

一般の方であれば、なおさらでしょう。

 

 

さらには病院等でのクラスター発生が、何度も報道されていました。

 

これでは医療従事者に対して、恐怖や不安を感じてしまうのは、心理的な作用として、やむを得ないことだと考えられます。

 

ですので、このような状況の時には差別や偏見は、「必ず起こるもの」と捉えることができます。

 

 

ただ、だからといって差別的な言動をしていいわけではありません。

 

 

そこで、このような恐怖や不安に対する、対処法をご紹介しますね。

 

 

4 抑止ではなく「許して諭す」

人間は誰しも、完璧ではありません。

 

命に係わる恐怖や不安を感じた際に、理性を維持して行動をすることは、簡単なことではありません。

 

 

実はわたし自身、非常事態に際して苦い経験があります。

 

 

東日本大震災で、福島で災害派遣に従事していた時のことです。

 

 

現地で本当に偶然、レンジャー訓練のバディにバッタリ再会しました。

 

 

レンジャー訓練ではバディシステム(2人1組制)を採用しており、3カ月間、どんな時も必ずバディと行動し、一蓮托生で苦楽を共にします。

 

 

 

 

 

 

 

そんな苦楽を共にしたバディは、原発の目の前で任務を遂行していました。

 

 

 

 

 

 

 

その事実を聞いた際、わたしは言葉ではねぎらい、お互い頑張ろうと励まし合いました。

 

 

ただ、わたしより放射能の多い場所で作業をしていたバディに対して、反射的に心理的な抵抗感を感じたのを今でも覚えています。

 

 

放射能はうつらない、除染すれば大丈夫と、もちろん理屈ではわかっています。

 

 

わかっていても、心理的な抵抗感が全く起こらないかと言われれば、それは別問題なんです。

 

 

「お互い頑張ろう」

 

 

そう言いつつも、心理的な抵抗感が言葉や態度に出ないよう、自分を必死に制御したのを今でも覚えています。

 

 

 

 

 

思い出したくない、本当に苦い思い出です。

 

 

 

 

 

いざ、そういう場面に出くわした際にどう感じるかは、その時にならないと本当にわからないものなんです。

 

今回のコロナ禍で、

「差別・偏見をやめよう」

 

と盛んにメディアで報道されていました。

 

 

そんな時にふと感じたんです。

 

 

差別や偏見を態度や言葉に出してしまった方は、もしかすると

 

”差別・偏見をやめよう” 

     ⇩

恐怖や不安を感じるな!”

 

こんな風にメッセージを受け取ってしまっているのではないか、と。

 

 

人間誰しも、頭ごなしに抑止されるのは、嫌なものです。

 

 

歳を重ねれば重ねるほど、その傾向は強くなります。

 

 

さらに、

誰もが感じているはずの、恐怖や不安を感じるな!

 

 

と言われてしまっては、とても理不尽に感じるはずです。

 

 

ですので、差別や偏見をなくすためには、まずはその恐怖や不安を感じることを許すことが必要であると、わたしは考えます。

 

 

そしてその気持ちに寄り添うメッセージを発信することが、差別や偏見をなくすための手段だと考えます。

 

 

コロナ禍で
強い恐怖や不安を
感じてしまった方へ

 

「コロナに対してたくさんの報道がありますので、恐怖や不安を感じるのは当然です」

 

「これはみんな同じです」

 

「人間であれば、危険を回避するために誰もが当然に持つ感情です」

 

「そしてコロナウィルスに近い場所にいる医療従事者に対して、抵抗感を強く感じることもあると思います」

 

「人間は完璧ではありませんから、そんな感情を持つことはやむを得ないことです」

 

「ただ、それをあからさまに態度や言葉に出してしまった場合、相手は傷つきます」

 

「感染が広がらないように、そして命を救うために、懸命に頑張っている医療従事者の皆様を傷つけても、コロナはいなくなりません」

 

「むしろ医療の質を下げ、感染リスクが上がるどころか、救える命も救えなくなってしまいます」

 

「もしかしたら、あなた自身がお世話になる場合もあるはずです」

 

「怖いこともあると思います」

 

「不安になることもあると思います」

 

「その気持ちを抱えているのは、あなただけではありません」

 

「ただ、態度や言葉に出すときは、

 

 『ありがとうございます』

 

と感謝の言葉を伝えて、頭を下げましょう」

 

「恐怖と不安が和らいで、この状況を生き抜く勇気が湧いてきますよ」

 

「どんなに困難なことがあっても、必ず乗り越えられます」

 

「否定的な感情に振り回されずに、みんなでコロナ禍を乗り越えていきましょう」

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは『医療従事者差別』をテーマにしました。

 

人間の集団心理を説明するために「傍観者効果」を取り上げ、社会心理学的な観点から、医療従事者差別を考察していきました。

 

社会を通して増幅された恐怖や不安にあながうことは、非常に難しいことだということは、ご理解いただけましたでしょうか。

 

このような中で差別や偏見をなくすには、まずは恐怖や不安という感情を持つことを許す必要がある、とわたしは考えます。

 

そして、差別はダメと頭ごなしに抑止するのではなく、気持ちに寄り添ったメッセージを送り、恐怖や不安を緩めていくことが有効だと感じます。

 

こんな風に「許して諭す」ことで、感情に振り回されずに行動できるのではないかと考えています。

 

 

今後もこのような非常事態が、起こることがあるかもしれません。

 

 

このブログに共感してくださった方は、是非大切な方と共有してください。

 

 

そして非常事態の時には「許して諭す」で、恐怖や不安に振り回されずに、困難を乗り越えていきましょう。

 

 

今回のブログで、

「非常事態の時には、社会的に恐怖や不安が増幅される」

 

とをお伝えしたんですが…。

 

実はこの現象は、非常事態時のストレスである”惨事ストレス”が影響しているんです。

 

次回のブログでは、この惨事ストレスについてお伝えしようと思います。

 

タイトルは

『CBRNE(シーバーン)災害と惨事ストレス』

 

是非ご覧ください。

 

 

追伸:東日本大震災から数年後、またバディに会いました。その時には心理的な抵抗感は全くなくなっていました。時間が経つとそんな気持ちもなくなります。時間の力に感謝です。

 

 

参考文献

1 集団心理・集団行動-社会の中の人間行動学- 三井宏隆著 小林出版 1997年4月
2 令和3年版 看護白書 公益社団法人日本看護協会編 日本看護協会出版会 2021年7月

 

参考資料

3 ウィキペディアHP 「傍観者効果

4 日本赤十字社HP 「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

 

自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。

 

ブログの更新は毎週水曜日。

 

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前回のブログ

【コロナ禍を心理学で振り返る】コロナうつとダブルバインド理論

令和4年12月7日

3年も続く「コロナ禍」。長く制限された生活で、”うつ状態”になる方もいたようです。この”うつ”の最も大きな要因を、ダブルバインド理論を用いて考察します。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

 

12月入りました。

 

本格的に冬になりましたね。

 

朝は布団から出るのが、だいぶしんどくなりましたね(^^;

 

新型コロナウイルスについては、第8波が到来しています。

 

感染対策の基本基礎、マスク、うがい、手洗いを継続して、この波も乗り越えていきましょう。

 

 

さて、今月のブログのテーマは

『コロナ禍を心理学で振り返る』

 

です。

 

まもなく3年を迎えるコロナ禍。

 

コロナへの対応にも慣れ、当初に比べれば不安感はだいぶ和らいできました。

 

そして新たな経口薬の承認もされ、感染症分類は第2類から第5類への引き下げも本格検討され始めました。

 

 

来年には、普通の病気になっていそうです。

 

 

そこで今月のブログでは、1年の締めくくりにこのコロナ禍を振り返ろうと思います。

 

わたしは心理の国家資格を持つ「公認心理師

 

そこで心理学的な観点から、コロナ禍を振り返っていきます。

 

今回はダブルバインド(二重拘束)理論から、”コロナうつ”について考察します。


今回のブログは以下の内容になっています。

1 長引くコロナ禍

2 ダブルバインド理論とは

3 心理学から見たコロナうつ

4 童話「太陽と北風」

5 まとめと来月のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 長引くコロナ禍

2020年が始まってさほど経たないうちに、新型コロナウイルス感染症の話題が上ってきました。

 

日本では、横浜港に寄港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客に、感染者が確認されました。

 

過去に例のない、未曽有の事態の対応は専門家でも難しく、様々な報道がなされました。

 

そのような中でも、厚生労働省の職員災害派遣医療チーム(DMAT)、自衛隊医官等の皆様が、当時できる最善の対応を行ってくださいました。

 

本当にありがとうございます。

 

心から感謝いたします。

 

 

その後、国内の感染者数は波を経ることに増加し、現在は第8波となっています。

 

 

波を幾度越えても、毎度おなじみの対策の繰り返しになっています。

 

「ワクチン」

 

「マスク」

 

「3密回避」

 

こういった対策を経ても、感染者数が波を追うごとに増加していきました。

 

そして波を追うごとに、様々な情報が流れてきます。

 

国内の情報ももちろん、海外の情報も入ってきます。

 

これだけ情報が多いと、

どうしていいか迷う

 

なんてことも増えていきます。

 

そしてこの判断に迷う情報が、ダブルバインド(二重拘束)に陥る、大きな要因になるんです。

 

 

2 ダブルバインド理論とは

ダブルバインド(二重拘束)理論とは、グレゴリー・ベイトソンによって発表された説です。

 

この理論は主に、家族関係の中で用いられている理論です。

 

逃れられない矛盾したメッセージを突き付けられることが、統合失調症的な精神疾患や、行動上の障害の発生要因になるという理論になります。

 

家族関係の中で、日常的に逃れられない矛盾したメッセージを用いたコミュニケーションが繰り返されると、ある特定の家族成員にそのような症状や障害が出現すると考えられています。

 

 

ちょっと専門的な用語が続いてしまったので、具体的な例で説明しますね。

 

 

まずは「逃れられない矛盾したメッセージ」から説明します。

 

 

例えば、親が子供に何か注意しようとしたときに、

「怒らないから、こっちに来なさい!」

 

と、怒鳴りながら言った場合、これが逃れられない矛盾したメッセージになります。

 

子供からしたら、

 

(もう、怒ってるじゃん…)

 

という感じになりますよね。

 

そして、親のところへ行ったら行ったで、怒らないといったにもかかわらず、結局怒られてしまうパターンってありますよね(^^;

 

(怒らないって言ったのに、結局怒ってるじゃん…)

 

矛盾したコミュニケーションですよね(^n^;

 

こういったコミュニケーションが、

逃れられない矛盾したメッセージを突き付けられる

 

ということになります。

 

これをダブルバインドメッセージと表現しますね。

 

このようにダブルバインドメッセージを使ったコミュニケーションが、日常的に繰り返されてしまうと統合失調症的な精神疾患の要因になると考えられています。

 

 

次に「統合失調症的な精神疾患」の具体的な症状についてです。

 

 

統合失調症には、その前駆症状として次の様な症状があります。

 

主観的には

 

抑うつ

「思考・記憶・集中力の低下」

「不眠」

「易疲労感」

「倦怠感」

 

客観的には

 

「意欲・興味の低下」

「こもりがちになる」

 

このような症状があります。

 

これらの症状を見て、あれ?と思った方もいらっしゃると思います。

 

そうです。

 

実はこれらは、"うつ”と同じような症状ですね。

 

つまりダブルバインド理論では、ダブルバインドメッセージが繰り返されると、「"うつ"と同じような症状が出やすくなる」と考えられているんです。

 

ダブルバインド理論は、主に家族関係において当てはめるものですが、今回はコロナ禍という社会状況に当てはめてみようと思います。

 

 

皆さん、少し振り返ってみてください。

 

 

3年続いているコロナ禍で、矛盾したメッセージが繰り返し発信されていませんか?

 

ワクチン、マスク、3密回避…

 

このような対策に対して、何度も矛盾したメッセージを受けとっているはずです。

 

 

3 心理学から見たコロナうつ

 

「コロナうつ」

 

この言葉は、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃から、本当によく耳にします。

 

もちろん今でも同じです。

 

ただニュースなどの記事を拝見していると、

「外出自粛とあいまって、人と人とのコミュニケーションが減り、孤独な時間が増えたせいである。」

 

このように分析していることが、多いようです。

 

またコロナの後遺症のせいで、うつ症状が出ている方もいらっしゃるようです。

 

もちろん、このような要因もあると思います。

 

 

そしてその要因に加えて、

ダブルバインドメッセージが繰り返されることで、うつ症状が発生しやすい状況であるため』

 

と、わたしは考えています。

 

 

ダブルバインドとは、「逃れられない矛盾した」という意味でした。


ちょっとこのコロナ禍で、発信されているメッセージを少し振り返ってみましょう。


例えばワクチンについては…

「政府はワクチンを強く推奨します。ただ強制ではありません。個人的な状況を加味して自己判断で打ってください。」

 

というようなメッセージを発信しています。

 

しかしそれとは別に、ワクチンの副作用や後遺症など、ワクチンに関する様々な負の情報も発信されました。

 

そして、ワクチンの副作用で亡くなったという事例も、実際にあります。

 

こうなってくると、

 

(ワクチンを打てと強く薦めているにも関わらず、強制ではない?)

 

(え?副作用や後遺症もあるの?でも打たないといけないの?)

 

(打って何かあったらどうしよう…)

 

こんな風に感じるはずです。

 

社会にあふれているメッセージ(情報)が、矛盾をはらんでいるからこそ、このような葛藤が起きる訳です。

 

 

またマスクに関しては、当初は意味が「ある」「ない」の話題が上りました。

 

現在ではマスクをしているのは日本だけ、マスク着用について世界に合わせることが検討されている、なんて情報もあります。

 

それにも関わらず、今年の冬はコロナとインフルエンザの流行が危惧されるという情報があります。

 

(マスクって意味があるんだよね…?)

 

(マスク着用の検討って、マスクを外せってこと…?)

 

(いやいや今は冬なんだし、インフルもあるからしないとまずいでしょ…)

 

 

そして3密回避に関しては、現在では感染者数が増加しているにもかからわず、イベントなどの人数制限も解除されている状態です。

 

3密に関する警戒心をほどくような施策が行われているにも関わらず、密を回避しましょうというメッセージは続いています。

 

(本当に今も、3密を気にしないといけないの…?)

 

(なんだか最近、3密回避がなし崩しになっているような気が…)

 

このように、逃れられない矛盾したメッセージが、この3年間繰り返し発信され続けることによって、常に葛藤が付きまとっています。

 

 

これでは、情報に振り回されてしまうのも当然です。

 

 

この現状を踏まえると、ダブルバインド理論が成立する条件が、十分あるように感じています。

 

 

私見ではありますが、心理学的な観点から見ると、コロナ禍はダブルバインドメッセージに溢れており、平時よりうつ症状が出やすい社会的状況にあると考えられます。

 

 

これが、"コロナうつ"の大きな要因になっていると、わたしは考えます。

 

 

つまり、コロナうつを予防・改善するためには、このダブルバインドメッセージをどうにかする必要がある、と考えられます。

 

それではこのような状況を、打破する方法はあるのでしょうか。

 

 

4 童話「太陽と北風」

わたしはこのようなダブルバインドメッセージが溢れている現状は、やむを得ないことだと思っています。

 

どうやっても、このような状態にならざるを得なくて、なっているんだと思います。

 

わたし自身、解決の方法があるかと問われれば、答えは否です。

 

解決方法があれば、とっくにやっているはずですからね(^^;

 

ただ、誰もがコロナに罹りたくない中で、1つだけお伝えできることがあります。

 

それは、

最も基本的な感染予防を続ける

 

ということです。

 

 

その方法は、うがい、手洗い、マスクになります。

 

 

どれもウイルスの体内侵入を極力少なくするための、基本のキです。

 

ちょっと面倒なんですが、一番確実な方法だと感じます。

 

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、本当にたくさんあります。

 

それがゆえに、それぞれの情報がダブルバインドメッセージになってしまい、葛藤を生みます。

 

それに揺さぶられてしまうと、"うつ"に近い症状が出てしまう場合もあると思います。

 

 

実は、そんなメッセージに揺さぶられない方法は、最も基本的な対策を淡々と続けることなんです

 

 

だいぶ前のブログになりますが、コロナと放射能は似ているとお伝えしました。
(※放射性物質放射線等を総じて放射能と表現します)

 

わたしは東日本大震災の際に、福島で災害派遣に従事しています。

 

実はその時の放射能内部被曝外部被曝を減らす方法が、コロナの予防方法と似ているんです。

 

水で洗い流して放射能を除染したり、体内に入ってこないためにマスクをしたり。

 

放射能は数値で測れますので、一目瞭然。

 

やっぱりその基本的な対策をすると、数値が全然違うんですよね。

 

 

基本のキをおススメするのには、こんな実体験があります。

 

 

このような中で11月初旬には、政府から「世界と歩調を合わせたマスク着用ルールの検討」が表明されています。

 

 

さて、皆さん。

 

 

仮に今、マスク着用ルールが変更されて、マスクなしでOKとなったとして、完全にマスクなしの生活を送りますか?

 

 

わたしは、しばらくマスク着用を続けます。

 

・感染者数の増加

・インフルエンザとコロナの同時罹患のリスク

・体調を崩しやすい冬の季節

 

この状況を加味すると、マスクなしで生活しようとは思いません。

 

 

日本人は同調圧力でマスクをつけてる

 

 

そんな意見もありますし、もちろんその影響もあると思います。

 

 

ただそれよりも、単純に「病気に罹りたくない」という気持ちが強いから、マスクをつけているんだと思います。

 

そして「万が一もあるし、他の人に迷惑をかけたくない」という気持ちがあるからではないでしょうか。

 

 

日本人ならではの考え方ですよね。

 

 

そんな時に、ふと「太陽と北風」という童話を思い出しました。

 

 

人間の洋服を脱がそうと、太陽と北風が勝負する話です。

 

 

無理やり脱がそうとしてもダメで、脱ぐ状況になれば自然と脱ぐという話でした。

 

 

なんだか今の、脱マスクの状況と似ている感じがします。

 

 

感染への不安が無くなれば、誰もがマスクを外すでしょう。

 

 

その不安が無くなるには、

 

・ウィルスの弱毒化

・経口薬の流通

・政府の決定

 

このような自然と人間の両面の作用によって、もたらされると思います。

 

今の状況と照らし合わせると、普段の生活を取戻すまで、あと一歩のところまで来ている感じがします。

 

 

ちょっと大変かもしれませんが、もう一息。

 

 

「基本のキ」を、もうしばらく続けて、この波も乗り越えていきましょう。

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、コロナうつをダブルバインド理論で考察しました。

 

本来、ダブルバインド理論は家族関係を考察するための理論ですが、その理論を演繹して、コロナ禍を分析しました。

 

コロナ禍では、ダブルバインドメッセージが溢れていて、社会状況として"うつ症状が起こりやすい状態である"と考えられます。

 

そんなメッセージに揺さぶられないためには、最も基本的な感染対策を、淡々と続けることが重要であることをお伝えしました。

 

 

手洗い、うがい、マスクですね。

 

 

福島での放射能状況下での災害派遣の経験から、不安に揺さぶられないためには、基本のキの対策が一番大事だと、心底感じています。

 

ご参考になれば幸いです。

 

そしてこの「基本のキ」は、わたしがブログを始めてから、ブログの冒頭でずっとお伝えしてきたことです。

 

実は災害派遣での実体験があったので、ずっとお伝えしていたんです。

 

 

ちょっとしつこかったかもしれませんね(^^;

 

 

コロナもインフルエンザも、予防が第一です。

 

淡々と感染予防の「基本のキ」を続けて、この波も乗り越えていきましょう。

 

 

次回のブログは

医療従事者差別と傍観者効果

 

をお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 

 

参考文献

1 心理臨床大辞典〔改訂版〕 氏原寛等共著 培風館 2013年9月

 

参考資料
2 ウィキペディアHP 「ダブルバインド

3 国立感染症研究所HP ダイヤモンドプリンセス号新型コロナウイルス感染症における事例発生初期の疫学

4 厚生労働省HP ダイヤモンド・プリンセス号現地対策本部報告書

 

『コロナと放射能』のブログ

 

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在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

 

自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。

 

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前回のブログ

【参加無料!】『心の防災セミナー』無料説明会 in Zoom

お疲れ様です。

 

自衛隊卒のセラピストの岡田凰里です。ご覧いただいて、ありがとうございます。

 

 

このブログは、自衛隊式の

の防災セミナー

 

無料説明会のご案内です。

 

 

 

 

災害は、わたし達の普段の生活だけでなく、心理的にも深いダメージを与えます。

 

 

いつ起こってもおかしくない、巨大地震

 

毎年のように起こる、風水害

 

そして、火山噴火

 

 

これらの災害は、想像を超える破壊力で、わたし達に襲い掛かってきます。

 

 

そんな災害の備えをしようと思っても

 

どこまでやればいいんだろう…

 

どんなことに遭遇するんだろう…

 

どうやって乗り越えるんだろう…

 

こんな不安や悩みが出てくると思います。

 

 

実はこの不安や悩みは、

災害への心の準備

 

が、できていないことが原因なんです。

 

 

心の準備をすると、このような不安や悩みを大きく軽減することができます

 

 

ただ、災害に対する心の準備は、経験者でないと難しいものです。

 

 

わたくしは自衛隊で、幾多もの災害派遣の経験し、そして部隊専属カウンセラーとして、災害時のストレス「惨事ストレス」の対処教育を担当していました。

 

そして、現在は心理の国家資格を持つ「公認心理師」です。

 

こんな経験と知識をもとに、心の準備をするためのセミナーを開催しています。

 

 

この度、セミナーの無料説明会オンライン(Zoom)で開催いたします。

 

 

参加をご希望の方に、ミーティングIDをお送りします。

 

下記にある希望のお時間を添えて、ご連絡くださいませ。

 

 

災害を経験することは、なかなかありません。

 

 

そして、経験したいものでもありません。

 

 

ただ、心の準備なしに被災してしまうと、その心理的なダメージは、その後の人生に大きな影響をもたらします。

 

 

この無料説明会を、災害準備のきっかけにしていただければ幸いです。

 

 

いつ起こるかわからない災害に備えるためにも、是非ご参加いただければと思います。

 

オンラインではありますが、お会いできるのを楽しみにしております。

 

日 時

9/29(木) 各回約20分

・09:00~

13:00~

20:00~

(約20分の説明後、質問の時間を設けてあります)

 

参加締切

9/28(水)18:00

⇨お申し込みありがとうございました。参加は締め切りました。

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【平成30年北海道胆振東部地震②】景観が及ぼす心理的な影響

令和4年9月14日

大規模な地震が起きると、必ず景観は変化します。市街地はもちろん、自然の景観も形が変わってしまいます。その変化が人間の心理に与える影響を、現地取材をもとにお伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


気が付けば9月も中旬になりました。

 

秋の気配が、日に日に感じられますね。

 

 

さて、今月は防災月間です。

 

 

そこで今月のブログテーマを4年前に発災した、

平成30年北海道胆振東部地震

 

にしています。

 

 

前回のブログでは、厚真町役場での取材で感じたことをお伝えしました。

 

想像を超える災害に対応するのは、本当に大変なことです。

 

 

そして、災害を本当の意味で乗り越えるのは、

「当たり前のことに、感謝すること」

 

 

これがポイントになること、つまり心理的な要素が重要であることをお伝えしました。

 

 

今回のブログでは、その理由を説明していこうと思います。

 

今週のブログは以下の内容です。

1 なぜ4年後に取材を?

2 今も残る土砂崩れの爪痕

3 心理的な影響とその対策

4 〇〇が日本一の『厚真町

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 なぜ4年後に取材を?

今月のテーマで、胆振東部地震を取り上げていますが、

 

 

「なぜ4年後の今、取材をしたんですか?」

 

「今さら取材して、どうするんですか?」

 

 

そんな風に思った方もいるかもしれません。

 

確かに、その通りです。

 

被災地の支援のためには、タイムリーに被害状況を伝え、支援の必要性を訴えなければなりません。

 

 

ただわたしは、報道関係者やジャーナリストではありません。

 

 

心理の国家資格を持つ公認心理師であり、「災害の心構え」をテーマにセミナーを行っている、セミナー講師です。

 

 

災害の心理的な問題に対処するために、取材活動を行っています。

 

 

心理的な問題は、とてもデリケートです。

 

 

時間を置かなければ、振り返ることがでないことが、多々あります。

 

 

リアルタイムで、取り扱うことができるものではありません。

 

 

そんなわけで、4年後という時期を選びました。

 

 

今回取材をする上で、事前準備として

厚真町の復旧・復興とまちづくりに関するアンケート(PDF)」

 

の結果を拝見しました。

 

地震から2年後の令和2年8月に実施されたアンケートです。

 

このアンケートを拝見すると、1つの顕著な傾向が見られます。

 

それは、

山林などの自然景観

についての結果です。


このアンケートでは、被害からの復旧・復興状況を、

・田畑などの農地

山林などの自然景観

・まちなみ・住宅地の景観

・地域の経済

・まち全体の活気

・人と人とのつながり

・自身の暮らし向き

 

以上7項目について、質問しています。

 

回復状況に関する質問には

「回復している」

「概ね回復している」

「あまり回復していない」

「回復していない」

「悪くなっている」

 

の5段階で調査しています。


この質問に対して、6割の方が『山林などの自然景観』について、

「あまり回復していない」

「回復していない」

「悪くなっている」

 

と答えています。

 

地域別に見ると、北部地区では65%の方が、厚真地区では70%の方がそのように回答しています。

 

厚真町は南北に長いので、土砂災害の大きかった北部地区や厚真地区では、この傾向が強いようです。

 

 

同様に、今後の見通しへの不安では、先述の7項目に対して

「良くなると思う/不安はない」

「あまり不安はない」

「やや不安に思う」

「不安に思う」

「わからない」

 

の5段階で調査していますが、

 

5割以上の方が、『山林などの自然景観の再生』について

「やや不安に思う」

「不安に思う」

「わからない」

 

と答えています。

 

そして地域別でもやはり北部地域では70%弱、厚真地区では60%を超える方が、そのように回答しています。

 

皆さんも記憶には残っていると思うのですが、この地震では想像を絶する大規模な土砂崩れが起きました。

 

そこでアンケート結果をを踏まえて、この土砂災害が、その後どのようになっているのか、現地を取材してみました。

 

 

2 今も残る土砂崩れの爪痕

正直な話、現地の取材をして愕然としました。

 

まだこんな状況なんだ…、と。

 

もちろん土砂は取り除かれ、道路も復旧しているので、生活を送る上では問題ありません。

 

ただ、景観としてはどうかというと…。

 

確かに復旧したとは、言い難いと感じました。

 

アンケート結果にも、うなずけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐らく人が活動する所を優先して、治山工事がされているんだと思います。

 

写真に撮り切れなかったのですが、丘陵地帯では四方八方に震災の爪痕がありました。

 

あれだけの大規模な土砂崩れを工事していくのは、本当に大変なことなのだと、身をもって感じました。


そして、現地の取材をしていて印象的だったのが、

「治山工事済の場所は緑があること」

 

です。

 

人間と自然の両方の力を合わせて、景観が回復していくことを、目の当たりにすることができました。

 

自然だけの力で、緑を回復するのは、とても難しいようです。

 

 

それではこのようなに、災害後手つかずになっている景観は、心理的にどのような影響があるのでしょうか。

 

 

3 心理的な影響とその対策

景観が及ぼす心理的な影響をひと言で言うと

 

 

地震で被害があったことを、思い出さざるを得ない」

 

 

これに尽きます。

 

丘陵地帯、どこへ行っても未だに茶色い山肌が見える。

 

この状況では、どうやったって地震のことを、思い出さざるを得ません。

 

当時のことを思い出してしまう方も、いらっしゃるでしょう。

 

そんなことを思い出したい人はいないはずです。

 

このような中で、普段の日常を送るのは、とても辛いことだと感じました。

 

 

もしかしたら

「そんなの割り切って、やっていくしかないじゃないか」

 

 

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

確かにそれは、一理あります。

 

 

ただ、目に入ってくる風景を、消すことはできません。

 

 

治山が済んだところならまだしも、災害後の手つかずの景観が必ず目に入ってくる。

 

 

さらに言うと、茶色の山肌って、とっても目立つんです。

 

 

気にするなという方が、無理があります。

 


仮にこれを気にしないで生活をするとすれば、

「感情を殺す」

 

 

これしかないと思います。

 

ただ、感情を殺しながら、普段の生活を送るのは、とても苦しいことです。

 

 

 

それでは、どうすればいいか。

 

 

 

現段階でわたしがご提案できるのは、

感謝をすること

 

です。

 

爪痕が残る、手つかずの景観を見た時に、

 

 

・記憶の中にある、当たり前だった風景

 

・災害に耐え、無事でいてくれる景観

 

・治山工事が済み、回復していく緑

 

 

これらの一見すると、「当たり前のようなこと」に対して、感謝をする。

 

不安を抱くのではなく、感謝を抱くようにする。

 

こんな方法がいいと思います。

 

 

 

災害で甚大な被害があった際には、人間はどうしても否定的な感情を抱いてしまいます。

 

その中でも「不安」は、最も強い感情の内の1つになります

 

これは人間であれば、誰もが抱く感情です。

 

それを消すことは不可能です。

 

ただその不安に囚われてしまうと、普段の生活を心地よく送ることはできません。

 

もしかしたら

 

前向きに生きていかなきゃ

 

ポジティブに考えないと

 

頑張らなきゃダメでしょ

 

そう感じる方が、いらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、そのような気持ちも大切だと思います。

 

ただ自然災害の圧倒的な破壊力を前にしたとき、

 

「前向き」

 

「ポジティブ」

 

「頑張る」

 

という気持ちを持ち続けるには、限界があるんです。

 

 

復興には長い時間がかかります。

 

 

ゴールがどこにあるのか、誰にもわかりません。

 

 

このような状況のときに、『ずっと前向きで、ポジティブに頑張る』なんてことはできないんです。

 

 

 

 

 

そこでこのような状況のときには、

 

感謝のマインドセット

 

をおススメしています。

 

 

 

 

感謝をすると、自然と笑みがこぼれます。

 

 

「ありがとう」と言うと、肩の力が抜けます。

 

 

そして感謝のコミュニケーションは、お互いが心地よい気持ちになれます。

 

 

これが感謝のマインドセットです。

 

 

 

こんな風に、当たり前のことにも感謝をして、「ありがとう」と言葉に出して、感謝のコミュニケーションをして、心地よい気持ちで生活を送ることが、災害を乗り越えるポイントになります。

 

 

 

 

今回のブログでは、胆振東部地震の取材を通してお伝えしていますが、もちろん他の災害に際しても、同じことが言えます。

 

 

これは幾多もの災害現場を経験し、災害に関する文献を読み、そして今回の取材を通して、わたしがお伝えできることです。

 

 

災害は誰の身にも起こりうることです。

 

 

今回ご紹介した感謝のマインドセットが、災害を乗り越える際の一助になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

なんだか、少ししんみりした感じになってしまったかもしれません。

 

このままブログを終えると、なにか厚真町の方々が、未だに災害に打ちひしがれているような感じになってしまいますね。

 

 

いえいえ、とんでもない。

 

 

取材に際に立ち寄ったところでは、皆さん笑顔でわたしを迎えてくれました。

 

そんな自然豊かで、笑顔の溢れる厚真町で立ち寄ったところを、ご紹介したいと思います。

 

 

4 〇〇が日本一の『厚真町

前回のブログでご紹介した町役場での取材は、午前中に終わりました。

 

そこで昼食は、厚真町の中心街でいただくことにしました。

 

今回ごちそうになったのは、食空間ゆるりさんです

 

北海道はラム肉が有名ですが、豚も美味しいの、うっかり忘れていました(^^;

 

 

 

そして昼食後に丘陵地帯の写真撮影に向かったんですが、至る所で「ハスカップ摘み」のノボリが。

 

 

そう。

 

 

実は厚真町は、ハスカップの作付け面積が日本一なんです!

 

 

って、ハスカップって何?って感じですかね(^n^;

 

そうですよね。

 

北海道だけでしか栽培していないので、知らないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

ブルーベリーみたいな感じですが、別物です。

 

なんと、このハスカップ、2週間ほどしか収穫時期がないらしく、わたしが行ったときには、ちょうど収穫時期だったようです。

 

このブログを書くために調べたら、あとで知りました(ToT)

 

知ってれば絶対やってました!

 

ハスカップ、大好きなんです(^v^)

 

ああ…。次にハスカップの時期に北海道へ行けるのはいつだろう…(TnT)

 

ノボリの写真だけでも、取っておけばよかった~。

 

 

そして、レンタカー返却の帰り道に寄ったのが、浜厚真です。

 

海岸に着いた時は、雨が降っていましたが、浜に車を乗り入れている方がいました。

 

え?いいの?と感じたんですが、お話を伺ったところ、車乗入れOKで、しかもバーベキューもOKだそうです。

 

まあ、確かにこれだけ広ければ、車を乗り入れようが、バーベキューをしようが、大丈夫ですよね(^.^;

 

さすが雄大な大地を有する北海道ですね♪

 

ちなみに浜厚真海浜公園は、サーファーの聖地と言われているようです。

 

初心者から上級者まで楽しめるとのこと。

 

北海道ではメジャーなサーフィンスポットだそうです。

 

 

北海道の波を楽しめて

 

北海道の雄大な自然も楽しめて

 

北海道ならではのグルメも楽しめる

 


それが厚真町です。

 

ご興味が沸いた方は、是非観光協会のホームページをご覧ください。

 

ブログの最後にリンクを張り付けておきますね。

 

食空間ゆるり
食べログで見る
※お店の許可を得て掲載しています。

 

厚真町で食事をする

食べログで調べる

ホットペッパーで調べる

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、景観が与える心理的な影響と、その対策についてお伝えしました。

 

災害後の手つかずの場所が日常生活の中にあると、当時のことを思い出さざるを得ません。

 

「感情を殺して気にしない」

 

という方法もあるんですが、それは決して心地いいものではありません。

 

そんな時には、当たり前のように感じることにも、「ありがとう」と、感謝の気持ちを抱く、

感謝のマインドセット

 

がおススメです。

 

普段の生活の中でも、取り入れていただければ幸いです。

 

思わず笑みがこぼれますよ。

 

 


災害を乗り越えるというのは、生半可なことではありません。

 

当時のことを思い出して、

「つらい」

「くるしい」

「かなしい」

 

こんな気持ちになることが、あると思います。

 

人間ですから、これは仕方ないことです。

 

ただそんな時には、特別な支援に対する感謝と共に、

「当たり前のことに、感謝する」

 

こんな風にしていくと、本当の意味で災害を乗り越えていけると、わたしは考えます。

 

 

 

厚真町の治山工事の進捗状況は、令和3年1月末現在で51.4%。

 

完了予定は令和6年3月です。(※1)

 

まだしばらくは、災害の生々しい爪痕と共に、過ごしていかなければならない厚真町です。

 

自然の景観に関しても、そして気持ちの面でも、災害から復興できることを、心より願っております。

 

 

取材させていただいて、本当にありがとうございました。

 

 

感謝いたします。

 

 

 

次回のブログでは、知床の現地取材を通して、海の安全と水難救助の現実についてお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 

 

厚真町観光協会HP

 

復興の歩みをご覧になりたい方はコチラ

ユーチューブで動画が見れます。

 

今週の体重

先週57.7㎏⇒今週58.8㎏

 

体重をアップする理由

【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

参考資料

1 厚真町・安平町・むかわ町平成30年北海道胆振東部地震記録誌(PDF) 

2 北海道厚真町HP「厚真町の復旧・復興とまちづくりに関するアンケート(PDF)

3 厚真町観光協会HP 「厚真町震災学習プログラム

 

※令和6年3月25日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

≪前回のブログ  -  次のブログ≫

 

 

陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

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前回のブログ

【平成30年北海道胆振東部地震】最大震度観測地『厚真町』のその後

令和4年9月7日

4年前に発生した、北海道胆振東部地震。最大震度観測地の厚真町役場での、インタビューで感じたことをお伝えします。インタビューに対応して頂いてありがとうございました。心から感謝致します。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

9月に入りました。

 

8月に比べると、だいぶ暑さが和らいできましたね。

 

東京では感染者数が減少傾向にあります。

 

ただ、マスクを使う生活はもう少し続きそうです。

 

マスクコントロール、うがい、手洗いを継続して、感染症を乗り越えていきましょう。

 

 

さて、9月は防災月間です。


そこで今月は、防災についてお伝えしていこうと思います。


先月のブログで、北海道取材の際に立ち寄ったところを、ご紹介しました。

 

 

実はこの取材は、平成30年度に発生した「北海道胆振(いぶり)東部地震」の取材だったんです。

 

実は、昨日でちょうど4年が経過しました。

 

まずはこのブログをお届けするにあたって、犠牲になられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

 

そして、この取材を計画していた時に、偶然にも知床の観光船KAZU1号の沈没事故が発生しました。

 

そこで、胆振東部と知床に赴き、防災の観点から現地取材を行うことにしました。

 

やっぱり現地に行って、現場を見て、実際に現地の方と話さないとわからないことが、たくさんありました。

 

今月のブログは、防災月間に当たって前半2週で、胆振東部地震のその後について、

最大震度観測地『厚真町(あつまちょう)』のその後

景観が与える心理的な影響

 

を取材をもとにお伝えします。

 

 

そして、後半2週は

知床観光船を含む、フェリーの安全について

熊害(ゆうがい)について

 

このような内容をお伝えしていこうと思います。

 

今週のブログは以下の内容です。

1 胆振東部地震とは

2 厚真町役場に赴いてみて

3 防災担当は『元自衛官

4 インタビューを終えて

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 胆振東部地震とは

皆さんは平成30年に北海道で発生した、胆振(いぶり)東部地震を覚えていますか?

 

わたしはその頃はまだ自衛官でしたので、はっきりと覚えています。

 

わたしが所属していた部隊からも、災害派遣に向ったからです。

 

わたし自身は本部勤務でしたので、現地に行くことはありませんでしたが、

「移動だけでも大変だね」

 

というような話をしたのを覚えています。

 

 

山での大規模な土砂崩れや、北海道全体がブラックアウトしたりと、センセーショナルなニュースが流れたので、印象に残っている方もいるかもしれません。

 

 

まずは…

 

 

胆振ってどこ?』

 

 

と感じますよね(^^;

 

 

北海道の方でもなければ、具体的な場所がわからないと思うんです。

 

実際私も、今回調べるまで、具体的な地域は知りませんでした。

 

胆振はここになります。

 

胆振」というのは北海道の旧国名

 

関東の旧国名だと、東京近辺は武蔵の国とか、神奈川辺りは相模の国とか言ったりしますよね。

 

北海道には胆振の国という旧国名があったそうです。

 

胆振は東西に長くて、最大震度を観測した厚真町はここになります。

 

 

ですので、「胆振東部地震命名されているわけです。

 

最大震度は厚真町鹿沼で観測された、震度7

 

北海道で震度7は、初めて観測されたそうです。

 

震源の深さ37Km

 

マグニチュード6.7

 

北海道全域で、揺れが観測されました。

 

発生日時は9月6日午前3時7分

 

真夜中に発生した地震でした。

 

大規模な土砂災害などにより、44名が死亡

 

785名が負傷

 

住家全壊491棟、半壊1,816棟

 

以上のような甚大な被害が出ました。

 

そして死者の大多数は、今回取材させていただいた厚真町の方です。(37/44名)

 

住家の全壊も半数近くは厚真町になります。(235/491棟)

 

 

最大震度を観測したというのが、数値からも読み取れます。

 

 

こんな甚大な被害が出てから、4年の年月が経ちました。

 

そんな厚真町のその後を、取材させていただきました。

 

 

2 厚真町役場に赴いてみて

当日はJR千歳線沼ノ端駅でレンタカーを借りて、厚真町役場まで伺いました。

移動経路はこのような感じです。

 

 

移動中はまさに「雄大」という言葉がふさわしい、北海道の自然を見ながらのドライブになりました。

 

途中、エゾリスですかね?…、道からどいてくれなくて…(^^;

 

ラクション鳴らしても、ダメ(^n^;

 

待っていたら、何とか移動してくれたんですが、そんな感じの、自然豊かなところでした。

 

 

道中は震災の爪痕を感じることは、ありませんでした。

 

 

もしかしたら、細かく見ればあったのかもしれません。

 

 

ただ、運転をしながら見る限りは、わかりませんでした。

 

厚真町の中心街に着いてみても、特にそういう感じはありませんでした。

 

道路や建物は、もう復旧しているな、という感じでした。

 

厚真町役場の担当者の方へのインタビュー前に、まずは慰霊碑にお参りしました。

 

 

令和3年9月建立とありますので、震災からちょうど3年の節目に作られたんだと思います。

 

慰霊碑に一礼して、町役場へ。

 

いざ防災担当の方へのインタビューに。

 

 

3 防災担当は『元自衛官

インタビューをしたのは7月上旬でした。

 

この日の気温は、なんと午前中で30度を超えていました(^.^;

 

受付の庁舎は冷房がなく、話しかけた係の方は、ものすごく暑そうに仕事をされていました。

 

 

そうですよね。

 

 

前日行った、国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」の係員の方も、フーフー言いながらお仕事されてましたもん(^n^;

 

北海道の方には、7月上旬に、しかも午前中で30度越えは堪えますよね。

 

 

受付後に防災担当の方が来て、ご挨拶。

 

別室に行って、インタビューをさせて頂きました。

 

 

インタビューの最初に伺ったのが、

「私も元自衛官です」

 

とのこと。

 

 

ビックリはしたんですが、定年退職された方が、自治体に「防災監」として再就職することがあるのは知っていました。

 

改めて陸上幕僚監部のHPで調べてみると、「地域防災マネージャー制度」というものがありました。

 

内閣府が防災の専門性を有する人材の能力を、証明する制度だそうです。

 

そういった証明をお持ちの方が、地域の防災担当になっている自治体があります。

 

適材適所の、最たるものですね(^o^)

 

そんな方が防災担当をしていると、心強いと感じます。

 

自衛官は、災害に慣れていますから。

 

わたし自身、振り返ってみても災害派遣に携わった回数は、両手では足りません。

 

色々とインタビューさせていただいたんですが、その中でも一番印象的だったのが、

あんな風に山が崩れるなんて、誰も想像できなかった

 

とおっしゃっていたことです。

 

 

これは、本当におっしゃる通りだと、強く感じました。

 

わたし自身、災害の現地を何度も見てきましたが、その想像以上の被害に、圧倒されることが何度もありました。

 

あの状態を予想しろというのは、無理があるんです。

 

 

そう。

 

 

つまり災害の予想には、確実に限界があります。

 

 

想像を超える災害は、必ず起きるんです

 

 

最近では雨による水害や噴火ついては、リアルタイムの情報が入るようになっていますが…

 

それでもやっぱり限界はあります。

 

そんな予想外のことに対応するのは、筆舌に尽くしがたい労力が必要になります。

 

4年が過ぎた災害のこととはいえ、そんな大変さが伝わってきたインタビューでした。

 

インタビューに応じて頂いて、本当にありがとうございました。

 

感謝いたします。

 

 

4 インタビューを終えて

インタビューを終えて、自治体の災害対応について、わたしが感じたことをお伝えしようと思います。

 

災害復旧業務は多岐にわたりますが、もちろん被災した現地の担当者だけでできる訳ではありません。

 

様々な支援を得て、実施されます。

 

この胆振東部地震の対応のために、厚真町役場は、9月の発災からその年の12月末までの約4カ月間で、延べ人数約3万人の支援を受け入れています。

 

国からの支援、道内からの支援、他県からの支援、そして警察・消防・自衛隊

 

それに対して、町役場の職員の総数は100名ほど。

 

単純計算になりますが、町役場の職員の皆様は、約4カ月のうちに、一人当たり300名の方に対応したことになります。

 

災害に対応し、住民の方にも対応しながら、これだけの支援を受け入れるということを、同時にやってらっしゃったということです。

 

これは、生半可なことではないのが、容易に想像できます。

 

そして被災した現実を目の当たりにしながら、それをやらなければならない。

 

さらに人によっては、自分自身が被害を受けながらも、業務をしなければならない。

 

実際に被災したことがある方や、災害直後の現場に臨んだことがある方は経験があると思うんです。

 

 

あの、得も言われぬ不安感と緊張感を…。

 

 

わたし自身、何度も体験しました。

 

 

 

本当に大変だったと思います。

 

 

 

そして災害対応の業務に、「慣れているか」という問題もあります。

 

自治体の方々は、普段の業務があります。

 

災害の対応というのは、メインの業務ではなく、基本的には訓練でしか経験がないことがほとんどでしょう。

 

もしかしたら、民間企業にお勤めの方よりは訓練しているかもしれません。

 

それでも、年に何回もできるものではありません。

 

もちろん災害の備えは必要なんですが、滅多に起きないことに時間と労力を割くのは、とても難しいことです。

 

慣れていない業務をこなすというのは、プラスアルファの疲労感を感じざるを得ません。

 

 

さらに言うと、訓練と現実は違います。

 

 

わたしは自衛官でしたので、普段の訓練の延長線上に、災害派遣の任務がありました。

 

そして何度も災害派遣されているので、災害に慣れています。

 

 

つまり経験に基づいた、「心構え」が常にありました。

 

 

ただ、この心構えは、事前に心理的な教育を受けない限り、訓練だけで養うことはできないんです。

 


そして、災害に慣れている人なんて、ほとんどいません。

 

きっと災害派遣されたことのある警察官、消防官自衛官くらいでしょう。

 

訓練でしかやったことのない慣れない業務を、想像を超える被害を受けながら対応する。

 

恐らく町役場の皆様は、疲労と不安の極限で、お仕事をされていたんだろうな…

 

そんな風に感じました。

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、胆振東部地震の最大震度観測地「厚真町」での取材をもとに、わたしが感じたことをお伝えしました。

 

実はインタビューの中で、もう一つ印象に残ったことがあります。

 

担当者の方に、

「役場の皆さんは、感謝されましたか?」

 

と伺ってみたんです。

 

すると、

「いやいや、やるのが当たり前なので。」

 

とのこと。

 


確かに、役場の皆様は公務員。

 

 

被災してその対応をするのは、当たり前です。

 

 

税金でお給料を頂いているから、ということですよね。

 

 

わたしも元自衛官(公務員)でしたので、税金からお給料を頂いていました。

 

 

ただ災害派遣に行くと、感謝されることが多かったんです。

 

 

滅多に見ない自衛官が、「災害派遣されてきた」というのは特別なことに映るからだと思います。

 

 

確かに特別なことには、感謝の気持ちが沸きやすいものです。

 

 

これはこれで、いいと思います。

 

 

 

ただ、災害を本当の意味で乗り越えるためには、

 

当たり前のことに、感謝できるか

 

がポイントになります。

 

 

つまり、心理的な要素に左右されるんです。

 


災害を乗り越える上で、家や町が復旧して、普段の生活が送れるようになることが、まずは第一です。

 

ただ、それだけだと

乗り越えた

 

という感覚は、得られないんです。

 

そこには、心理的な要素が、どうしても必要になってきます。

 

次回のブログでは、現地取材の写真を通して、心理的な面から災害の復興についてお伝えします。

 

是非ご覧ください。



 

 

今週の体重

先週60.1㎏⇒今週57.7㎏

 

体重をアップする理由
【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

参考資料
1 厚真町・安平町・むかわ町平成30年北海道胆振東部地震記録誌(PDF) 
2 陸上幕僚監部 人事教育部 募集・援護課HP 「陸上自衛隊 退職自衛官雇用ガイド」https://www.mod.go.jp/gsdf/retire/bousaikan.html
3 厚真町観光協会HP 「厚真町震災学習プログラム」https://atsuma-kankoukyoukai.jp/guide/

 

※令和6年4月11日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

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公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、リラクゼーションセラピスト(2級)、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)

〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕

 

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