【令和5年4月19日】
「心身相関」。この仕組みを具体的に説明するのは、現代医学では困難なようです。実は『Windship®の原理』で、その仕組みを解き明かすことができるんです!直感的にわかるようにご説明します。是非ご覧ください。
お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。
4月も、もう下旬です。
桜の木は緑に覆われ、柿の葉が鮮やかな黄緑色に輝いています。
花粉のピークは過ぎたんでしょうか。
わたしは花粉を感じなくなりました。
いやぁ、、、今年の花粉はすごかったですね(^^;
なんだか政府まで花粉症対策に言及していたので、きっと官邸のメンバーの方も、花粉症だったんですかね(^ⅿ^;
来年は国が対策してくれることを期待してます♪
さて、今月のブログテーマは
『Windship®の原理』
です。
前回のブログでは、「東洋医学が何に対してアプローチしているのか」という謎を、Windshipの原理で読み解いていきました。
東洋医学は、人間の本体である神経の"圧迫"に対して、アプローチしているんでしたね。
ただ、Windshipの原理を失ってしまった現代では、東洋医学が何に対してアプローチしているかがよくわからなくなっています。
そのせいで、謎めいた医学になってしまっています。
その謎を前回のブログで詳しく説明しましたので、是非そちらもご覧ください。
さて、今回のブログでは、心身相関のしくみについて、Windshipの原理に基づいて説明します。
『心身相関』
恐らくこの言葉は、誰でも聞いたことがあると思います。
心と身体はつながっているという意味ですよね。
「では、どのようにつながっているんですか?」
と問われて、答えられますか…(^^;?
恐らくこれに答えられる人は、いないと思います。
直感的にそう感じるから、そう。
そんな感じですよね。
実はWindshipの原理で、この心身相関のしくみを説明することができます。
このしくみをちゃんと理解すると、身体の不調はもちろん、心の不調を解決する手掛かりになるんです。
心の不調を抱える皆様の、一助になれば幸いです。
今回のブログは以下の内容です。
1 これまでのおさらい
2 3つの構成要素の関係性
3 心の不調は『脳の圧迫』
4 心の不調の対処法
5 まとめと次回のテーマ
それでは始めていきますね。
1 これまでのおさらい
まずはこれまでのおさらいです。
Windshipの原理は、人間の身体を
『風船が何層にも重なったもの』
と捉えて考えていく原理です。
風 船
⇩
風⇒Wind
船⇒ship
で、Windshipでしたね。
そしてWindshipの原理では、人体を次の3つの構成要素で捉えています。
1 神経
⇒人間の本体
2 骨
⇒本体を支ええる構造
3 Windship
⇒本体を守る風船(膜)
です。
そして人間の本体である神経には、3つの特性がありました。
それは、
(1) 圧迫を極端に嫌う
(2) 伸展を嫌う
(3) 不使用を嫌う
というものでした。
また、この神経を外界から守っているWindshipにも、3つの性質がありました。
「Windship(身体)は、快を感じると緩み、不快を感じると縮む」
「不調(異常)がある部分に、体液(血流)が集まる」
「部分の不調があると、Windship(身体)は収縮する」
そして東洋医学は主に、Windshipが収縮することによる、神経の圧迫にアプローチしているんでしたね。
これが前回までの、説明した大まかな内容です。
これまでの説明では、
"神経の特性”
"Windshipの性質”
"神経とWindshipの関係"
について説明しました。
それでは今回は、Windship、骨、神経の3つの関係について説明していきますね。
2 3つの構成要素の関係性
さて、Windshipの原理では、3つの構成要素で身体を捉えます。
神経、骨、Windshipです。
この3つの関係性を、段階を追って説明しますね。
まずはこちらの図を見て下さい。
丸い水風船のようなものに、外から圧がかかったとします。
すると、どこに一番圧力が集中するかというと、大体イメージできますよね。
図のように、中心の赤い部分に圧力が集中するというのが、イメージできると思います。
それでは、次にこの水風船の中に、硬いお椀のようなものを入れたとしましょう。
この状態で外から圧力がかかると、図の赤の矢印のように、お椀に圧がかかるとともに、お椀内部に圧力が集まるのが何となくイメージできますでしょうか。
何となくで構いません(^^;
それではさらに、硬いお椀の内側に、もう一つ水風船を入れたとしましょう。
この際、外側から圧力がかかるとどうなりますか?
お椀に圧力がかかると共に、ピンクの水風船はお椀に阻まれて逃げらません。
すると、ピンクの水風船には圧力がかかって、変形するのがイメージできると思います。
え?
「だから何?」
そうですよね。
実はこの模式図は、人体の模式図なんです。
外側の黒い水風船を、
『Windship』
青色の硬いお椀を、
『骨(頭蓋骨)』
内側のピンクの水風船を、
『神経(脳)』
に、置き換えて考えて下さい。
Windshipに圧力がかかると神経が圧迫されるんですが、その圧力は最終的に脳に集まるんです。
なぜならお椀型の骨は、頭部にしかないからです。
そしてWindshipの原理では、この脳の圧迫が心の問題の原因であると捉えています。
3 心の問題は『脳の圧迫』
科学技術の発展に伴って、脳の働きがどんどん解明されています。
そして心の問題と、脳の関係性もわかり始めてきました。
特に大脳は、人間らしい行動をとるためには、欠かせないものです。
大脳の働きは、大まかに次の3つです。
● 情報の入力と統合
● 統合した情報を元に思考・判断する
● 思考・判断した結果による随意運動
随意運動とは、自分の意志で行う運動、つまり人間の行動ですね。
前項の図で説明したように、Windshipに圧力がかかると、その圧力は最終的に脳にかかることになります。
なぜなら前項で説明したように、お椀型になっている骨は、頭蓋骨しかないからです。
「Windshipの圧力が適度に保たれ、脳にかかっている圧力も適度で、大脳がうまく機能している」
これが通常の状態。
「Windshipに圧力がかかり、その圧力が脳にかかり、大脳がうまく機能しなくなる」
これが心の不調が発生する状態になります。
大脳の働きは、
● 情報の入力と統合
● 統合した情報を元に思考・判断する
● 思考・判断した結果による随意運動
です。
心が不調になると、
情報をうまく統合(整理)できなくなったり…
思考や判断ができなくなったり…
身体を動かせなくなったり…
こんな風になってしまいますよね。
そんな病名がつけられる時もあります。
つまり心の不調の本質は、脳(神経)の圧迫という、身体の問題なんです。
Windshipの圧力が適度な状態、言うなれば身体に不調がなければ、心に不調は発生しないんです。
そして、Windshipにかかる圧力には、次の図の様な外圧が考えられます。
圧力と言っても、物理的な圧力(気圧や重力)ではなく、人に不快をもたらす外的要因になります。
Windshipは不快な時に、収縮する性質があります。
つまり、人間は不快を感じた時には、物理的に圧力がかかったのと同じ状態になります。
以上のことから、Windshipの原理で、心身相関のしくみを読み解くと、
『不快を感じた時にWindshipが収縮し、身体の内圧が高まる』
⇩
『その圧力が頭部に逃げ、脳が圧迫される』
⇩
『脳の圧迫により、大脳の働きが阻害され、心の不調が発生する』
このようになります。
いかがでしょうか。
心身相関のしくみはご理解いただけましたか?
これは現代医学(西洋医学)では、捉えられない考え方ですよね。
現代医学では心の問題は、主に薬物療法や心理療法で対応しています。
もちろん効果はあるんですが、治療にはとても時間がかかってしまいます。
そこで、Windshipの原理に基づいて、心の不調にどのような対処法があるか説明しますね。
4 心の問題への対処法
「Windshipを切開する前は東洋医学で捉え、Windshipを切開した後は西洋医学で捉える」
これが、身体を捉える原則でした。
そして東洋医学の身体の捉え方が、Windshipの原理でした。
心の問題はWindshipを切開していませんので、東洋医学、つまりWindshipの原理に基づいて考える必要があります。
Windshipの原理では、心の問題は「脳の圧迫」であると捉えています。
ですので、脳の圧迫をなくせばいいわけです。
では、どう対処すればいいのか。
それにはボディーワークの施術が有効であると、わたしは考えています。
わたし自身が、ボディーワークの施術家だから言っているわけではありませんよ(^^;
施術は身体に快をもたらします。
Windshipは快を感じると、緩む性質があります。
つまり身体の内圧が下がり、結果的に脳の圧迫も緩んでいくんです。
ただ、誰もがそのように施術できるわけではありません。
わたし自身、そのように施術ができるかどうかは、この場で語るのは控えたいと思います。
そして実は、某大学の心理専門の教授から、こんな話を聞いたことがあります。
「患者に対して、私たち心理療法家が100回かけて行うことを、ボディーワーカーが1度の施術で行ってしまうことがある。」
この話が何を示しているのか…。
それは皆様のご想像に、お任せしたいと思います。
5 まとめと次回のテーマ
今回のブログでは、心身相関のしくみについてお伝えしました。
Windshipの原理では、心の問題は脳の圧迫と捉えているんでしたね。
そしてなぜ脳が圧迫されるかを、順序を追って説明しました。
ご理解はいただけましたでしょうか。
心の問題の本質は、実は「脳の圧迫」という身体の問題なんです。
ですので、身体にアプローチする必要があると、わたしは考えています。
心が疲れているな…と感じる方は、何かしらの施術をお試しいただいてもいいかもしれません(^^)
次回のブログは、ちょっと筆休み。
最近初めて行ってみた、埼玉県の飯能市についてお伝えします。
是非ご覧ください。
【参考文献】
病気が見えるvol.7 脳・神経 医療情報科学研究所 編集 (株)メディックメディア 2011年3月
〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕
※令和6年2月27日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。
陸上自衛隊に15年勤務。リラクゼーションセラピスト。公認心理師。レンジャー隊員。
在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。
現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。
『いくら寝ても疲れが取れない』
こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りと疲労回復をサポートする施術でお応えしています。
このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。
セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。
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【経歴・資格など】
リラクゼーションセラピスト、公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)