自衛隊卒のセラピスト

セラピスト&自衛官の経験と共に、笑顔になる話題をお届けします。

【食欲の秋とダイエット③】意識して口にしないたった1つのモノ

令和4年10月19日

わたしは普段の食生活で、意識して口にしないモノが、1つだけあります。それは「人工甘味料」です。その理由と、例外的に人工甘味料を口にする場合について、お伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 


10月中旬、秋真っ盛りですね。

 

今月のテーマは『食欲の秋とダイエット

 

美味しく食べながら、ダイエットをするよう法をお伝えしています。

 

 

前回のブログでは、砂糖中毒から脱出する方法をお伝えしました。

 

オーガニックのダークチョコレートを食べながら、脱砂糖中毒する方法でした。

 

苦みの強いダークチョコ、口に合わないという方もいらっしゃるかもしれませんが、おススメのダークチョコもご紹介しました。

 

砂糖中毒だと薄々感じている方は、是非お試しいただけたらと思います。

 

 

さて今週のブログでは、意識して口にしないようにしているたった1つのモノについてお伝えしようと思います。

 

美味しく食べながらダイエット

 

そう言っておきながら、口にしないようにしているモノを紹介するのはどうなんだろうとは思ったんですが。

 

砂糖中毒を脱出する上でも、ダイエットする上でも、これを口にしないことは欠かせないと感じています。

 

そのモノとは…

 

 

人工甘味料

 

 

我慢できないタイプのわたしには、天敵だと感じています。

 

 

人工甘味料の良し悪しについては、諸説あります。

 

わたしは専門家ではないので、科学的な観点からお伝えするのは控えようと思います。

 

あくまで実際に食べてみて、感覚的に感じたことを中心にお伝えしようと思います。

 

 

今回のブログは以下の内容です。

1 人工甘味料とは

2 なぜ口にしないのか

3 内臓への負担もある

4 避けるのための3つの工夫

(1) 糖質オフ(ゼロ)を避ける

(2) 原材料名を確認する

(3) 清涼飲料水を選ぶ

5 まとめと次回のテーマ

 

それでは始めていきますね。

 

 

1 人工甘味料とは

人工甘味料とは、読んで字のごとく

人工的に化学合成された甘味料

 

のことです。

 

人工甘味料は砂糖の数百倍、ものによっては数万倍の甘味があります。

 

それでいて、カロリーはほとんどありません。

 

こんな特徴があることから、ダイエット食品、糖質オフ、カロリーオフの製品に広く利用されています。

 

人工甘味料は古くは

サッカリン

 

最近よく利用されているのは

アスパルテーム

アセスルファムK(カリウム

スクラロース

 

その他にも

ネオテーム

アドバンテーム

 

このようなものがあります。

 

スーパーに行って、商品の原材料名を確認してみると、甘みのあるモノには添加されていることがあります。

 

特に

カロリーオフ(ゼロ)

糖質オフ(ゼロ)

 

と表記されているモノには、だいたい添加されています。

 

そして最近感じるのは、多くの清涼飲料水に添加されているということです。

 

糖質やカロリーが気になる方にとっては、本当に心強い人工甘味料なんですが、わたしは意識して口にしないようにしています。

 

そこにはわたしの

「甘いものを我慢できないタイプ」

 

という、性格が影響しています。

 

 

2 なぜ口にしないのか

人工甘味料は、本当に色々な食品に添加されています。

 

特に清涼飲料水は、含まれていないものを探す方が難しいです。

 

わたし自身は、どんなものでも美味しく楽しく食べるようにしています。

 

ですので、仮に人工甘味料が含まれているものを出されたとしても、美味しくいただきます。

 

ご自宅に招かれて、人工甘味料入りの飲料を出される時もあります。

 

そんな時には、お気持ちをいただくつもりで、そのまま飲みます。

 

こういう時は、自分の中で例外的にオッケーにしています。

 

雰囲気を壊しちゃいますからね(^^;

 

 

 

ただ、わたし個人の普段の生活では、意識して口にしないようにしています。

 

 

 

なぜここまで避けるのか。

 

 

それは人工甘味料を取ると、余計に甘いものを食べたくなるからです。

 

 

つまり、甘いものを我慢しなければならなくなってしまうんです

 

 

そしてわたしは、甘いものが我慢できない性格なので…。

 

 

砂糖中毒に逆戻りしてしまうんです(^n^;

 

 

これはあくまでわたしの性格の話なので、そうじゃない方もいらっしゃるのと思います。

 

甘いものが特に好きなわけではない、という方もいらっしゃるので、そういう方は人工甘味料を摂取しても、そこまで我慢は必要ないでしょう。

 

ただ、私みたいな砂糖中毒になってしまうような人間にとっては、人工甘味料は合わないようです。

 

 

もともと清涼飲料水はあまり飲まない人間なので、ペットボトル飲料から口にすることはさほどありませんでした。

 

 

しかし、お酒は…(^.^;

 

 

甘いお酒には、結構使われているんですよね。

 

ですので、選んで飲んでいます。

 

ま、わたしが飲むのはビールがメインなので、そんなに困ることはないんでが、甘いお酒を飲みたいときは、キリンの発酵レモンサワーを飲んでいます。

 

 

うーん、もっと我慢できれば、色々なお酒を楽しめるのかもしれませんが…。

 

 

ただわたしは、甘いものを我慢できないタイプなので…(^^;

 

 

人工甘味料を生活にうまく取り入れることは、できませんでした。

 

 

そして実は、人工甘味料を口にしないのには、もう一つの理由があります。

 

 

3 内臓への負担もある

このブログを書くために、改めて人工甘味料について調べました。

 

避けるべきだという考え方もあれば、上手く利用すべきだという意見もあります。

 

わたしはお医者さんではありませんので、人工甘味料の良し悪しの科学的な判断は、それぞれの方にお任せしたいと思います。

 

もし興味のある方は、検索してみて下さい。

 

ブログの最後に

人工甘味料 メリット デメリット」

のコピーボタンを張り付けておきます。

 

 

ただ、わたしはボディケアをしているセラピストです。

 

そしてお腹に優しく触れながら、内臓にアプローチをする施術をしています。

 

ですので、『内臓への負担』という観点から、お伝えしようと思います。

 

 

人間の身体は糖分を取ると、インスリンというホルモンを出します。

 

インスリン膵臓(すいぞう)という臓器から分泌されます。

 

インスリンは体内の血糖値をコントロールするホルモンです。

 

 

このインスリンの分泌がうまく働かなくなると、糖尿病になります。

 

 

人工甘味料は甘味は感じるものの、糖分ではありません。

 

それにも関わらず、人工甘味料を口にした場合、インスリンの分泌が亢進されてしまいます。

 

本来であれば、糖分をコントロールするために分泌されるインスリンが、糖分でない人工甘味料を摂取すると、分泌が亢進されてしまう。

 

これでは必要以上にインスリンを分泌することになり、膵臓に負担がかかってしまいます。

 

※10月29日に記載を変更しました。

変更前⇒人工甘味料インスリンが分泌される:✕

変更後⇒人工甘味料インスリンの分泌を亢進する:〇

大変失礼いたしました。

 

さらにせっかく分泌されたインスリンも、行き場を失ってしまいます。

 

人工甘味料を口にで甘味を感じても、実際にはその感じた分だけの糖分が、身体に入ってこないわけですから。

 

こうなると身体が

 

 

「え?入ってくるはずの糖分はどうなってるの?」

 

インスリン出した分の糖分が足りてないよ!」

 

 

となってしまい、糖分を欲する状態になってしまいます。

 

ここでさらに人工甘味料を取ってしまうと…。

 

 

 

もう無限ループになるのが、想像できますよね(^^;

 

 

 

どれだけ人工甘味料をとっても、実際には糖分は補給されないわけですから。

 

こうなるとますます膵臓に負担がかかるのは、容易に予想ができます。

 

内臓の負担は自覚しにくいので、気づいた時には…ということもあります。

 

 

こんな風に、内臓に負担がかかってしまうというのが、人工甘味料を意識して口にしない、もう一つの理由です。

 

 

もちろん少量摂取したところで、内臓に過度な負担がかかるわけではないと思います。

 

ただ、それが何度も何度も繰り返されると…。

 

決して良い結果はもたらさないでしょう。

 

甘いものを自分の意志でコントロールできる方は、メリットデメリットを判断して、上手に利用していただければと思います。

 

 

それではここまで読んでいただいて、「人工甘味料を避けたい」と感じた方のために、わたしが普段意識していることをご紹介しますね。

 

 

4 避けるのための3つの工夫

それではわたしが普段の生活で行っている工夫を、3つご紹介します。

 

前回のブログで説明したように、砂糖中毒から脱出していれば、そこまで苦痛ではないと思います。

 

ですので、人工甘味料を避けたい方は、セットで砂糖中毒からも卒業していただければと思います。

 

 

(1) 糖質オフ(ゼロ)を避ける

食べ物に関しても、飲み物に関しても

・糖質オフ(ゼロ)

・カロリーオフ(ゼロ)

 

と表示されているものは、口にしないようにしています。

 

このような表示がされているモノには、大抵人工甘味料が使われています。

 

商品の原材料名を確認すると、人工甘味料の名前が、最後の方に記載されていると思います。

 

よく見るのは、

アスパルテーム

アセスルファムK(カリウム)

スクラロース

 

ですね。

 

ちなみにスクラロースには、名前が似ている「スクロー」があります。

 

スクロースは天然に存在する甘味料ですので、人工甘味料ではありません。

 

スクロースを添加している商品もありますので、誤解しないようにしてくださいね(^^)

 

 

(2) 原材料名を確認する

(1)にも関連しますが、食品の原材料名を確認してみて下さい。

 

毎回確認するのは大変と感じるかもしれませんが、普段の生活で買うものって、だいたい決まっていると思います。

 

ですので、普段食べるものにどのようなものが使われているか、知っておくのもいいと思います。

 

食品の原材料名は、量の多い物から順に記載してあります。

 

自然な甘さの数百倍の甘味をもつのが、人工甘味料です。

 

少量で十分甘味を発揮できます。

 

ですので原材料名の後の方に、記載されていることが多いです。

 

そして糖質オフなどの表記がなくても、人工甘味料が使用されていることもあります。

 

ですので人工甘味料を避けるためには、原材料名を一度確認してから、購入することをおススメします。

 

 

(3) 清涼飲料水は控える

清涼飲料水は非常に多くの糖分が含まれています。

 

そして、糖質オフなどの表示がなくても、人工甘味料が含まれている商品がたくさんあります。

 

 

ですので、基本的には飲まないようにしています。

 

 

ただ、夏の暑い時に飲む清涼飲料水って…

 


とっても美味しいんですよね(^n^;

 


そんな時にわたしが飲んでいるのは、希釈用のカルピスです。

 

希釈用のカルピスには、人工甘味料は含まれていません。

 

色々な味が出ていますので、十分楽しめると思います。

 

自分で甘さが調節できるのも便利です。

 

そして炭酸で割っても美味しいですしね。

 

あ、ちなみに自販機に売っているカルピスソーダは、人工甘味料が使用されています(^^;

 

うーん。

 

あんまりこだわりすぎると大変なんですが、わたしみたいな我慢できないタイプは、こうでもしないと、また砂糖中毒になってしまいますからね。

 

普段の生活では、極力飲まないようにしています。

 

それでも暑い夏には、どうしても清涼飲料水を飲みたくなることもあります。

 

そんな時には自販機やコンビニで買ったりすることもありますが、人工甘味料が入っていないものを選んでいます。

 

オランジーナを飲むことが多いですかね。

 

そして量は飲んでも一日1本。

 

思いっきり味わって飲むようにすると、満足感が得られますよ(^o^)

 

「あ~、美味しい!!」

 

と声に出して飲むようにしてます♪

 

「もう一本!!」と行きたくなるところですが、次の日にとっておくようにします(^^;

 

(※ちなみに、オランジーナを検索してみると、「オランジーナエアリー」という商品が2022年に発売されています。

 

糖質25%オフで人工甘味料が添加されて、リニューアル発売されています。

 

以前は、人工甘味料は添加されていなかったのに…。

 

もう、オランジーナも飲めなくなりそうです(; _ ; )

 

 

ただ、ジュースって差し入れしてもらったり、おごってもらったりすることもありますよね(^^;

 

こんな時には例外ということで、美味しくいただいています(^^)

 

相手のお気持ちを頂くつもりで♪

 

普段控えていると、感謝もうれしさも倍増しますよ♪

 

 

以上3点が、わたしが普段の生活で気を付けていることです。

 

人工甘味料を口にしたくないという方は、是非試してみて下さいね。

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、砂糖中毒を脱出したわたしが、意識して口にしないようにしているものをご紹介しました。

 

それは砂糖の数百倍の甘味を持つ、人工甘味料でした。

 

砂糖中毒になってしまうようなわたしには、ちょっと合わない添加物でした。

 

甘いものを我慢できるタイプの方は、口にしても自分をコントロールできると思います。

 

そんな方は、上手に取り入れていただければと思います。

 

そして食べる際には、人工甘味料のメリットデメリットを踏まえたうえで、口にすることをおススメします。

 

 

食事に関しては、本当に色々な情報があります。

 

そして情報化が進んだ今、その色々な情報に簡単にアクセスできます。

 

健康上の問題やアレルギーで、食べられないものや避けなければいけない食品があるという方もいらっしゃいます。

 

ですので、どんな食品を取るかは、個人で判断していかなくてはなりません。

 

 

色々調べてみて共通して言えるのは、栄養が偏ったり、特定の食品に依存してしまうのが良くないようです。

 

 

今月のブログではダイエットをテーマに、


砂糖中毒


つまり、砂糖に偏らないようにする方法をご紹介しました。

 

もし、砂糖に偏っていると感じる方は、今月のブログでご紹介した方法を、是非試してみていただければと思います。

 


これからもどんなものでも、美味しく楽しく、そして感謝しながら食べていければと思います。

 


次回のブログでは、先日食べに行ったラーメン「天下一品」についてお伝えしたいと思います。

 

是非ご覧ください。

 

 

人工甘味料 メリット デメリットをコピー】

 

今週の体重

先週60.0㎏⇒今週㎏

測り忘れました!すみません…(^^;

 

体重をアップする理由
【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

参考文献
1 カロリーゼロにだまされるな 本当は怖い人工甘味料の裏側 大西睦子著 2013年9月 ダイヤモンド社
2 スイート・ポイズン 本当は恐ろしい人工甘味料アスパルテーム」の話 ジャネット・スター・ハル著 吉田三知世訳 2015年6月 三笠書房
3 科学が暴く「食べてはいけない」の嘘 アーロン・キャロル著 寺町朋子訳 2020年3月 白揚社
4 〈糖化〉ストップで糖尿が解消、肌も頭脳も若返る 栗原毅著 主婦の友社 2017年12月 主婦の友社

 

※令和6年3月18日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。リラクゼーションセラピスト。公認心理師

 

在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。

 

現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。

 

『いくら寝ても疲れが取れない』

こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りと疲労回復をサポートする施術でお応えしています。

 

このブログでは、身体の健康、心の健康、防災、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

セラピストとして学んだことや自衛隊での経験が、皆様のお役に立てば幸いです。

 

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前回のブログ

【食欲の秋とダイエット②】砂糖中毒から脱出する方法

令和4年10月12日

”気づいたら甘いものを食べ過ぎていた”、なんてことありますよね。もしかして砂糖中毒ではありませんか?ダイエットの天敵「砂糖」を、チョコレートを使って卒業する方法をご紹介します。是非ご覧ください。

疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 


10月も中旬に差し掛かりました。

 

一雨ごとに、寒さが増してきますね。

 

そして日中は、心地よい陽気になってきました。

 

こんな心地よい季節には、食欲も増してくるものです(^^;

 

 

 

今月のテーマは『食欲の秋とダイエット』

 

 

 

美味しく食べながら、ダイエットをする方法をお伝えできればと思います。

 


前回のブログでは、4月から半年間計測した体重を振り返りました。

 

57㎏~60㎏を行ったり来たりでした。

 

この体重をキープできているのも、酵素玄米を続けているからだと感じています。

 

楽に美味しく、健康的にダイエットができるのが、酵素玄米のいいところだと思います。

 

 

さて今週のブログでは、砂糖中毒についてお伝えしようと思います。

 

何を隠そう、わたし自身が数年前まで砂糖中毒でした(^^;

 

甘いもの大好き♪

 

それがエスカレートして、甘いものなしの生活は考えられない!

 

という感じだったんですが…。

 

そんな生活は、身体に負担がかかるに決まっていますよね(^n^;

 

病気になる前に、砂糖中毒から脱出できました。

 

今週お伝えする方法は、

 

 

・うすうす砂糖中毒だと感じている

 

・でも甘いものに目がない

 

・特にチョコレートが大好き

 

 

そんな方におススメの方法です。

 

 

今回のブログは以下の内容です。になっています。

1 きっかけは虫歯!

2 「糖化」をご存じですか?

3 チョコで脱砂糖中毒!

4 脱砂糖中毒の3つのポイント

(1) 買い置きは絶対にしない

(2) 1度で食べきれるものを買う

(3) 喜びを倍増させる「我慢」

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

1 きっかけは虫歯!

仕事でストレスが溜まったとき…

 

 

嫌なことがあったとき…

 

 

ほっと一息つきたいとき…

 

 

そんな時に、甘いものを食べると癒されますよね(^.^)

 

 

そんな癒し効果がある「甘いもの」

 

 

心地よい日常には、欠かせないものだと感じます。

 

 

わたし自身、甘いものは大好きですから♪

 

ただ、好きな物って、どうしても食べ過ぎてしまうんですよね。(^^;

 

そして、あればあるだけ食べてしまう…。

 

 

いやー、我慢できないタイプでして…(^^;

 

 

そんな感じの日々を送っていました。

 

 

ただ、なんとなく砂糖中毒になっているな…

 

 

そんな感じがしていました。

 

 

こんな時に、ショッキングなことが起きてしまいました。

 

 

それは虫歯です(TnT)!

 

 

実はわたし、それまで1本も虫歯がなかったんです!

 

 

歯磨きはちゃんとしていたんですが、すごくショックでした…。

 

歯医者さんに行ったら、やっぱり甘いものをたくさん食べる人の方が、虫歯になりやすいようで…。

 

歯の磨き方も、歯科衛生士さんに教えていただいたのですが、磨き方も良くなかったようです。

 

歯茎を傷めるような磨き方をしていたんです。

 

デンタルフロスもこの時から使うようになりました。

 

 

これが砂糖中毒から抜け出そうと思う、きっかけになりました。

 

そして砂糖について調べた時に、「糖化」という言葉を知りました。

 

 

2 「糖化」をご存じですか?

糖化は一言で説明すると

老化を促進するもの

 

です。

 

体内で余った糖質が、細胞などを劣化させる現象のことを指します。

 

さらには、動脈硬化白内障アルツハイマー病との関連も指摘されています。

 

もちろん糖尿病のリスクも向上します。

 

 

虫歯になったうえに、老化が促進して、病気のリスクも上がる…。

 

 

最悪じゃん!!

 

 

そう感じたのが、砂糖中毒から抜け出そうと思ったきっかけです。

 

 

健康診断や血液検査では、血糖値の異常は見られませんでしたが、思ったときがその時!

 

砂糖中毒から抜け出す、挑戦が始まりました。

 

 

3 チョコで脱砂糖中毒!

甘いものは、どんなものでも大好き!

 

そんなわたしですが、普段の生活で一番多く取っていた甘いお菓子が、チョコレートでした。

 

一番の好物は…

 

 

アルフォート(^o^;

 

 

いやー、いくらでも食べちゃうんですよね(^^;

 

ですので砂糖中毒を脱出するためには、このチョコレートを何とかしないといけないと思いました。

 

ただわたしは、我慢するのが大の苦手!

 

チョコレートを食べないようにする、という選択肢は取れません。

 

 

チョコレートを食べながら、砂糖中毒から脱出するには…

 

 

糖分ゼロのチョコレートを食べればいいんだ!

 

と、単純な思考で糖分無添加のダークチョコレートを食べるようにしました。

 

 

ただ…。

 

 

味の方が、ちょっと私の好みに合わなくて…(^^;

 

 

好みの味を探すために、本当に色々な種類のダークチョコを食べてみました。

 

 

その中で、わたしの好みに合うダークチョコレートを見つけました!!

 

 

それがオーガニックチョコレート「Chocolates sole」さんの

『100% PURE MASS CACAO ORGANIC』

 

こちらです!!

 

コクがあって、後味もいいんです。

 

そしてチョコを食べたという満足感が違います。

 

一日ひとかけらで十分♪

 

そんな美味しく食べられるダークチョコを食べた後に、普通のチョコレート菓子を食べてみると…

 

 

 

あっま(*n*;!!!

 

 

 

衝撃的な甘さを感じます!

 

うーん、

 

チョコ菓子にはこんなに砂糖が含まれていたのか…

 

と実感できます(^o^;

 

 

これが実感できると、連鎖的に他の甘いものにも抵抗感が…

 

 

こうやって、砂糖中毒から脱出することができました(^o^)♪

 

砂糖中毒から脱出するためには、このダークチョコレート100gの板チョコ1枚で十分だと思います。

 

チョコが食べたいと感じた時に、このチョコレートを1欠片食べるようにする。

 

こうすることで、チョコを食べたという満足感が得られます。

 

そして、甘いものを食べたいという気持ちを、和らげることができます。

 

わたしの場合は、チョコレートが好きなので、普段の生活で食べるようにしています。

 

一日に1欠片食べれば、十分満足感が得られます♪

 

 

ただこのチョコレート…。

 

ちょっと高いんですよね(^^;

 

 

輸入ものなので、今は値段が上がっています。

 

1枚1200円ほど。

 

1日ひとかけらと考えると、1カ月で1枚消費する計算になります。

 

ただ1200円で、チョコレートを我慢せずに、美味しく砂糖中毒から脱出できると考えれば、リーズナブルだと思います。

 

 

わたしは普段から食べていますが、食べる日もあれば食べない日もあるので、たぶん4カ月で3枚くらいの消費量だと思います。

 

年間9枚と考えると、月900円ですね。

 

たぶん、チョコレート好きの方は、月にこれくらい使っていると思います。

 

再度繰り返しますが、

 

・うすうす砂糖中毒だと感じている

 

・でも甘いものに目がない

 

・特にチョコレートが大好き

 

そんな方には、本当におススメですので、是非試してみて下さいね!

 

 

それと、もしダークチョコレートが苦手な方は、カカオ100%でなくてもいいと思います。

 

Chocolete soleさんでは、100%~56%のものが選べます。

 

高カカオであれば、同じような感覚が味わえると思いますよ。

 

 

さて、一度砂糖中毒を脱出しても、世の中には美味しくて甘いものであふれています(^n^;

 

また砂糖中毒に戻らないために、わたしが気を付けていることを3つお伝えしますね。

 

 

4 脱砂糖中毒の3つのポイント

わたしは我慢がとても苦手です。

 

ですので、砂糖中毒を脱出ために「甘いものを我慢する」、という選択は取れませんでした。

 

ダークチョコを使った方法だと、『我慢』ではなく、自然と「甘いものを控えよう」という気持ちになれました。

 

ただ、根本的には甘いものが好きなので、どうしても食べたくなるんですよね。

 

そこで、砂糖中毒に戻らないために、気を付けているポイントを3つご紹介します。

 

 

(1) 買い置きは絶対にしない

お家に甘いお菓子を買い置きしておくと、いつでも食べられる状態になってしまいます。

 

 

目の前に甘いお菓子があって、それを食べないようにする。

 

 

わたしは、こんなことできないんです(^n^;

 

 

やっぱり食べちゃうんですよね。

 

 

ですので、甘いお菓子の買い置きは、絶対にしないようにしています。

 

これをするだけで、甘いお菓子を食べる量を、かなり減らすことができます。

 

 

(2) 1度で食べきれるものを買う

ただ、甘いお菓子を食べたくなる時って、どうしてもありますよね。

 

そんな時には我慢せず、買うようにしています。

 

この時に注意しているのは、必ず1度で食べきれるものを買うことです。

 

例えばアルフォートだったら、100円くらいの箱のものを買います。

 

袋詰めのものだと、1度で食べきれずに残ってしまいますからね(^^;

 

残ってしまうと、いつでも食べられる状態になってしまい、砂糖中毒へと逆戻りの道が待っています(ToT)

 

買うお菓子は、その時自分が食べたいもの。

 

スーパーで買ったりもしますし、コンビニスイーツも美味しいですよね。

 

そのほかにもお菓子屋さんで買ったりします。

 

そして食べるときには、思いっきり味わいます。

 

罪悪感を感じながら食べてしまうと、楽しくないですから(^^;

 

「うわぁ…、美味しい!!」

 

と、喜びと感謝を込めて味わうようにしています♪

 

 

(3) 喜びを倍増させる「我慢」

「我慢せず買う」とお伝えしたばかりですが、やっぱり我慢することもあります(^^;

 


オイオイオイ(゚Д゚)!

 

 

と感じるかもしれませんが、すみません(^n^;

 

 

ただ、この我慢は

 

 

"食べた時の喜びを倍増させるため"

 

 

普段の生活で甘いお菓子を我慢していると、食べた時の喜びや感動が倍増するんです(^o^)♪

 

買い物に行くと、美味しそうなお菓子がたくさん置いてあるんですが…

 

 

ねっ…(^^;

 

 

我慢をうまく利用して、甘いものへの喜びや感動、そしてありがたさを倍増させましょう♪

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、砂糖中毒を脱出する方法をお伝えしました。

 

オーガニックのダークチョコレートを食べて、甘さへの抵抗感を生み出す方法でしたね。

 

そして砂糖中毒にならないための、具体的なポイントを3つご紹介しました。

 

是非試してみて下さいね。

 

 

ちなみに、砂糖なんですが…。

 

今は色々な情報がありますので、

 

 

白砂糖は身体によくない

 

有機栽培のものがいい

 

低GIの甘味料がいい

 

 

こんな風な話を、耳にしたり目にしたりすると思います。

 

もちろんその通りなんだと思います。

 

確かにわたし自身、普段の生活の中では、調味料には白砂糖は使っていません。

 

そして、カフェラテには低GIのアガぺシロップを入れることもあります。

 

ただこれは、健康にいいからではなく、美味しいからです。

 

砂糖中毒から脱出して、

食べるなら美味しく食べたい!

 

を追求していたら、いつの間にかそんなものを選ぶようになっていました。

 

普段の生活でこんなものを食べていると、こだわりが強いと思われてしまうんですが…。

 

 

実は、そういうわけでもないんです。

 

 

外食した時だったり、貰い物だったり、コンビニやスーパーのスイーツを食べるときには、そういうことは一切気にしていません。

 

砂糖中毒から脱出した後は、そんなに頻繁に甘いものを食べなくなりました。

 

ですので、いざ食べるときは、どんなお菓子も思いっきり楽しむようにしています。

 

そして、こんな風に手軽に甘いものが食べられるのは、やっぱりありがたいことだと感じます。

 

どんなものでも、美味しく楽しく、感謝しながら食べていければと思います。

 

 

どんなものでも…と言った傍から大変恐縮なんですが、次回のブログでは、意識して口にしないようにしているモノについてお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 


Chocolate sole

※輸入代理店ミトクさんのページにリンクします。

 

今週の体重

先週58.9㎏⇒今週60.0㎏

冬は60㎏台が多くなるかもしれません…って、言い訳ですかね(^n^;

 

体重をアップする理由
【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 


参考文献
1 〈糖化〉ストップで糖尿が解消、肌も頭脳も若返る 栗原毅著 2017年12月 主婦の友社
2 40歳からは食べ方を変えなさい! 済陽高穂 著 2015年6月 三笠書房

 

※令和6年3月23日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。リラクゼーションセラピスト。公認心理師

 

在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。

 

現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。

 

『いくら寝ても疲れが取れない』

こんな悩みをお持ちの方に、心地よい眠りと疲労回復をサポートする施術でお応えしています。

 

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前回のブログ

【食欲の秋とダイエット】半年間の体重計測の振り返り

令和4年10月5日

「頑張らないダイエット」の効果をお伝えするために、4月から続けている体重計測。今月でちょうど半年、その成果をご紹介します。ちゃんとキープできていますよ(^^)v 是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 


10月に入りました。

 

この間まで暑かったような気がしますが、もう秋本番ですね。

 

これだけ気温が下がってくると、やっぱり食欲もわいてくると思います。

 

そんな食欲の秋ですが、やっぱり体型は維持したいものですよね。

 

そこで今月は、

食欲の秋とダイエット

 

をテーマにしようと思います。

 

ただ、食欲の秋を我慢してダイエットするのではなく、

 

「美味しく食べながら」

 

ダイエットをしていければと思います。

 

 

今月のブログでは、半年間の体重を振り返りながら、ダイエットをする中で

 

砂糖中毒から脱出する方法

 

意識して避けているもの

 

 

についてお伝えしようと思います。

 

 

ところでダイエットについては、4月のブログで『頑張らないダイエット』をテーマに

 

今日から始める食事のマインドセット 

食事を我慢しない『たった1つの方法』

③ お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

の、3回に分けてお届けしました。

 

そしてこのブログの中で、毎週の体重をアップしていくとお約束したわけです。

 

今回のブログでは、半年間計測した体重を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

わたしは定期的に体重を測る、という習慣がありませんでした。

 

ですから、毎週体重計に乗るというのは、結構大変でした(^n^;

 

途中、うっかり測り忘れてしまった週もあります。

 

そして、感覚的には

 

57㎏台~59㎏台をキープしているつもりでした。

 

ただ、宴会シーズンは60㎏台になってしまう。

 

そんな感覚でいました。

 

ただ自衛隊を辞めてから、宴会というものが極端に減ったうえに、コロナもあいまってお酒を大勢で飲む機会がめっきり減ってしまいました。

 

 

そんなわけで、60㎏台にはならないかなと思っていたんですが…。

 

 

実際、半年間計測した結果がこちらになります!

 

計測は21回したのですが、そのうち5回は60㎏台…(^o^;

 

 

すみません!!

 

 

サバ読んでました(^ⅿ^;

 

 

 

 

最低体重が56.9㎏

 

 

最高体重が60.4㎏

 

 

まぁ、57㎏台~60㎏台と言っていいかなと思います(^^;

 

 

平均体重は59.1㎏でした。

 

 

5月末に一度56㎏台を出しましたが、前週60㎏台だったんで多分意識したんだと思います(^^;

 

 

わたしは趣味がジョギングなんで、週1回はジョギング&筋トレをしていたので、純粋に食事だけで体型を維持していた、とは言えないかもしれません。

 

ただ、4月のブログでお伝えした通り、運動でダイエットするのは、肉体的にも精神的にもあまり効率の良いものではありません。

 

 

この体重をキープできているのは、やはり酵素玄米を食べている影響が大きいと感じます。

 

白米を酵素玄米(or発芽玄米)に変えるだけで、いつもの食事でも余分なものをデトックスできるんです。

 

 

わたしの場合、外食が多くなったり、買ったお弁当が多くなってしまうと、体重は増えてしまいます。

 

 

ただそうなったとしても、普段の主食を酵素玄米にしておくと、体重はちゃんと減っていきます。

 

 

今まではこの体重変化を感覚的に感じてやっていたんですが、実際に測ると目に見えてわかりました。

 

ちなみに今週は58.9㎏でした。

 

毎週測っているというのも、体重維持にはプラスに働いたと思います。

 

そしてキープのフェーズに入っていると、体重維持も楽です。

 

 

 

わたしのご提案しているダイエットは、

 

 

●ダイエットを頑張りたくない

 

●食生活を極力変えたくない

 

●なるべく運動したくない

 

 

こんな方におススメの方法です。

 

 

このダイエットは、半年から1年のゆっくりペースで行います。

 

この半年のわたしの体重の変化を、もう一度ご覧ください。

 

ふり幅3㎏以内の体重変化。

 

 

これを頑張らないで、ストレスなく美味しく食べながら行えます

 

 

4月から始めた体重計測。

 

 

この秋から是非一緒に、頑張らないダイエットをやってみませんか?

 

 

半年後には、うれしい結果が待っていますよ。

 

 

どんな方法か気になる方は、是非4月のブログをご覧いただければと思います。

 

次回のブログでは、「砂糖中毒から脱出する方法」をお伝えします。

 

 

4月のブログ

今日から始める食事のマインドセット 

食事を我慢しない『たった1つの方法』

③ お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

ダイエットのブログ

 

※令和6年3月23日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

≪前回のブログ  -  次のブログ≫

 

 

陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。リラクゼーションセラピスト。公認心理師

 

在職時は、年200件以上を対応するカウンセラーの任務の傍ら、気内臓療法(チネイザン)のインストラクターを務め、様々なボディケアを約10年間学んできました。

 

現在は自衛隊を卒業して、身体も心も癒すセラピスト。

 

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前回のブログ

【 距離感と 境界線で 共生を 】凄惨な『熊害(ゆうがい)』から命を守る

令和4年9月28日

冬眠近くになるとよく聞く、熊による被害「熊害(ゆうがい)」。駆除をすると賛否両論が巻き起こります。実際に熊に遭遇した経験と共に、現実的な対策をお伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


もう9月も終わりですね。

 

秋が、近づいているのが感じられます。

 

 

さて、今月は防災月間です。

 

 

月の前半では4年前に発災した、平成30年北海道胆振東部地震』をテーマに、

9/7 最大震度観測地『厚真町』のその後

9/14 景観が与える心理的な影響

 

をお伝えしました。

 

そして前回のブログでは、KAZUⅠ号の事故を振り返って、

9/21 海の安全と水難事故の残酷な現実

 

をお伝えしました。

 

 

今月のブログが、防災の一助になれば幸いです。

 

 

いつもであれば、月末のブログはわたしが赴いた、「美味しいお店」「心地よい場所」のご紹介をするようにしています。

 

ただ、今月はどうしてもお伝えしたい内容があります。

 

 

それは『熊害(ゆうがい)』についてです。

 

 

知床に取材に行ったときに、ヒグマに対する注意喚起を至る所で目にしました。

 

そしてネットニュースでは、全国各地至る所で熊に関する被害を、毎日のように拝見いたします。

 

 

農作物の被害だけでなく、人的被害まで出ています。

 

 

このような現状を踏まえて、今週のブログでは熊の被害の事例や、わたし自身の実体験を交えて、『熊害』を防災という観点からお伝えします。

 

今回のブログは以下の内容です。になっています。

1 熊ってかわいい!?

2 人間は『捕食対象』になる

3 距離感と境界線で熊害を防ぐ

4 北海道取材を通して

5 まとめと来月のテーマ

 

それでは始めていきますね。

 

 

1 クマってかわいい!?

熊害の話なのに…

 

 

何を言っているんですか!!

 

 

そんな声が聞こえてきそうですね(^^;

 

 

確かにおっしゃる通りなんですが、クマをモチーフにしたものって、たくさんありますよね。

 

 

クマのプーさんが一番有名でしょうか。

 

ディズニーのキャラクターですよね。

 

テディーベアなんかもありますね。

 

こちらも愛好家の方が、たくさんいらっしゃいます。

 

 

そして、くまもん(^^;

 

 

それ以外にも、クマのぬいぐるみは無数にあります。

 

人間にとって、クマはそれだけ「かわいい!」と感じる動物というわけです。

 

そして動物園に行った時も、こんな様子を見てしまうと…

 

なんだか、ほんわかした気持ちになりますよね(^^)

 

こんなの見ちゃったら、クマに親近感を持ってしまいますよね。

 

 

しかも、「くまクマ熊ベアー」なんてアニメもやっています(^n^;

 

 

って、結局全部クマやないけ!

 

 

しかも職業『クマ』ってなんや!!

 

 

あ、ちなみに「くまクマ熊ベアー」は、もとはライトノベルだそうです(^.^;

 

ま、こんなアニメが放映されるのも、それだけクマが愛されている証拠だと思います。

 

 

確かにかわいいんですが…

 

 

あくまでそれは、『見ている分には』です。

 

 

2 人間は『捕食対象』になる

ネットでニュースをチェックしていると、今月は特に熊に関するニュースを毎日拝見します。

 

 

目撃情報

 

 

畑の被害

 

 

人身被害

 

 

農作物の被害がある上に、実際に重傷を負っている方がいらっしゃいます。

 

そして、熊害を防ぐためにも、厳然たる事実を明記しておこうと思います。

 

 

 

熊にとって、人間は捕食対象。

 

 

 

熊は人間を食べるんです

 

 

 

熊の被害を防ぐことは、自分たちの命を守るのと同じことなんです。

 

 

 

この事実が、獣害ではなく「熊害」に焦点を当てた理由です。

 

 

熊は基本的にはおとなしい性格と言われています。

 

さらには臆病で、人間を恐れて逃げるとも言われます。

 

ただそれは、熊のテリトリーの外にいるときだけの話です。

 

テリトリーに踏み込んでしまった場合には、そうはいきません。

 

 

実はわたし、熊のテリトリーに入ってしまい、威嚇の唸り声をあげられた事があります。

 

本当に恐ろしかったです。

 

命のやり取りの緊張感を味わいました。

 

熊鈴を鳴らしながらその場を離れ、難を逃れました。

 

こういう時にはひるまないで、命を守る行動をするのが大切なんだと、つくづく感じました。

 

 

登山道を外れて山に入ると、どうしてもこういったことが起きてしまいます。

 

熊害に関するニュースで

山菜採りの方が…

とか

キノコ狩りの方が…

 

なんてことをよく聞きますが、やっぱり山菜やキノコって、登山道沿いには生えていないんですよね。

 

人間が野生動物のテリトリーに入るときには、熊鈴や熊スプレーを持っておくことが必須です。

 

 

山は慣れているから

 

今まで遭遇したことないから

 

自分の身にそんなこと起こるワケないから

 

 

こう感じている時が、一番危険な状態です。

 

 

必ず準備して、山に入りましょう。

 

 

そして、熊から人間のテリトリーに入ってくる場合もあります。

 

 

山に餌がない場合には、熊も死活問題です。

 

畑に現れたり、場合によっては市街地にも出没します。

 

実際に各地で、目撃情報や被害がニュースになっています。

 

 

熊が人間のテリトリーを侵してしまったときには…。

捕獲

駆除

 

が必要になります。

 

 

そして人間が熊に襲われた場合、非常に凄惨な結果になります。

 

 

日本で最悪の熊害と言われるのは

三毛別羆(さんけべつヒグマ)事件(※1、2、6)

 

北海道での羆(ヒグマ)による事件です。

 

死者7名

 

負傷者3名

 

亡くなられた方の中には、捕食された方もいらっしゃいます。

 

 

これが熊害なんです。

 

 

もしご興味のある方は、この事件を題材にしたノンフィクション小説がありますので、ご一読いただければと思います。

 

図書館で借りられると思います。

 


羆嵐(くまあらし)」

 吉村昭

 

 

ブログの最後に、羆嵐のコピーボタンをつけておきますね。

 

 

この小説でも表現されているように、熊の捕獲や駆除は命懸けの行動です。

 

 

こうならないためにも、お互いのテリトリーを守りたいものです。

 

それでは、そのテリトリーはどのように守っていけばいいのでしょうか。

 

 

3 距離感と境界線で熊害を防ぐ

熊を駆除する

 

こんな話になると、

「動物がかわいそう…」

「駆除しないで!」

「人間の身勝手だ!!」

 

こんな声が上がってきます。

 

確かに、クマにはかわいい側面もあります。

 

ぬいぐるみやアニメの題材になるくらいですからね。

 

かわいそう、という気持ちになるのもわかります。

 

そして、もしかしたら人間の身勝手で、駆除しなければならない場合もあるかもしれません。

 

ただ、こういった声をあげる方に質問します。

 

 

自分自身が野生の熊に対峙した時に、同じことがいえますか?

 

 

命のやり取りの緊張感は、独特です。

 

体験したことのある方は、2度と経験したくないと感じます。

 

 

野生動物は、犬や猫などの愛玩動物とは全く別物。

 

 

仲良く楽しく共生する」なんてことは、不可能なんです。

 

 

共生をするためには、距離感をしっかり保ち、境界線を明確にして、お互いのテリトリーを侵さないことが不可欠です。

 

ただ、人間が気を付けていても、熊の方から境界線を越えてきてしまうことがあります。

 

そして被害が出てしまうと、どうしても駆除が必要になる場合があります。

 

その駆除を担当する方に感謝こそすれ、

「駆除反対!」

「残酷なことをするな!」

 

こんな言葉をかけるのは、理不尽だと感じます。

 

 

 

 

 

駆除を担当されている皆様、安心と安全を守っていただき、ありがとうございます。

 

心より感謝いたします。

 

 

 

 

 

先日知床に取材に行った際には、ヒグマに対する注意喚起を至る所で拝見しました。

 

そして観光者に対して、チラシが配布されていました。

 

 

距離感を保って、観光を楽しむためのチラシがこちらです。

 

 

 

 

 

そして、違法行為に対する注意喚起のチラシもありました。

 

 

 

 

裏面の写真を拡大すると…

 

 

 

 

2022年4月1日から違法行為になったのは、次の2点です。

 

 

日本ではヒグマは北海道にしか生息していませんので、観光に訪れた際には、見てみたいと思うのは当然の感情だと思います。

 

 

ただ観光する際には、チラシにもあるように距離感が大切です。

 

 

そして人間と熊の境界線を、はっきりさせること。

 

 

野生の中で生活しているのか、文明の中で生活しているのか。

 

 

ここには、目に見えない境界線があります。

 

 

まずは人間側が、境界線を侵さないようにしましょう。

 

 

そのためには、文明社会の農作物や食べ物を与えないのが、その第一と言えると思います。

 

 

わたしは元陸上自衛官

 

 

訓練の際には、山中で宿営することがありました。

 

 

その時に野生動物に対して、気を付けていたことがあります。

 

 

 

 

それは、食べ物のごみを絶対に外におかないこと。

 

 

 

 

実はこれ、陸上自衛官であれば当たり前のことです。

 

わたしは新隊員の頃に、先輩から習いました。

 

そして自分に後輩ができた時に、教えました。

 

わたしは自衛官という仕事をさせて頂いたので、野生の境界線について知ることができました。

 

もし自衛官になっていなかったら、こんなことは知らないまま生きていたかもしれません。

 

このブログを、野生との境界線を知るきっかけにして頂ければ幸いです。

 

 

4 北海道取材を通して

今回の北海道取材で、北海道の雄大な自然に初めて触れました。

 

本当に圧倒的な風景で、観光にはもってこいの場所だと思います。

 

それと同時に、本州ではあまり感じない、身の危険も感じました。

 

 

マダニ

 

 

キタキツネ

 

 

そしてヒグマ

 

 

マダニはもちろん本州にもいますが、重篤感染症を媒介します。

 

自然に触れるときには、肌を露出しない格好をしたり、忌避剤などを利用することが推奨されています。

 

そしてキタキツネは寄生虫エキノコックスの宿主で、この寄生虫重篤な肝機能障害を引き起こします。

 

キタキツネには、決して触れてはいけません。

 

実は、本州でも愛知県の知多半島に「エキノコックスが定着した」と、国立感染症研究所が見解を示しているそうです。(※8)

 

知多半島にいる野犬が、宿主になっているようです。(※9)

 

エキノコックスも、北海道だけのものではなくなっています。

 

 

さらに、今回のブログでご紹介した羆(ヒグマ)

 

 

日本では、北海道だけにしか生息していません。

 

人間をも襲う、野生動物です。

 

 

どの野生も、命に係わる自然の驚異です。

 

 

わたしは陸上自衛隊にいましたので、もしかしたらこのような野生の驚異に対して、敏感なのかもしれません。

 

もちろんその土地に住んでいる方は、注意して生活されていると思います。

 

ただ、環境省による「クマ類出没対応マニュアル」には、こんなデータがありました。

 

振興山村の人口と全国の人口の動態を比較したものです。

 

 

2010年までのデータですが、全国の人口は増加しているにも関わらず、山村の人口は減少しています。

 

 

このデータから何を読み解くか。

 

 

それは
「野生の驚異を実際に肌で感じた経験のある方、つまり野生に対する畏れを持っている方が減っている」

 

 

と、読み取れるのではないでしょうか。

 

野生に対する畏れを持つ方が減れば、必然的にその危険を知っている方も減ります。

 

防災と言われると、地震や風水害などに目が行きがちです。

 

もちろんそれらは甚大な被害をもたらしますので、しっかりした対策が必要になります。

 

それと共に、野生に対する畏れを持ち、境界線を明確にし、距離感を保って災いを防ぐ。

 

こういったことも「防災」になることを、改めてお伝えできればと思います。

 

 

5 まとめと来月のテーマ

今月のブログでは防災月間に当たって、北海道取材をもとに防災についてお伝えしました。

 


自然災害の圧倒的な破壊力に対処するには、限界があること。

 

災害後の心理的な影響に対処する方法。

 

そして自然と野生に対する畏れ。

 


普段の生活では、あまり気にしないことだと思います。

 

ただ、気にしていないでいられるのは、自分たちの知らないところで何重もの安全対策が行われているからです。

 

安全対策をしていただいている皆様に、感謝いたします。

 

ありがとうございます。

 

ただ、その安全対策にも限界があります。

 

ですので、一人一人が防災に対する気持ちを、頭の片隅に留めておく必要があります。

 

日常で防災のことを常に意識しておくのは、気疲れしてしまうのでおススメしません。

 

そんなことを常に考えていたら、心地いい生活が送れませんから。

 

ただ、災害の準備をしておいたり、自然や野生に対する畏怖の念を持っておくと、いざという時の行動が違ってきます。

 

 

このブログが、そのきっかけになれば幸いです。

 

 

来月からが秋本番!!自然に触れるには、絶好のシーズンです♪

 

距離感と境界線に気をつけながら、秋の観光を是非是非楽しんでくださいね(^o^)b

 

 

 

 

以下来月のブログのご案内です。

 

来月10月は秋本番、「食欲の秋」ですね!

 

4月に「頑張らないダイエット」のブログを書いてから、ちょうど半年。

 

毎週計測してきた体重を振り返りながら

食欲の秋とダイエット

 

をテーマにお届けします。

 

是非ご覧ください。

 


小説「羆嵐」を検索


熊に遭遇した際の対処要領

クマ類に遭遇した際にとるべき行動

環境省HPにリンクします)

 

熊対策の支援 交付金

農林水産省 農村振興局 鳥獣対策・農村環境課 鳥獣対策室

・被害対策の基本について 03-6744-7642(直通)

交付金での支援内容について 03-3591-4958(直通)

 

参考文献
1 「羆嵐」 吉村昭著 2020年12月54刷 新潮社
2 「慟哭の谷」 木村盛武著 1995年2月 共同文化社

 

参考資料
3 くまクマ熊ベアーHP https://kumakumakumabear.com/
4 ウィキペディアHP 「くまクマ熊ベアー
5 環境省HP 「クマ類出没対応マニュアル」 
6 ウィキペディアHP 「三毛別羆事件
7 農林水産省HP 「農作物被害状況
8 福井新聞ONLINE 寄生虫「エキノコックス」、愛知県で犬の感染相次ぐ 人体に入ると重い肝機能障害 2021年10月12日
9 日本自然保護協会HP 「愛知知多半島のエキノコックス

 

知床のチラシ

10「#ニンゲンもクマも距離感が大切」及び「ディスタンスカード」 
 出典:環境省ホームページ https://hokkaido.env.go.jp/kushiro/pre_2020/post_106.html) 
 発行:釧路自然環境事務所(適正利用・エコツーリズム検討会議カムイワッカ部会) 

11「近すぎませんか?」 
 出典:環境省ホームページhttps://hokkaido.env.go.jp/kushiro/pre_2022/post_174.html) 
 発行:釧路自然環境事務所 

 

今週の体重

先週59.3㎏⇒今週60.4㎏

 

体重をアップする理由

【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

※令和6年3月25日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

≪前回のブログ  -  次のブログ≫

 

 

陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

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今月のブログ

・9/7

・9/14

・9/21

【参加無料!】『心の防災セミナー』無料説明会 in Zoom

お疲れ様です。

 

自衛隊卒のセラピストの岡田凰里です。ご覧いただいて、ありがとうございます。

 

 

このブログは、自衛隊式の

の防災セミナー

 

無料説明会のご案内です。

 

 

 

 

災害は、わたし達の普段の生活だけでなく、心理的にも深いダメージを与えます。

 

 

いつ起こってもおかしくない、巨大地震

 

毎年のように起こる、風水害

 

そして、火山噴火

 

 

これらの災害は、想像を超える破壊力で、わたし達に襲い掛かってきます。

 

 

そんな災害の備えをしようと思っても

 

どこまでやればいいんだろう…

 

どんなことに遭遇するんだろう…

 

どうやって乗り越えるんだろう…

 

こんな不安や悩みが出てくると思います。

 

 

実はこの不安や悩みは、

災害への心の準備

 

が、できていないことが原因なんです。

 

 

心の準備をすると、このような不安や悩みを大きく軽減することができます

 

 

ただ、災害に対する心の準備は、経験者でないと難しいものです。

 

 

わたくしは自衛隊で、幾多もの災害派遣の経験し、そして部隊専属カウンセラーとして、災害時のストレス「惨事ストレス」の対処教育を担当していました。

 

そして、現在は心理の国家資格を持つ「公認心理師」です。

 

こんな経験と知識をもとに、心の準備をするためのセミナーを開催しています。

 

 

この度、セミナーの無料説明会オンライン(Zoom)で開催いたします。

 

 

参加をご希望の方に、ミーティングIDをお送りします。

 

下記にある希望のお時間を添えて、ご連絡くださいませ。

 

 

災害を経験することは、なかなかありません。

 

 

そして、経験したいものでもありません。

 

 

ただ、心の準備なしに被災してしまうと、その心理的なダメージは、その後の人生に大きな影響をもたらします。

 

 

この無料説明会を、災害準備のきっかけにしていただければ幸いです。

 

 

いつ起こるかわからない災害に備えるためにも、是非ご参加いただければと思います。

 

オンラインではありますが、お会いできるのを楽しみにしております。

 

日 時

9/29(木) 各回約20分

・09:00~

13:00~

20:00~

(約20分の説明後、質問の時間を設けてあります)

 

参加締切

9/28(水)18:00

⇨お申し込みありがとうございました。参加は締め切りました。

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セミナーの詳しい内容を知りたい方は、是非WEBページをご覧ください。

 

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【知床遊覧船事故を振り返って】海の安全と水難救助の残酷な現実

令和4年9月21日

助かる確率がとても低い水難事故。滅多に起きることはありませんが、起きると被害は免れません。水難救助の訓練を受けた経験と、海上保安のデータをもとに、その現実をお伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 

 

気が付けば9月も下旬に差し掛かり、暑さもだいぶ落ち着いてきました。

 

秋が、近づいているのが感じられます。

 

 

先日の台風では、被害に遭われた方がいらっしゃると思います。

 

心よりお見舞い申し上げます。

 

 

そして台風は必ずまた来ますので、対策をしっかり取っておきましょう。

 

 

さて、今月は防災月間です。

 

 

月の前半では4年前に発災した、

平成30年北海道胆振東部地震

 

をテーマにしました。

 

前回のブログでは、景観が与える心理的な影響についてお伝えしました。

 

震災の爪痕が生々しく残る現場では、心理的な影響を排除するのは難しいことです。

 

そんな中で、気持ちの面でも災害を乗り越えていくためには、当たり前のことにも感謝する、

 

 

「感謝のマインドセット

 

 

がポイントになることをお伝えしました。

 

 

 

 

今回の北海道取材は、1週間もの行程になりました。

 

実は、胆振東部地震の取材だけであれば、こんなに時間は必要ありませんでした。

 

これだけ時間がかかったのは、知床遊覧船のKAZUⅠ号の事故のその後を取材したからです。

 

 

北海道を大横断しましたからね…(^^;

 

 

そして普段乗り慣れていない船についてお伝えするために、各地の船を3種類乗ったのも影響しています。

 

茨城県大洗港から北海道苫小牧港までの商船三井フェリー

さんふらわあ号」

 

知床観光船

「おーろら号」

 

北海道函館港から青森県青森港までの

津軽海峡フェリー

 

の3種類です。

 

今回のブログでは、知床でのKAZUⅠ号の事故の取材と、3種類の船に乗って感じたことをお伝えしたいと思います。

 

今週のブログは以下の内容です。

1 知床の観光船に乗ってみて

2 水難救助の基礎を学んで

3 海上保安レポートを読んで

4 安全ってアタリマエ?

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 知床の観光船に乗ってみて

今回、取材ではありますが、初めて知床を訪れました。

 

まずは乗船にあたって、KAZUⅠ号の事故の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするため、献花台を訪ねました。

 

 

斜里町総合庁舎の入り口すぐのところに、献花台がありました。

 

献花台の写真を撮るのは、気が引けましたので、写真がないことをお許しください。

 

 

改めて犠牲になられた方々のご冥福を、お祈り申し上げます。

 

 

その後斜里バスターミナルから、ウトロバスターミナルへ向かい、その後、運よくフェリーに乗ることができました。

 

 

運よく?

 

 

と、感じる方もいらっしゃいますよね。

 

実は、私が乗った1つ前の便は、欠航していたんです。

 

この日は、3便中2便のみの運航となっていました。

 

お話を伺ってみたところ、霧が濃くて運航できなかったとのこと。

 

確かにウトロバスターミナルへの移動間、オホーツク海を見たんですが、とても霧が濃かったです。

 

 

 

移動間バスガイドさんが話していたのは、

「波は静かなので、霧さえ晴れれば大丈夫です」

「天気は変わりやすいので、今までの経験上は大丈夫な気がします」

 

まさにおっしゃる通りになりました。

 

14時半の便に乗ったんですが、当初はこんな感じでした。

 

それが、こんな感じに!

 

信じられないかもしれませんが、1時間もかからないうちに、こんなにも天気が変化しました。

 

まさに絶景で、知床観光では外せないもの!と感じました。

 

 

こんな素敵な景色が楽しめる観光船の内の1つで、あのような痛ましい事故が起こってしまったのは、本当に残念なことです。

 

当日の乗員乗客合わせて26名全員が死亡・行方不明。

 

この残酷な現実は、水難救助の難しさを如実に物語っています。

 

 

2 水難救助の基礎を学んで

わたしは元陸上自衛官です。

 

陸自は陸のことしかやらない、と思われるかもしれません。

 

もちろん、陸メインのなのですが、水に関する訓練もあるにはあります。

 

 

水路潜入の訓練ですね。

 

 

わたしはレンジャーを修了していますので、その際に行いました。

 

 

ゴムボートを漕いだり、渡河ボートで移動したり。

 

そして着装泳や、水の遭難の対処要領などを学びました。

 

 

これとは別に、自衛隊体育学校の体育専修課程に入校した際には、救助法を学びました。

 

わたしは小さい頃に水泳を習っていたので、普通に泳げます。

 

それでも水に対しては、潜在的な恐怖感があるんですよね。

 

そして水難救助を学べば学ぶほど、その恐怖感は増していきました。

 

ただこの恐怖感のお陰で、安全の意識が保たれている気もします。

 

 

水難事故の現実は厳しく、生身で海に投げ出された際には、助からないことが多くあります。

 

 

そしてこれは、救命胴衣を着けていても同じです。

 

低体温症になってしまうからです。

 

 

本当に厳しい現実です。

 

 

だからこそ、何重にも安全対策を行って、船を運航しています。

 


船本体の対策

 

救命胴衣、浮き輪、救命ボート

 

気象や潮の流れの確認

 

等々…。

 

 

さらには安全が確保できない時には、運航をしないというのが安全対策の最たるものです。

 

このように安全を確保しているわけですが、それでも事故は現実に起こります。

 

事故が起きた時には、救助法が役に立つわけですが…。

 

 

 

救助の際して、

ミイラ取りがミイラにならないように

 

と、徹底して言われました。

 

 

 

溺れている人を助けるときにも、基本は陸や船から、浮き輪やロープを投げるのが第一。

 

 

水に入って救助するにしても、道具を使う。

 

 

そして、道具なしで直接救助するのは最終手段です。

 

 

なぜなら溺れている人の引っ張る力はとても強いので、救助者も巻き込まれて一緒に溺れてしまうからです。

 

もちろんいざという時は直接救助するわけですが、幸いなことにまだそのような現場には立ち会ったことはありません。

 

直接救助は、命懸けだと覚悟をしています。

 

いまでもプールに泳ぎに行った際には、まず初めに救助泳法を練習してから、泳ぐようにしています。

 

訓練を通して、水難事故の救助の現実を学びました。

 

 

海や湖、そして川でのレジャーは、本当に楽しいですよね。

 

 

ただ、危険と隣り合わせのレジャーであることも、忘れないでいただければと思います。

 

それでは実際に水難事故は、どの程度起きているのでしょうか。

 

 

3 海上保安レポートを読んで

事故の状況を調べるにあたって、海上保安レポートを拝見しました。

 

まずは船舶事故の状況です。

 

 

船舶の事故は毎年2000件近く起こっており、それに対して年の違いはありますが、100名弱ほどの死者・行方不明者がでています。

 

次に海難人身事故の現況です。

 

船の事故よりも、件数自体は少ないのですが、死者・行方不明者数は数倍となっています。

 

このデータを見ると、人の身が海で危険な目に会った場合には、3割以上の確率で、死亡もしくは行方不明になるという、非常に残酷な現実を示しています。

 

このような中で、KAZUⅠ号の事故があれだけセンセーショナルに報道されたのは、乗員乗客の全員が犠牲になったからでしょう。

 

 

そして、釣り中の海中転落者に関する、ショッキングなデータもありました。

 

 

ライフジャケット装着の有無と、生存率のデータです。

 

まずはライフジャケット着用時の生存率です。

 

 

釣り中にライフジャケットを装着している方は、全体の26%だそうです。

 

そして、ライフジャケットを着用していたにも関わらず、死亡・行方不明になっている方が、44%もいます。

 

海中に転落するということは、非常に危険であることを示しています。

 

次にライフジャケット非着用時の生存率です。

 

 

非着用時の方が、生存率が低いのがわかります。

 

 

ところで、冷静にデータを見てみると…

 

 

着用時は56%生存。

 

 

非着用時は43%生存。

 

 

このデータは本当に残酷な現実を物語っています。

 

ライフジャケットの有無を関係なく算出した生存率は…。

 

 

46.6%

 

 

つまり釣り中に海中転落した場合は、死亡・行方不明になる確率の方が高いんです。

 

 

そして警察白書にも、水難事故の統計がありました。

 



警察が対応した水難者数は、山岳遭難者数の5分の3程度です。

 

ところが、死者・行方不明者は水難事故の方が、圧倒的に多い結果となっています。

 

水難の死者・行方不明者は山岳遭難の2.5倍以上です。

 

そして警察の対応した水難者の約半分が、死亡もしくは行方不明になっています。

 

 

楽しい海や湖、川のレジャーですが、この現実を見ると「安全第一」は絶対の条件だと言えます。

 

 

それでは船舶の乗務員の方は、どのようにしてこの安全を確保してくれているのでしょうか。

 

 

4 安全ってアタリマエ?

今回、3つの船に乗ってみて感じたのは、

「事故の影響で、特段安全対策を設けている様子はない」

 

ということです。

 

もしかしたら、乗客にわからない部分で対策を施していたのかもしれません。

 

そして、事故を起こした船と、今回乗った船は大きさが違います。

 

安全対策も、別のものになるのかもしれません。

 

ただ、乗務員の皆さんが乗客に対して、特段の対応をしているようには感じませんでした。

 

これは乗務員の方にとって、船の航行をするには、

安全第一は当たり前である

 

ということを示しているんだと思います。

 

先述した通り、水難事故の現実は残酷です。

 

船が沈没したり、身が海に投げ出されてしまっては、命の危険にさらされる確率が、非常に高くなります。

 

だからこそ、安全第一が当たり前で、自然のこととして身についてらっしゃるんだと思います。

 

そして、乗客に不安を与えないような形で、さりげなく自然にやってらっしゃるんだと思います。

 

 

わたしは専門家ではないので、今回の知床遊覧船の事故について詳しく語ることは避けたいと思います。

 

 

ただ事故当日、KAZUⅠ号の乗組員の方は、他社の方から

気象条件が悪いので、出航しない方がいい

 

と、助言を受けていたようです。


また、わたしは取材に際して、ウトロの元漁師の方から、

あそこは潮の流れが複雑なんです。実は私も死にかけたことがあります

 

そんな話を伺うことができました。

 

 

そして、

行政がしっかり指導しないからだ!

 

なんて報道も見ましたが、事故以前に、行政指導が入っているんですよね。

 

ただ、このような事故を行政指導だけで未然に防ぐのは、限界があるんです。

 

わたし自身が元公務員なので、その指導に限界があるのはよくわかります。

 

 

事故を未然に防ぐには、当事者の安全に対する意識が不可欠です。

 

 

安全管理の分野においては、ハインリッヒの法則や、バードの法則があります。

 

重大事故が起こる前には、無数の小さなインシデントがあるという法則です。

 

小さなインシデントがあった際に、それに対して安全対策を徹底しておくのが、重大事故の予防につながります。

 

 

今回の事故について調べてみると、無数のインシデントが実際にあったようです。

 

 

まさにハインリッヒの法則が示す通りに、なってしまいました。

 

 

このような中で、わたしたち一般の乗客が、船の安全に対して何ができるのか…。

 

 

まずはライフジャケットの位置を知っておく、そして装着の仕方を知っておくということが第一だと思います。

 

今回乗った3つの船でも、安全に関するビデオが流れていて、いつでも見られるようになっていました。

 

 

そして先日乗った、東京湾の屋形船「船清」さんでも、初めにライフジャケットについての説明がありました。

 

このように、乗船する各個人が、緊急時の対処を知っておくこと。

 

 

 

 

 

そしてもう1つ

 

 

 

 

 

それは安全に対して感謝することだと思います。

 

 

 

 

当たり前に確保してもらっている、安全に対して感謝する

 

 

 

 

具体的にどういうことかというと…。

 

 

 

例えば、知床に旅行に行ったとします。

 

観光船に乗るつもりだったのが、欠航になってしまいました。

 

わざわざ知床まで行って、乗りたかった船が欠航になってしまったら、ショックですよね。

 

もしかしたら、

 

 

「せっかく来たのに、本当に残念」

 

「なんで出航してくれないの?」

 

「旅費返してほしい」

 

 

そんな気持ちが沸いてくるかもしれません。

 

 

そのお気持ちはよくわかります。

 

 

今回の取材で、わたしは運よく乗れましたが、乗れなかったらそんな気持ちが沸いていたかもしれません。

 

ただ、その気持ちを言葉や態度に出して、係員の方にぶつけてしまうと…

 

 

係員の方は、傷つきますよね。

 

 

出航したいのは、係員の方も同じだと思います。

 

お仕事として、商売としてやっているわけですから。

 

そんな言葉をぶつけられると、多少無理をしてでも出航しようとする気持ちが、どうしても沸いてきてしまうと思うんです。

 

 

なんとか気持ちに応えたい、と思うのが人情ですから。

 

 

ただこうなってしまうと、お互い苦しくなる上に、観光が残念な思い出になってしまうと思うんです。

 

 

ですので、乗りに行って、欠航になってしまったときには

 

 

安全に配慮して頂いて、ありがとうございます

 

自然相手だと、やっぱり大変ですよね

 

また来れるのを、楽しみにしてます

 

 

こんな風に、係員の方に声をかけてみてはいかがでしょうか。

 

お互いに心地よい気持ちになれて、安心安全な船の航行を、手助けできると思ます。

 

そして観光の思い出も、感謝と笑顔で振り返ることができますよ。

 

 

5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、海の安全と水難救助の現実についてお伝えしました。

 

水難事故の現実は厳しく、助かる見込みが少ないこと。

 

そしてその厳しい現実に対処するために、何重もの安全対策がなされていることをお伝えしました。

 

 

参考資料以外にも、この事故について色々と調べたんですが、相当特殊なケースだと感じました。

 

 

 

この事故の後、4つの船に乗りました。

 

東京湾の屋形船、そして取材の際に乗った3種類の船。

 

実際に船に乗ってみて、運航業者の方は、安全を常に意識し、安全に配慮して、それが自然のこととして身についてらっしゃると感じました。

 

 

ですので、安心して船の観光を楽しめました。

 

 

船からの景色は絶景です!

 


こんな景色や…

 

こんな景色…

 

そして、こんな景色は船からでしか眺められません!

 

 

まだ乗ったことのない方は、是非是非乗りに行ってくださいね♪

 

 

"知床観光船"は「おーろら号」を運行する道東観光開発株式会社の登録商標です(登録番号4116061及び4116070)

 

今回のKAZUⅠ号の事故に際して、”知床観光船”と表記している記事等がありますが、今回の事故とは一切無関係です。

 

 

次回のブログでは、最近のニュースでよく拝見する熊の被害、『熊害(ゆうがい)』についてお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 

 

知床観光船『おーろら号』の感想

知床観光船
 

https://www.ms-aurora.com/shiretoko/

 

商船三井フェリー
 

https://www.sunflower.co.jp/

 

津軽海峡フェリー
 

https://www.tsugarukaikyo.co.jp/

 

知床の観光船
 

https://www.shiretoko.asia/list_cruise.html

知床斜里観光協会HPにリンクします)

 

東京湾の屋形船のブログ


参考資料

1 国土交通省HP 「知床遊覧船事故の概要

2 ウィキペディアHP「知床遊覧船沈没事故

3 海上保安レポート2022 令和4年5月 海上保安庁

4 令和3年度版 警察白書 令和3年7月 国家公安委員会 警察庁

5 朝日新聞デジタル 
 

「今日は出航やめた方がいい」船長に忠告したが… 知床の観光船不明:朝日新聞デジタル

 

今週の体重

先週58.8㎏⇒今週59.3㎏

 

体重をアップする理由
【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

※令和6年3月25日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

≪前回のブログ  -  次のブログ≫

 

 

陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。

 

ブログの更新は毎週水曜日。

 

月に一度、ブログテーマのアナウンスをしています。

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。感謝です。

 

引き続き感染対策をして、安心安全の社会を作っていきましょう。

 

 

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公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、リラクゼーションセラピスト(2級)、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)

〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕

 

前回のブログ

【平成30年北海道胆振東部地震②】景観が及ぼす心理的な影響

令和4年9月14日

大規模な地震が起きると、必ず景観は変化します。市街地はもちろん、自然の景観も形が変わってしまいます。その変化が人間の心理に与える影響を、現地取材をもとにお伝えします。是非ご覧ください。

お疲れ様です。自衛隊卒セラピストの岡田凰里(おかだおうり)です。ブログを読んで頂いてありがとうございます。


気が付けば9月も中旬になりました。

 

秋の気配が、日に日に感じられますね。

 

 

さて、今月は防災月間です。

 

 

そこで今月のブログテーマを4年前に発災した、

平成30年北海道胆振東部地震

 

にしています。

 

 

前回のブログでは、厚真町役場での取材で感じたことをお伝えしました。

 

想像を超える災害に対応するのは、本当に大変なことです。

 

 

そして、災害を本当の意味で乗り越えるのは、

「当たり前のことに、感謝すること」

 

 

これがポイントになること、つまり心理的な要素が重要であることをお伝えしました。

 

 

今回のブログでは、その理由を説明していこうと思います。

 

今週のブログは以下の内容です。

1 なぜ4年後に取材を?

2 今も残る土砂崩れの爪痕

3 心理的な影響とその対策

4 〇〇が日本一の『厚真町

5 まとめと次回のテーマ

それでは始めていきますね。

 

 

1 なぜ4年後に取材を?

今月のテーマで、胆振東部地震を取り上げていますが、

 

 

「なぜ4年後の今、取材をしたんですか?」

 

「今さら取材して、どうするんですか?」

 

 

そんな風に思った方もいるかもしれません。

 

確かに、その通りです。

 

被災地の支援のためには、タイムリーに被害状況を伝え、支援の必要性を訴えなければなりません。

 

 

ただわたしは、報道関係者やジャーナリストではありません。

 

 

心理の国家資格を持つ公認心理師であり、「災害の心構え」をテーマにセミナーを行っている、セミナー講師です。

 

 

災害の心理的な問題に対処するために、取材活動を行っています。

 

 

心理的な問題は、とてもデリケートです。

 

 

時間を置かなければ、振り返ることがでないことが、多々あります。

 

 

リアルタイムで、取り扱うことができるものではありません。

 

 

そんなわけで、4年後という時期を選びました。

 

 

今回取材をする上で、事前準備として

厚真町の復旧・復興とまちづくりに関するアンケート(PDF)」

 

の結果を拝見しました。

 

地震から2年後の令和2年8月に実施されたアンケートです。

 

このアンケートを拝見すると、1つの顕著な傾向が見られます。

 

それは、

山林などの自然景観

についての結果です。


このアンケートでは、被害からの復旧・復興状況を、

・田畑などの農地

山林などの自然景観

・まちなみ・住宅地の景観

・地域の経済

・まち全体の活気

・人と人とのつながり

・自身の暮らし向き

 

以上7項目について、質問しています。

 

回復状況に関する質問には

「回復している」

「概ね回復している」

「あまり回復していない」

「回復していない」

「悪くなっている」

 

の5段階で調査しています。


この質問に対して、6割の方が『山林などの自然景観』について、

「あまり回復していない」

「回復していない」

「悪くなっている」

 

と答えています。

 

地域別に見ると、北部地区では65%の方が、厚真地区では70%の方がそのように回答しています。

 

厚真町は南北に長いので、土砂災害の大きかった北部地区や厚真地区では、この傾向が強いようです。

 

 

同様に、今後の見通しへの不安では、先述の7項目に対して

「良くなると思う/不安はない」

「あまり不安はない」

「やや不安に思う」

「不安に思う」

「わからない」

 

の5段階で調査していますが、

 

5割以上の方が、『山林などの自然景観の再生』について

「やや不安に思う」

「不安に思う」

「わからない」

 

と答えています。

 

そして地域別でもやはり北部地域では70%弱、厚真地区では60%を超える方が、そのように回答しています。

 

皆さんも記憶には残っていると思うのですが、この地震では想像を絶する大規模な土砂崩れが起きました。

 

そこでアンケート結果をを踏まえて、この土砂災害が、その後どのようになっているのか、現地を取材してみました。

 

 

2 今も残る土砂崩れの爪痕

正直な話、現地の取材をして愕然としました。

 

まだこんな状況なんだ…、と。

 

もちろん土砂は取り除かれ、道路も復旧しているので、生活を送る上では問題ありません。

 

ただ、景観としてはどうかというと…。

 

確かに復旧したとは、言い難いと感じました。

 

アンケート結果にも、うなずけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐らく人が活動する所を優先して、治山工事がされているんだと思います。

 

写真に撮り切れなかったのですが、丘陵地帯では四方八方に震災の爪痕がありました。

 

あれだけの大規模な土砂崩れを工事していくのは、本当に大変なことなのだと、身をもって感じました。


そして、現地の取材をしていて印象的だったのが、

「治山工事済の場所は緑があること」

 

です。

 

人間と自然の両方の力を合わせて、景観が回復していくことを、目の当たりにすることができました。

 

自然だけの力で、緑を回復するのは、とても難しいようです。

 

 

それではこのようなに、災害後手つかずになっている景観は、心理的にどのような影響があるのでしょうか。

 

 

3 心理的な影響とその対策

景観が及ぼす心理的な影響をひと言で言うと

 

 

地震で被害があったことを、思い出さざるを得ない」

 

 

これに尽きます。

 

丘陵地帯、どこへ行っても未だに茶色い山肌が見える。

 

この状況では、どうやったって地震のことを、思い出さざるを得ません。

 

当時のことを思い出してしまう方も、いらっしゃるでしょう。

 

そんなことを思い出したい人はいないはずです。

 

このような中で、普段の日常を送るのは、とても辛いことだと感じました。

 

 

もしかしたら

「そんなの割り切って、やっていくしかないじゃないか」

 

 

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

確かにそれは、一理あります。

 

 

ただ、目に入ってくる風景を、消すことはできません。

 

 

治山が済んだところならまだしも、災害後の手つかずの景観が必ず目に入ってくる。

 

 

さらに言うと、茶色の山肌って、とっても目立つんです。

 

 

気にするなという方が、無理があります。

 


仮にこれを気にしないで生活をするとすれば、

「感情を殺す」

 

 

これしかないと思います。

 

ただ、感情を殺しながら、普段の生活を送るのは、とても苦しいことです。

 

 

 

それでは、どうすればいいか。

 

 

 

現段階でわたしがご提案できるのは、

感謝をすること

 

です。

 

爪痕が残る、手つかずの景観を見た時に、

 

 

・記憶の中にある、当たり前だった風景

 

・災害に耐え、無事でいてくれる景観

 

・治山工事が済み、回復していく緑

 

 

これらの一見すると、「当たり前のようなこと」に対して、感謝をする。

 

不安を抱くのではなく、感謝を抱くようにする。

 

こんな方法がいいと思います。

 

 

 

災害で甚大な被害があった際には、人間はどうしても否定的な感情を抱いてしまいます。

 

その中でも「不安」は、最も強い感情の内の1つになります

 

これは人間であれば、誰もが抱く感情です。

 

それを消すことは不可能です。

 

ただその不安に囚われてしまうと、普段の生活を心地よく送ることはできません。

 

もしかしたら

 

前向きに生きていかなきゃ

 

ポジティブに考えないと

 

頑張らなきゃダメでしょ

 

そう感じる方が、いらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、そのような気持ちも大切だと思います。

 

ただ自然災害の圧倒的な破壊力を前にしたとき、

 

「前向き」

 

「ポジティブ」

 

「頑張る」

 

という気持ちを持ち続けるには、限界があるんです。

 

 

復興には長い時間がかかります。

 

 

ゴールがどこにあるのか、誰にもわかりません。

 

 

このような状況のときに、『ずっと前向きで、ポジティブに頑張る』なんてことはできないんです。

 

 

 

 

 

そこでこのような状況のときには、

 

感謝のマインドセット

 

をおススメしています。

 

 

 

 

感謝をすると、自然と笑みがこぼれます。

 

 

「ありがとう」と言うと、肩の力が抜けます。

 

 

そして感謝のコミュニケーションは、お互いが心地よい気持ちになれます。

 

 

これが感謝のマインドセットです。

 

 

 

こんな風に、当たり前のことにも感謝をして、「ありがとう」と言葉に出して、感謝のコミュニケーションをして、心地よい気持ちで生活を送ることが、災害を乗り越えるポイントになります。

 

 

 

 

今回のブログでは、胆振東部地震の取材を通してお伝えしていますが、もちろん他の災害に際しても、同じことが言えます。

 

 

これは幾多もの災害現場を経験し、災害に関する文献を読み、そして今回の取材を通して、わたしがお伝えできることです。

 

 

災害は誰の身にも起こりうることです。

 

 

今回ご紹介した感謝のマインドセットが、災害を乗り越える際の一助になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

なんだか、少ししんみりした感じになってしまったかもしれません。

 

このままブログを終えると、なにか厚真町の方々が、未だに災害に打ちひしがれているような感じになってしまいますね。

 

 

いえいえ、とんでもない。

 

 

取材に際に立ち寄ったところでは、皆さん笑顔でわたしを迎えてくれました。

 

そんな自然豊かで、笑顔の溢れる厚真町で立ち寄ったところを、ご紹介したいと思います。

 

 

4 〇〇が日本一の『厚真町

前回のブログでご紹介した町役場での取材は、午前中に終わりました。

 

そこで昼食は、厚真町の中心街でいただくことにしました。

 

今回ごちそうになったのは、食空間ゆるりさんです

 

北海道はラム肉が有名ですが、豚も美味しいの、うっかり忘れていました(^^;

 

 

 

そして昼食後に丘陵地帯の写真撮影に向かったんですが、至る所で「ハスカップ摘み」のノボリが。

 

 

そう。

 

 

実は厚真町は、ハスカップの作付け面積が日本一なんです!

 

 

って、ハスカップって何?って感じですかね(^n^;

 

そうですよね。

 

北海道だけでしか栽培していないので、知らないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

ブルーベリーみたいな感じですが、別物です。

 

なんと、このハスカップ、2週間ほどしか収穫時期がないらしく、わたしが行ったときには、ちょうど収穫時期だったようです。

 

このブログを書くために調べたら、あとで知りました(ToT)

 

知ってれば絶対やってました!

 

ハスカップ、大好きなんです(^v^)

 

ああ…。次にハスカップの時期に北海道へ行けるのはいつだろう…(TnT)

 

ノボリの写真だけでも、取っておけばよかった~。

 

 

そして、レンタカー返却の帰り道に寄ったのが、浜厚真です。

 

海岸に着いた時は、雨が降っていましたが、浜に車を乗り入れている方がいました。

 

え?いいの?と感じたんですが、お話を伺ったところ、車乗入れOKで、しかもバーベキューもOKだそうです。

 

まあ、確かにこれだけ広ければ、車を乗り入れようが、バーベキューをしようが、大丈夫ですよね(^.^;

 

さすが雄大な大地を有する北海道ですね♪

 

ちなみに浜厚真海浜公園は、サーファーの聖地と言われているようです。

 

初心者から上級者まで楽しめるとのこと。

 

北海道ではメジャーなサーフィンスポットだそうです。

 

 

北海道の波を楽しめて

 

北海道の雄大な自然も楽しめて

 

北海道ならではのグルメも楽しめる

 


それが厚真町です。

 

ご興味が沸いた方は、是非観光協会のホームページをご覧ください。

 

ブログの最後にリンクを張り付けておきますね。

 

食空間ゆるり
食べログで見る
※お店の許可を得て掲載しています。

 

厚真町で食事をする

食べログで調べる

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5 まとめと次回のテーマ

今回のブログでは、景観が与える心理的な影響と、その対策についてお伝えしました。

 

災害後の手つかずの場所が日常生活の中にあると、当時のことを思い出さざるを得ません。

 

「感情を殺して気にしない」

 

という方法もあるんですが、それは決して心地いいものではありません。

 

そんな時には、当たり前のように感じることにも、「ありがとう」と、感謝の気持ちを抱く、

感謝のマインドセット

 

がおススメです。

 

普段の生活の中でも、取り入れていただければ幸いです。

 

思わず笑みがこぼれますよ。

 

 


災害を乗り越えるというのは、生半可なことではありません。

 

当時のことを思い出して、

「つらい」

「くるしい」

「かなしい」

 

こんな気持ちになることが、あると思います。

 

人間ですから、これは仕方ないことです。

 

ただそんな時には、特別な支援に対する感謝と共に、

「当たり前のことに、感謝する」

 

こんな風にしていくと、本当の意味で災害を乗り越えていけると、わたしは考えます。

 

 

 

厚真町の治山工事の進捗状況は、令和3年1月末現在で51.4%。

 

完了予定は令和6年3月です。(※1)

 

まだしばらくは、災害の生々しい爪痕と共に、過ごしていかなければならない厚真町です。

 

自然の景観に関しても、そして気持ちの面でも、災害から復興できることを、心より願っております。

 

 

取材させていただいて、本当にありがとうございました。

 

 

感謝いたします。

 

 

 

次回のブログでは、知床の現地取材を通して、海の安全と水難救助の現実についてお伝えします。

 

是非ご覧ください。

 

 

厚真町観光協会HP

 

復興の歩みをご覧になりたい方はコチラ

ユーチューブで動画が見れます。

 

今週の体重

先週57.7㎏⇒今週58.8㎏

 

体重をアップする理由

【頑張らないダイエット③】 お手軽にも程がある!"超時短"筋トレ法

 

参考資料

1 厚真町・安平町・むかわ町平成30年北海道胆振東部地震記録誌(PDF) 

2 北海道厚真町HP「厚真町の復旧・復興とまちづくりに関するアンケート(PDF)

3 厚真町観光協会HP 「厚真町震災学習プログラム

 

※令和6年3月25日:ブログの冒頭に「概要」を追加し、文章の校正をしました。

 

 

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陸上自衛隊に15年勤務。レンジャー隊員。公認心理師産業カウンセラー

 

在職時は、年200件以上の面談に対応するカウンセラーの任務を行うと共に、隊員に対して災害派遣の心構え」を教育をしていました。

 

そんな自衛隊での教育や、自身の災害派遣の経験をアレンジして、現在は一般向けに「災害の心構え」をお伝えするセミナー講師。

 

 

『どんな災害も乗り越える』

 

 

その心構えを”自衛隊式”でレクチャーしています。

 

 

このブログでは、防災のこと、身心の健康、そしてちょっとだけ自衛隊の話を綴っています。

 

自衛隊での経験やセラピストとして学んだことが、皆様のお役に立てば幸いです。

 

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引き続き感染対策をして、安心安全の社会を作っていきましょう。

 

 

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経歴・資格など

公認心理師(国家資格)、産業カウンセラー、リラクゼーションセラピスト(2級)、元陸上自衛官、レンジャー隊員、上級体育指導官、予備自衛官(衛生官)

〔※「Windship」及び「Windship treatment」は登録商標です。〕

 

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